ついやってしまいがち!今すぐやめたい「NG収納」4つ!
2021/07/05
何だかいつもお部屋がごちゃごちゃしていて、何度片づけてもまた散らかってしまうという場合は収納方法に原因がある場合が多いそう。よかれと思った収納方法が片づけリバウンドの原因になっているかも!?
「片づけのリバウンド」の原因になるついやってしまいがちなNG収納を、時短家事コーディネーターで整理収納アドバイザー1級の資格を持つkaehalonさんに教えてもらいました。
NG収納1.アクション数の多い収納
一番よく使う場所に一歩でも少なく収納場所をつくるのが大切です。だから、整理収納が大好きな方や、几帳面な方を除いて、アクション数の多い収納をつくるのはNGなんです。
たとえば印鑑をよく使うのが玄関で、収納場所がリビングだとしたら印鑑が玄関の棚上に置き去りになる可能性が高くなります。その場合は、印鑑を玄関扉にマグネットで貼りつけたり、玄関にトレーを設置して置いておくなどすると印鑑が迷子になりませんよ。
よく使う場所が何箇所かに分かれる場合は、アイテムを複数持ちして場所ごとで収納するのもオススメです。
NG収納2.手間のかかる収納
アクション数の多い収納と同様に、手間のかかる収納はNGです。
片づける当人や家族にとって手間よりもメリットの方が大きい場合を除いて、手間のかかる収納は置きっ放しの原因となり乱れる元となります。
一見見栄えのよい調味料の詰め替えも、詰め替えボトルやケースに入らない分の置き場所や管理に困ったり、自分以外の人にはやってもらうことができない孤立家事となる要因にも。
手間のかかる収納をつくる場合は、後工程がその収納によって楽になっているのか、全体的な効率を考えることが大切です。
NG収納3.隙間のない収納
スペースを100%使おうとする、隙間のない収納はNGです。隙間のない収納をつくり上げた場合、隙間ができると収納が崩れてしまうという危険性と、収納すべきものが増えた場合、中に入りきらず外に溢れ出してしまうという2つの危険性を含んでいます。
収納スペースは2割増減しても崩れることがないように8割収納を目指すと、ものが減っても増えても収納スペースが崩れることはありません。
NG収納4.目隠し収納
見た目のよさを優先して、よく使うものを目隠し収納してしまうのはNGです。特に片づけの苦手な方や小学生くらいまでのお子さんが使う場所に目隠し収納を使ってしまうと、結局中に何があるのかよくわからないため「○○はどこ〜?」とよく聞かれることになったり、仕舞われずその辺りに置き去りにされる可能性が高くなります。
引き出しや扉の中に収納する場合は、ラベリングを行う、中身がうっすら見える半透明のケースを活用するなど、視覚的に収納されているものが何かを理解できるようにすることが大切です。
収納方法や場所を決めるときには
ぴったり合う収納方法というのは、間取りや家族構成、家族の性格によってもそれぞれで、ライフステージによっても変わっていきます。その時々で自分や家族に合った片づけやすい収納方法を見つけていくことが大切。
収納の仕方を変えた方がいいサインが、ちょっと面倒くさいという気持ちとついついその辺りに置き去りにされるものたちなのです。自分にとって家族にとってのその小さなNGサインを感じ取って、家族が片づけやすい収納にして、自然と片づく家をつくっていきましょう。
■執筆/kaehalonさん…子どもが3人いる多忙なワーママ目線で、暮らしをラクにする情報を発信する時短家事コーディネーター。整理収納アドバイザー1級の資格も持ち、忙しいながらもスッキリと過ごす暮らしぶりが人気。インスタグラムは@kaehalon11。
編集/サンキュ!編集部