先輩ママ発!教育費で後悔したことと備えておくべきことをアドバイス!
2020/11/21
子どもの教育費で気がかりといえば、急に上がると言われている、中学生以降にかかるお金。主婦228人のうち、一番上の子どもが中学生になった人に、子どもの塾や受験、習い事のお金で困った経験、それをどう対処したか?教育費で後悔したこと、子どもがまだ小さいうちに準備しておくといいアドバイスについて、教えてもらいました。
約半数が、中学に上がって教育費で困った経験あり
一番上の子どもが中学生以上の人に、受験や塾、習い事などでお金がなくて困ったことはあるか?聞いたところ、46%の人が「はい」と答えました。
子どもの教育費の「困った!」後悔したこと&対処方法はコレ!
前の質問で「はい」と答えた人に、教育費で「こうしていればよかった」と後悔したことについてと、教育費で困ったときにどう対処したか具体的な方法を教えてもらいました。
<後悔したこと>
「学資保険に入っていなかったこと。積み立て貯蓄でいいと思っていたけれど、途中で解約できるのでつい貯められませんでした。」
「学資保険のお金が出るのは18歳の大学入学時。でもその前にも、検定料や模試などもあり、かなりお金がかかる。もう少し毎月貯蓄したり、段階的にお金が出るタイプの保険に入ればよかった。」
「高校入学、大学入学に際して、想像以上にお金がかかった。下調べが足りなかったと思う。」
「中学3年から塾に通ったけれど、夏期講習や冬期講習で月10万円以上!子どもが小さいうちから貯めておけばよかった。」
「基本の学費以外にも、部活に入ると合宿などでまとまったお金が必要になる。毎月少しずつ貯めておけばよかったと思う。」
「児童手当を使わずに貯めておけばよかった。」
「本人が行きたくないという塾や習いごとは、すぐにやめさせればよかったと思う。時間もお金もムダだったし、本人の苦手意識も芽生えさせてしまった。」
<こう対処した>
「貯蓄を切り崩してしまいました。」
「財形貯蓄を解約しました。」
「パートを増やしてまかないました。」
「食費を切り詰め、旅行もやめた。」
「子どもにお祝いでもらったお金を貯めていた貯蓄から使った。」
「下の子の児童手当を使ってしまった。」
「自分にかけていた貯蓄型の保険を少し切り崩しました。」
「独身時代からのへそくりを使いました。」
「実家に助けてもらった。」
「クレジットカードで借り入れした。」
先輩ママ発!子どもが小さいうちに「しておくといい」お金のこと
一番上の子どもが中学生以上の人に、子どもが小さい人に向けて「今のうちにこうしておいたほうがいい」お金のアドバイスを教えてもらいました。
「学資保険に入っておくことです。毎月2,000円とかでもいいので、無理のない額でコツコツ貯めておくといいと思います。」
「児童手当はしっかり貯める。」
「習いごとの選定。小さいころは習いごとの支出は気にならなくても、あとになってずいぶんムダづかいをしたと後悔することが多いので、あれもこれもと欲張らないほうがいいと思います。続けさせるとやめさせるのももったいなくなります。」
「中学の部活は、部費、遠征、ユニフォーム、道具の維持費など、とにかくお金がかかります。」
「受験生になると、塾代だけでなくテスト代もかかるのでそれも含めて準備しておくこと。」
「大学は私立に行くかもしれないという前提で、しっかり貯蓄は学資保険で計画しておいたほうがいい。」
「貯蓄ができるのは小学生までです。小さいうちの服は毎年サイズが変わるので、買いすぎず、友達にいただいたりなどでまかなうといいです。」
「子ども名義の通帳をつくること。決めた額を自動的に積み立て貯蓄できるようなシステムがいいと思います。」
「子どもが大きくなると、欲しいものも増えるし、交際費もかかります。」
「子どもには、小さいうちからおこづかいを管理する練習を始めさせることをおすすめします。」
「住宅ローンや車のローンも繰り上げ返済などを利用して終わらせておくといいです。」
想定外の出費も発生。できるだけ早めに少しずつ貯めておくことが大事
通常の塾代だけでなく講習代やテスト代、学校も学費だけでなく部活費など、想定していた以上の出費で困ったという声が多いようです。
小さいうちにできるだけ貯めておいたほうがいいと痛感している声が多かったですが、中には習いごとは子どもの人生を豊かにするので、ほかの費用を抑えるなど工夫して複数通わせてあげていた、という声もありました。ぜひ参考にしてみてください。
(文・田谷峰子)
*サンキュ!モニター228人アンケート調査 2020年4月実施