銀行員を辞めて和菓子にはまりワークショップまで!わたしのHAPPYのつくりかた

2021/01/08

日々のちょっとしたことを、自分をハッピーにする素に変えてしまう。きっと周りもハッピーにする。そんな人を全国に訪ねました。繊細で自由な和菓子の世界にはまり、インスタグラムでその魅力を発信する内山さんをご紹介します。

<教えてくれた人>
Instagramer 内山麻里さん(茨城県)
小6の長男、小4の次男、夫との4人暮らし。出産を機に銀行員を辞めていろいろ模索するなか、5年ほど前にかわいい練り切り和菓子にはまり、教室を開くまでに。ワークショップやデイケアサービスなどでも教えている。https://www.instagram.com/nico_nico_time/

実は自由な和菓子の世界。「こんなものを?」っていう思いつきが形になるから一日中妄想できる(笑)

ずら~っと並べた和菓子の数々。ひとつひとつ、じーっと見つめると、ディテールまで表現されていて、同じ色合いでも濃淡があり、本当に繊細な仕上がり!直径5cmにも満たない小さな、小さな世界に無限の表現が広がっていると感じさせます。

内山さんがこの練り切りの和菓子の世界に、どっぷりはまったのは、5年ほど前。銀行員を辞め、子育てをしながら自分が打ち込める「なにか」を探して、いろいろトライしてみたものの、しっくりこず……。そんなときに見つけたのが、かわいい練り切り和菓子。「これだ!」とピンと来て、東京まで習いに行ったのだそう。認定資格を取り、自分の教室も開講。今は、月に8~10回ほど自宅で教室を開く一方、イベントでワークショップをしたり、デイケアサービスでお年寄りに教えたりと活躍の場を広げています。

「お年寄りもすごく喜んでくれます。柔らかい生地を触って丸めたり、形作ったりしているうち童心に帰るのか、自然に笑顔が生まれるんです」。

気がついたのは、かわいいものを喜ぶ感情は、年を重ねてもまったく鈍くならないということ。もちろん小さい子たちも外国人留学生たちも同じ。作った人だけでなく、かわいくできた和菓子を人に見せたり、贈ったりとすると、ニコニコ顔がさらに広がります。かわいい和菓子が広げてくれる笑顔の連鎖です。

「おばあちゃんっ子だった私は祖母の手作りおやつで育ち、自分も手作り好きになりました」。祖母から内山さんへとつながった手作りを楽しむ気持ちは、今は、内山さんから多くの人たちへ広がっています。

「毎日ママのおべんとうがいい。ママと一緒にいられる気がするから」「やっぱりママが作ったマスクがいいよね」と、息子さんから、ふともらされた言葉に、手作りのものが持つパワーを感じている内山さん。「和菓子だけでなく、どんなものでも手作りの喜びはありますし、そこに込められた思いは伝わります」。

今までトライしてきたどの手作りにも喜びはありましたが、内山さんにとって練り切り和菓子は、特別な存在になりました。子育てがちょっとひと段落して時間ができた今、ほぼ四六時中、和菓子のことを考え、どんなデザインにするか、いつも妄想しているのだそう。生地屋さんや雑貨屋さん、100円ショップに行っても、気になるのは和菓子のモチーフになりそうなものだったり、和菓子の仕上げの道具として使えそうなものだったり。この布の柄は和菓子になりそう、このマドラーはよい形の花びらを作れそうと、イメージはどんどん広がります。おせちだって、ラーメンだって、全部和菓子で作れる。そう思ったら楽しくて……。

かわいい和菓子がもたらしてくれるワクワクする気持ちを多くの人に伝えること。その時間が、さらに内山さんをハッピーにしてくれます。

#ママが一緒にいるみたい

幼稚園のころ、ママの手作りべんとうを食べると、一緒にいるみたいだからうれしいと言ってくれた息子さん。今も手作りマスクを喜んでくれています。

#頭を無にする時間

1日中、家事や仕事に追われていると行き詰まるので、インスタライブのレッスンで瞑想の時間も。「無になることで、また和菓子のアイデアも生まれます」。

#甘いおせち

おせちの三段重は、まさかのすべて和菓子です。えびやれんこん、伊達巻きもすべて、白あんにぎゅうひを練り込んだ練り切りと羊かんでできています。

#ラーメンだって和菓子になる

麺100円ショップで買った粘土用道具で作り、スープ部分はしょうゆを入れてみたらし味に。「ラーメンもおべんとうも息子のリクエストで作りました」。

#いつも考えてる

洋菓子などと違って道具が少なめなので、トライしやすいのだそう。「技法は伝統的なものですが、今になじむデザインを考えるのが楽しいです」。

#身近なものがヒントになる

洋裁もするので、手芸店さんにもよく行きますが、生地の柄が、和菓子作りのヒントになることも。ノートに絵を描いて、仕上がりをイメージ。

参照:『サンキュ!』2021年1月号「わたしのHappyの作り方」より。掲載している情報は2020年11月現在のものです。photo:hiroshi kiyonaga text:kyoko kato 編集/サンキュ!編集部

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