カトラリーは毎日使うので、その収納は家族の誰もが出し入れする場所となります。そのため誰でも何がどこにあるのか一目でわかるようにしておきたい所です。
ですがカトラリーはサイズも種類も多いため、なかなか上手に収納できないという人も多いのではないでしょうか。
家族の人数や年齢・嗜好などによってカトラリーの種類や数は異なってきますが、シンプルに収納するコツは実は同じ!
ポイントは、“分類すること”、“順位付けすること”、“ボックスに入れて定位置化すること”です。今回は整理収納アドバイザーのワーママkaehalonがカトラリー収納をシンプルに保つコツを解説します。
分類すること
カトラリーは種類もサイズも大きさも様々なものがあります。
用途ごとで持っていると便利ではありますが、数が多すぎると必要な時に必要なものを取り出すことができません。
そこでまずは持っているものをスプーン、フォーク、ナイフ、バタースプレッダー、その他という感じで大分類で分けていきます。
次に大分類で分けたものを、長さや材質などの種類ごとで分けていきます。この工程で重要なのは、自分が何をどれだけ持っているのかを把握することと、錆びや欠け、取れない汚れなどがあり、実はもう使っていないものをそこから間引くことです。
順位付けすること
もう使わないものを間引いて、何を持っているかを把握した後に行うのは、順位付けです。
例えば同じスプーンでも、週に2~3回夕食で使うようなスプーンは優先順位が“高”となりますし、2週に1回くらいしか出番がないアイスクリームスプーンは“中”、大人数が集まって食事をする時にだけ使う大皿用のスプーンは“低”という感じです。
収納場所が十分あるのであれば、手前に頻度の高いもの、奥側に低いものを配置します。収納場所が限られているのであれば、頻度の低いものは別の場所に収納し、頻度の高いものだけを取り出しやすい引き出しにまとめるという感じ。
よく取り出すものをより手に取りやすい場所に配置するだけで、随分と使い勝手が良くなります。
ボックスに入れて定位置化すること
アイテム数が少なく、またサイズが大きい場合は、見てすぐわかるのでボックスなしでそのまま収納しても問題ありません。ある程度の数と種類があって家族がみんな出し入れをするカトラリー収納は、ボックスに入れて定位置化する収納がおススメです。ボックスを定位置化させれば種類が混じることもなく、出し入れがスムーズです。
1膳1膳お箸をトレーやテーブルに並べる必要もなく、ボックスをそのままテーブルに持って行き置いておけばセルフサービスの出来上がり。手間を減らすことができます。
スペースが狭い場合は?
使用頻度が“中”以上のものが多く、スペースにも問題がある場合は、カトラリー収納のボックスやケースが積み重ねられるものを選ぶのも選択肢の1つです。積み重ねる場合は、下は縦置き・上は横置きという組み合わせにしたり、上のボックスをクリアなタイプにしたりする工夫をすれば、使い勝手は悪くなりません。
引出しが浅く積み重ねる収納も難しいという場合は、“高”頻度のものをボックスや瓶に入れて見せる収納にする方法もあります。その場合はごちゃごちゃして見えないように、素材や色目を合わせるのがスッキリとオシャレに見えるポイントです。
シンプルに収納を保つコツ
毎日使うカトラリーの収納はシンプルに簡単に。大切なのは、分類すること、 順位付けすること、ボックスに入れて定位置化すること。ごちゃっとしたカトラリーをスッキリさせて、家族の誰が見ても何がどこにあるかわかる、みんながお気に入りをすぐ取り出せる収納をぜひ作ってみてくださいね。
■執筆/kaehalon
子3人のワーママ。整理収納アドバイザー1級、時短家事コーディネーター®Expertの資格を持つ。忙しい毎日を快適に過ごすため、時短家事、片付け、便利アイテムなど暮らしのアイディアを発信中。