整理収納アドバイザーが教える「大型連休中の片づけ」で気をつけたい3つのこと

2021/07/25

整理収納アドバイザーでサンキュ!STYLEライターのayaです。

長期のお休みに家の「片づけ」をしようと考えていらっしゃいませんか?

たっぷり時間もあり家族の協力もあり、家中が一気に片づくチャンス!とってもスッキリしそうで気合いが入りますよね。しかし、連休中の片づけには、特に気をつけたい幾つかの注意点があります。

注意したいこと1 同時に何ヵ所もやらない

片づけで一旦全部出して、ひとつひとつ要るかか要らないかの区分をすれば、ものが捨てられない人でも、何かしらの「不要なもの」あるいは、「その場所に必要のないもの」が出てきます。それらを「取り除き」「整えて」「仕舞う」という流れで進めます。

片づけは頭を使います。まっさらな空間を区分しものを整えるのはさながら脳トレです。実は、あちこち一度にやろうとすると処理しきれずに益々混乱してしまうのです。必ず一つの場所から始めて最後までやり遂げてから次のスペースに取りかかりましょう。

注意したいこと2 時間をかけすぎない

1 週間の画像のスケジュール
takasuu/gettyimages

休みでたっぷり時間があるからと、ゆっくりやればいいと思うかもしれません。
しかし片づけというのは、アフターの仕上がりで気持ちよさを実感するまでは、決して
「ラクな作業ではありません」。

一つの所に時間をかけすぎてしまうと、溢れるものからエネルギーを奪われ体力も消耗しますし、なかなかやる気を持続できるものではありません。
どこをするにも、まずはすべて出すことから始めなくてはなりません。
片づけが得意でなければ、必ず小さなスペースから始めて、片づけの流れを理解してから段々と広い範囲をするようにしましょう。

注意したいこと3 一気に捨てない

片づけをすれば必ず多くの不要品が出てきます。
それらは「人に譲る」なり「処分」なりしなければ片づけの終わりは来ません。
休み明けに一気に処分してしまえばスッキリします。ですがらそれは、「ちょっと待った!」です。

長期の休みには同じことを考えて片づけをされる方が多く、その休み明けには膨大なゴミが発生し、ゴミ処理場は大変なことになってしまいます。一気に捨ててしまいたい気持ちをグッと堪えて、ゴミ集積場の様子などをみて、ここはゆっくり時間をかけて分散して捨てることを心がけたいものです。

家を片づけると、整える反面、必ずゴミを出してしまうでしょう。うちの中はスッキリしてもゴミ処理場で働く方は大変であろうと思います。意識を持って片づけをすることは、同時にものを買う際には慎重にさせ、あるものを大事に長く使うことの当たり前を改めて気づかせてもらえます。

片づけはどんどんするべきですが、同時にものを大切にする心も培っていきたいですね。

◆記事を書いたのは・・・aya
2人の女の子のお母さん。三度の飯よりお片付けが好きです。整理収納アドバイザー1級。

※記事の内容は記載当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

 
 

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