【時短でサクッと】がんばらずに続けられる「もしもの備え」のポイント3つ
2023/05/25
毎日のやるべきこと&ストレスを「時短」で乗り越える!時短研究家ママでサンキュ!STYLEライターのあらきあゆみです。
日本では、今後30年以内に巨大地震が起こる確率は「70%以上」と言われています。
きちんと備えたいと思ってる人は多いはずですが、時間がないことを理由に「もしもの備え」を後回しにしていませんか?そこで、今日は「もしもの備え」のハードルを下げる3つのポイントをご紹介します。
あえて「非常用」の食料備蓄は最小限にする
効率よく備えるポイントの1つ目は「非常用」に特化した準備は最小限にすること。
非常用の食料備蓄は、最初の1回目の準備はがんばれても、その後、保管期限をチェックして入れ替えるメンテナンスが面倒で後回しになりがちなため、「非常用」に特化した準備は少ない方がおすすめ。
とはいえ、備蓄量は1人あたり約1週間分、乳幼児や高齢者の場合は2週間分が必要と言われているので、小さな子どもがいるご家庭では特に保存期限が長い非常食をうまく活用しないと準備が困難ですよね。
わが家の非常用の食料備蓄選びは(1)保存期間が長いこと(2)温度耐性が高いこと(3)子供が食べやすいこと。
例えば気温が80℃まで耐えられる保存水は夏場でも車内保管できるので大変重宝していますし、子どもが好きなパンも通常だと長期保管できないので非常食として用意。
また、上手く管理するコツとして、一番やる気のある最初の準備段階で「非常食の保存期間をリスト化」をしておき、毎年防災の日(9月1日)にチェックするルールを作っておくと後々の「めんどくさい」が減りますよ。
食料備蓄は「日常使い」をベースに考える
効率よく備えるポイントの2つ目は、「備える→食べる→買い足す」を繰り返し、日常使いを基本とする「ローリングストック法」で備えること。これが一番手間なく時短になる重要なポイント。
わが家の場合は、「保存期間が長く、災害時も比較的食べやすいもの」を日常的に使い、多めに備蓄しています。
ごく一部ですが具体的に挙げてみます。
調味料
普段よく使う調味料は1本出したら1本ストック用に買っておくというルールです。
購入ルールがあるとそれだけで時短になりますし、管理の手間が減ります。
保管場所が少ない場合は「めんつゆ」のような万能調味料だけでも1つ余分に買っておくのがおすすめです。
肉・魚
災害時、不足しがちなタンパク質。わが家の場合はツナ缶を中心にサバ缶、焼き鳥缶を用意しています。
普段の食事ではアレンジを加える前提ですが、ツナの場合はサラダ、パスタ、和え物など。2〜3カ月以内に入れ替わるようにしています。大人のタンパク質摂取にはプロテインも活用。毎朝青汁とプロテインを混ぜて飲んでいるので、あとは水さえあればOKです。
野菜・果物
ビタミン・ミネラル・食物繊維の不足は便秘や口内炎の原因にもなるので野菜・果物も必要です。野菜は玉ねぎ・じゃがいもなど常温保存できるものや、野菜ジュース、青汁の粉末などを用意。果物はドライフルーツや缶詰を用意しています。
果物の缶詰は普段使いの時には水で洗ってシロップを落とすなどしています。加工品は体に良くないのでは……という心配もあると思いますが、大切なのは全体のバランス。災害時にも普段から食べ慣れたものが食べられることは子どもにとっては大きな安心感に繋がるはずです。
子ども用
子どもも飲める麦茶は500mlのペットボトルをケース買いしています。麦茶は家でつくっていますが、外出時や麦茶の作り忘れの時にはペットボトルを使用することで備えと日常使いの両立をしています。
あとは子どもが好きなジュースは200mlの紙パックで1人あたり7本(1週間分)常備しています。小さい子どもの場合はペットボトルでは飲みきれないので衛生面を考慮して小さい紙パックが最適。お出かけの時に持っていくと自然と短い周期で入れ替わります。
おやつもリピート買いするものは保存期間が6カ月以上あるものなら多めにストックすることで非常時にも対応します。
病気の時のストックも一緒に考える
効率よく備える3つ目のポイントは病気の備えも一緒に考えること。
わが家の場合、子どもが病気のときは、なんでも食べられればOKルール。
例えば子どもが食べやすいゼリーは一口サイズのものじゃなく食事代わりにもなる大きめサイズのものかゼリー飲料を用意して、病気のときも災害時も使えるようにしています。
茹で時間が短く災害時にも最適な「そうめん」は病気のときも便利です。胃腸が弱っているときは煮麺に、食欲が戻らない時はぶっかけ風で。ここに「めんつゆ」があれば味も一発で決まります。主食なので多めにストックしても消費できます。
こうして準備すると「災害時のためだけの準備」というものがほとんど不要になり、普通に生活するだけで「もしもの備え」ができるのでがんばる必要はありません。
「もしも」の備えは、将来の困りごとや後悔を減らすための、長期目線での「時短術」です。見直さなきゃ!と思ったママは今日からぜひトライしてみてくださいね。
◆この記事を書いたのは・・・あらきあゆみ
サンキュ!STYLEライター&時短研究家ママ。
「時間がない!」を解決する子育てママの時短術|9割ワンオペで年子男子の育児・家事をしながら、同居する義母のお世話もするワーママの私が「ムダな時間を1秒でも減らす時短アイデア」を発信。FP2級&終活ライフコーディネーター。
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