【家族を思いやる身体に優しい手作り料理】をコンセプトに、「身体に優しい簡単ごはんとおやつ」を提案している栄養士でサンキュ!STYLEライターの内田かずよです。
自粛生活によりお家でお料理を楽しむかたが増えているようですね。
ホットケーキミックスや小麦粉が品切れているとニュースで知ったのですが、実際スーパーでチェックしてみると売り切れていました。全然売ってないですね。
けど、売れ残っていたのが米粉。
米粉は、小麦粉同様お菓子作りやごはん作りに普通に使えます。
今こそ日本の農業を応援すべく、米粉を使ってみませんか?
今回は米粉の魅力や使い方についてご紹介します。
日本の食糧自給率アップ!今こそ米粉を使ってみよう!
皆さん米粉を買ったことはありますか?
スーパーでは、小麦粉などと並び普通に売られています。
米粉は名前の通り、ふだん私たちが食べているお米(うるち米)を粉状にしたものを指します。
小麦粉は、外国産のものが多く売られていますが、米粉の場合は国産原料100%です。
そのため日本の食糧自給率貢献にも繋がるとされています。
米粉と小麦粉何が違う?米粉のメリットとは?
原材料の違いはもちろんですが、同じ粉でも小麦粉にはないメリットもたくさんあります。
1、ダマになりにくい
米粉は小麦粉と違いグルテンが含まれておらず、ダマになりにくいのが特徴です。そのため、調理に使用する際一気に入れてもダマにならず混ぜることができます。
ダマになりにくいので、手作りするとダマになりやすいホワイトソースも簡単にダマなくつくれますよ♪
2、油の吸油率が低い
小麦粉の代わりに米粉を天ぷらなどで衣として使うと、吸油率を約20%削減することができます。油を吸いにくい分、冷めてもべチャっとなりにくいのも特徴です。小麦粉と米粉のカロリーの差はありません。
3、腹持ちがよく、小麦粉より米粉の方が栄養価が高い
小麦粉に比べて、お米が原料なのでパンなどをつくるともちっとした食感に仕上がります。腹持ちがよいのが特徴です。
また小麦粉と比べると、米が原料の米粉にはビタミンやミネラルも含まれています。
4、小麦アレルギーでも使えるグルテンフリー
小麦アレルギーだと、大好きな人が多いパン・パンケーキ・ケーキどれも小麦粉原料で食べることができません。しかし、米粉なら小麦粉は含まれていないので、小麦アレルギーがあるかたでも安心して使えるのも特徴です。
近年では、健康や美意識が高いかたのなかで「グルテンフリー」も流行り注目されている食材の1つです。
デメリットはあるの?
デメリットととしては、パンやパンケーキなど膨らませてつくるようなレシピの場合、米粉だけでは膨らみません。
それは、小麦粉などに含まれるグルテンが入っていないからです。小麦粉は、グルテンによりパンが膨らんだり、それを維持する働きがあります。
米粉の場合、膨らませるためにベーキングパウダーなどを入れる必要があります。
米粉で何がつくれるの?実際につくったものをご紹介
実際に私が米粉を使って作った一例です。
すべて米粉100%。小麦粉不使用でつくっています。
◎米粉焼きドーナツ
きな粉味の焼きドーナツにしてみました。
◎米粉カップケーキ
ジャムをトッピングしました。子どもといっしょに簡単につくれます♪
◎米粉のデコレーションケーキ(米粉ケーキ+米粉クッキー)
長女の希望でつくった誕生日ケーキ。当時5歳・2歳の娘たちとつくりました。
スポンジケーキもクッキーも、米粉オンリーでもきれいに焼き上がります。
◎ぶどうの米粉クラフティ
クラフティとはフランス菓子で、フルーツ・卵・牛乳・小麦粉などを使ってつくれます。
今回は、小麦粉の代わりに米粉でつくったクラフティです。
こうして並べて見てみると、米粉って小麦粉同様、たくさんのお菓子に使えると思いませんか?
まだまだほかにも米粉でつくれるお菓子やお料理はたくさんありますよ。
日本の農作物や食料なども見直される昨今。
ぜひこの機会に日本の食料自給率をアップさせるべく、米粉を使ったお料理もつくってみてください。
この記事を見て、米粉を試してみようかな、と思ったら幸いです。
■この記事を書いたのは・・・内田かずよ
栄養士。
【家族を思いやる身体に優しい手作り料理】をコンセプトに、料理をもっと楽しく簡単に♩ 「身体に優しい簡単ごはんとおやつ」を提案しています。