「やらなきゃ」より「やりたい」ときに一気に捨てる!更年期の前に大処分して正解でした!
2023/06/27
「捨てる」ことで自分をアップデート。体にも心にも重いモノから手放した整理収納コンサルタントの瀧本真奈美さん。53歳、夫と2人暮らしの今必要なモノとは?軽やかに生きるためのモノとのつきあい方を教えてもらいました。
<教えてくれた人>: 整理収納コンサルタント 瀧本真奈美
「クラシング」オーナー。雑誌やテレビ、雑貨販売など幅広く活躍。近著『片づくのはこんな家~未来が変わる家族の収...
53歳、夫と2人暮らし「捨てる」ことで自分をアップデートできました
2人の子どもは独立し、夫婦2人暮らしも今年で9年目、5人の孫がいる瀧本さん。「40代後半で持ち物や収納方法を見直しましたが、DIYした家具や雑貨、洋服、生活グッズなどを捨てるのは本当に大変で……。体調や気分の波が大きくなる更年期の前に大処分して、本当に正解でした!昔好きだったモノを手放すことで、シンプルで余白のある空間が好きな自分にアップデートできて、雑貨店をオープンするなど新しいキャリアをスタートできました」。
元子ども部屋を孫用にチェンジ
元子ども部屋はそのときの暮らしに合わせて有効活用。「私のアトリエにした後は孫たちが遊ぶ部屋になりました」。
1 体にも心にも重いモノから手放した
50代になると体力や気力、判断力も落ちるので、1人で運べないモノや判断に迷うモノを残しておくと大変!40代のうちに始末をつけて。
片手で持てない&1人で持てないモノはない方がラク!
「鋳物の大きくて重い鍋は五十肩で片手で洗えなくなって卒業(笑)。軽くて扱いやすい調理器具に替え、背面のキッチン家電も使いやすい腰高の場所を定位置に」。
溜め込むとヘビーな敵になる書類は即開け&即捨て
「封筒のままポンと置いてしまうと溜まり過ぎるので、届いたその日に開封して中身をチェック。必要な書類だけ残し、不要な封筒と送付状はすぐゴミ箱へ」。
2 自分と生活が「くすむ」モノは持たない
古びたモノを使い続けると、自分や生活も古くさく見えてしまいがち。今の自分にフィットするモノに入れ替えて暮らしを底上げ!
収納グッズも劣化するから、定期的に入れ替えを
長く使って色あせたケースを新品に替えて気分一新!「きれいにしようという気持ちも復活します。違う場所で使うのも気分が変わっておすすめです」。
ヨレヨレの服は自分もヨレヨレに見える。安くても"新しい"ことが大切
「以前は服が大好きで大量に持っていたけれど、昔の服を着てるとくすんで見えちゃう。ヨレッとしたらすぐ新しい服に入れ替えたほうが気分よく過ごせます」。
過去にいくら好きでも「今」の気分に合わないモノは潔く処分
「いつまでも板壁をDIYしたり100円雑貨を飾りまくる自分でいいの?と思い、テイストを更新。今は雑貨もテレビ周りなど数カ所飾るだけで心が満たされます」。
3 捨てるのは体調も気分もいいとき限定
捨てる作業は意外と大変。「体調や気分がイマイチだと、いる・いらないの判断が鈍るので、体と頭がクリアなときだけにしています」。
前向きな気持ちで捨てると、判断も早いし、後悔もしない
「やらなきゃ」より「やりたい」ときに一気に捨てるのが大切。「今と未来が大事、という気持ちで過去のモノをスッキリ手放せて、今必要なモノが見えてきます」。
「しまいにくい」と感じた場所こそ、捨てると一気に進化する
スムーズにモノが取れない、引き出しが閉まらないなど小さな収納ストレスは、中にある使わないモノを捨てて解消。しまいにくい場所もモノを捨てれば「大好きな場所」に変わります!
<教えてくれた人>
整理収納コンサルタント 瀧本真奈美さん
「クラシング」オーナー。雑誌やテレビ、雑貨販売など幅広く活躍。近著『片づくのはこんな家~未来が変わる家族の収納メンタリング』(カナリアコミュニケーションズ)。
参照:『サンキュ!』2023年7月号「大人の断捨離(R)のススメ」より。掲載している情報は2023年5月現在のものです。撮影/瀧本真奈美さん 構成/竹下美穂子 取材・文/神坐陽子 編集/サンキュ!編集部