これやったら汚部屋まっしぐら!?片付けのプロは絶対やらないNG収納3パターン！

「それ、片付けているつもりかもしれないけど、じつは汚部屋を招くアクションですよ！」というポイントを３つに絞って紹介。解説してくれるのは整理収納アドバイザーでインテリアコーディネーター、カラーコーディネーターなどの資格も保有する、方尺真美さんです。

NG1．モノを寄せておく

テーブルやカウンターの隅などの場所に、ものを寄せてしまうのは要注意です。ものを寄せると一見整ったように感じられるかもしれませんが、実際のところは片づけになっておらず、置かれているものの数も当然変化はありません。むしろ、隅とは言えテーブルやカウンターにものがあると、本来の用途としての利便性が低下し、さらに掃除もしにくくなってしまい悪循環です。

また、ほとんどの場合、ものを寄せるときには複数の種類のものが混ざった状態になるので、「あれどこいった？」が生じやすいというデメリットも。

NG2．ものを重ねておく

ものの上にさらにものを置くことも要注意です。平面で場所を取らないため、見た目はスッキリしているように感じるかもしれませんが、どこに何があるか管理しにくくなります。さらに、取り出すときに、一度積み重ねたものを崩してから取る必要があるので、アクション数も増え面倒ですよね。

「ものは重ねない！」と決めることで、必然的に平面置きになるので、片づけていないものが嫌でも目に入ってきます。そうすることで、片づけよう！というスイッチに切り替えやすくなりますよ。

NG3．ものを隠しておく

片づけるときに隠すという行動をとるのは当然アウト！片づけというのは、とりあえずの場所に隠すのではなく、定位置に戻すということです。隠す行動が多い方は、戻す場所が決まっていないはずです。まずは、定位置を見直す作業をしてみましょう。


筆者自身、整理収納を学ぶ前は、ものを寄せたり重ねたり、いったん隠してしまったりと、なんとなく片づけたつもりになっていた事がよくありました。しかし、整理収納というのは、「いる・いらない」の判断をして、使いやすい場所に、使用頻度や分類で分け、誰もがわかる状態で収納するという順序こそが大切です。

今回ご紹介した3つのポイントを意識して「ほかの分類のもの同士をまぜない」「管理がしやすい状態にする」「定位置をもうける」をぜひやってみてください。何がどこにあるか把握できる状態に、部屋の環境を整えていきましょう。

◆執筆／方尺真美さん
衣食住を通じて「暮らしはちょっとのことでグンっと楽しくなる！」をモットーに活動しているSSS-Style+に所属の整理収納アドバイザーで、インテリアコーディネーター、カラーコーディネーターなどの資格を保有。3児のママ。