バーベキューが盛り上がること間違いなし!プロ厳選の食材10選

2022/07/09

バーベキューといえば、焼き肉と野菜と焼きそば……のイメージがあると思いますが、せっかくバーベキューに行くなら、いつもと違うメニューを試して、家では料理できないものをつくってみたいですよね。そこで今回は、バーベキューが盛り上がること間違いなしの食材10選を、アウトドアナビゲーターの渡部郁子さんに教えてもらいました。

今までとはひと味もふた味も違うバーベキューを楽しもう!

手ぶらで手軽に楽しめるバーベキュー場が増えてきました。機材もレンタルできるところが増え、事前にそろえる必要がなくなりました。どこでも手軽にバーベキューを楽しめる反面、手ぶらメニューは定番の、焼肉・野菜・焼きそばというところばかり。もっといろいろな食材を楽しみたい、という方も多いのではないでしょうか。

こだわり食材を提供するバーベキュー場やキャンプ場も増えていますので、そういうところを利用するのも手ですが、簡単につくれて、しかも盛り上がること間違いなしの食材を追加して持参すれば、今までとはひと味もふた味も違うバーベキューになりますよ。

バーベキューを楽しむポイント1:「大きめの肉」を楽しむなら調理器具には注意

豪快に焼くのが楽しい「大きめの肉」ですが、しっかり調理するなら事前の準備が必要です。火力や調理器具によって、つくれる料理の幅が変わりますので、どの調理器具が必要なのか、追加でレンタル必要なのかなどを事前に考えておきましょう。

バーベキューを楽しむポイント2:食材を余らせない工夫も!

バーベキューの食材は、ついついあれもこれもと多くなりすぎて、結局余らせてしまうことがありませんか?なるべく食材を余らせないように準備するのが、実は腕の見せどころなんです。コツは、高級でもおいしい食材を少しずついろいろ用意すること。そして、最後に調整できる食材を準備すること。

例えばおにぎりやバナナ、干物や缶詰など、ある程度保存できる食材なら、そのときに余っても、あとで食べることができます。肉や魚介、野菜などの生ものは、使いきれる量にしたいので、少なめぐらいがちょうどいい。その分、思い出に残るようなおいしさを、ぜひ味わってみてください。

おすすめ食材1:「大きめの牛肉」でローストビーフ

レア状態で楽しめるのが牛肉の魅力。アウトドアで大きな肉を簡単に楽しむなら、牛肉でローストビーフをつくってみましょう。大きな肉の塊を豪快に網の上に置いて、焼き目をつけます。すべての表面に焼き目やこげ目がついたら火からおろし、アルミホイルに包んで30~40分置いておきます。

火から降ろした後、余熱が肉の中心部までじっくり届くように、ホイルに包んで置いておくのがポイントです。あとは、薄く切り分けて、ホースラディッシュやグレイビーソース、ポン酢など、お好みで調味料を添えましょう。

おすすめ食材2:「大きめの豚肉」は時間をかけてローストポークに

じわじわと時間をかけて熱を加えることで、驚くほど柔らかく仕上がるのが豚肉の魅力。ダッチオーブンがあれば、肩ロースなどの肉の塊と野菜を一緒に入れ、火にかけておきましょう。40分~1時間ほど火にかけておくだけで、柔らかくジューシーなローストポークに仕上がります。

おすすめ食材3:ダッチオーブンがあれば「丸鶏」も簡単に調理できる

クリスマスなどに見かける鳥の丸焼きも、ダッチオーブンがあれば簡単です。丸鶏を用意し、お腹の部分に香草、野菜などを詰めて、ふたをして1時間ほど加熱します。ふたをあければ、こんがりとおいしそうな鶏の丸焼きが完成!鶏から油が出るので、ダッチオーブンの底にアルミホイルを敷いておくと、仕上がりがきれいになります。

おすすめ食材4:バーベキューで試す「稀少部位」は出会いの楽しさいっぱい

普段の食卓にはあまり出てこない高級食材を、バーベキューのときに試してみるのはいかがでしょう。そのおいしさに、笑顔が広がります。珍しい肉や稀少部位の肉を試してみると、驚くようなおいしさに出会えることがありますよ。

おすすめ食材5:「加工品」はあえてブランドものをチョイス

子ども向けには、添加物不使用のソーセージがおすすめです。我が家では、中津ミートのソーセージやブランド豚「みやじ豚」の生ソーセージなどを用意することが多いのですが「とても高級だからね」と伝えます。焼くときも心を込めて大事に焼き、味わうときもゆっくりかみしめて味わうようにしています。

おすすめ食材6:「ジビエ」は豪快に焼けるバーベキューにピッタリ

アウトドアで豪快に焼くからこそ、おいしく仕上がる肉があります。ジビエ(野生鳥獣の食肉)もそのひとつ。地域によってはジビエ肉が流通しているところもあり、熊肉は鍋の煮込み料理、イノシシ肉はしゃぶしゃぶに、シカ肉はステーキにするのがおすすめです。

おすすめ食材7:新鮮な「魚介」も豪快調理で

冬のバーベキューや海の近くのバーベキュー場なら、新鮮な魚介を豪快に調理してみるのもおすすめ。魚介をちりばめてアクアパッツアにしたり、シンプルにグリルで味わってみてください。夏場なら、干物を焼いてもおいしいです。めざしとかシシャモとか、アジの開きなどを用意すると、味のバリエーションが広がります。

おすすめ食材8:「野菜」は直売所などで現地調達を!

直売所などで仕入れる新鮮野菜、農場で摘み取ったばかりの完熟野菜などを加えてみませんか。摘み取り体験ができるバーベキュー場や、農場つきのバーベキュー場なども増えています。夏は野菜の種類が豊富に味わえる季節。とうもろこしやなす、アスパラガス、ピーマン、葉物野菜など、そのまま焼くだけでも驚くほどおいしく仕上がります。

おすすめ食材9:バーベキュー終盤は「燻製」をつくるチャンス

ふたつきグリルがあるなら、お手軽燻製料理を試してみてはいかがでしょう。バーベキューも終盤、炭が減って火力が弱くなってきたら、燻製のタイミング。スモーク用のチップを入れて、用意した味玉を網にならべ、ふたをして10分程度。スモーク味玉が完成します。スモークの香りが、お酒のつまみや子どものおやつにぴったり!燻製チーズの場合は、ハード系のチーズを用意しましょう。

おすすめ食材10:「締めの料理」で使うお米はおにぎり持参でラクに

締めの料理に、パンやごはんを用意すると、満腹感が高まります。ごはんを炊くには専用の鍋やコンロの準備が必要なので、手軽に調理をするなら何もつけないおにぎりを家から持参するのがおすすめです。しょうゆを垂らして網で焼く焼きおにぎりにしてもいいし、カレーやシチューを用意して、ごはんの上からかけてもおいしいですよ。


◆監修・執筆/渡部郁子
アウトドアナビゲーター、温泉ソムリエ。JFNラジオ「JOYFUL LIFE」ほか、山と温泉と音楽をテーマに「人生を豊かにする情報」をさまざまなメディアで発信中。子どもにやさしい温泉や山、フェス情報など、子どもと一緒に楽しむアウトドアスタイルを提案している。

 
 

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