「準備は大丈夫?」親が65歳以上になったら要チェック!手伝いたい防災準備3つ

2024/09/12

暮らしのモヤっとする時間を短縮!サンキュ!STYLEライターで時短研究家ママのあらきあゆみです。

先日、史上初の「巨大地震注意」に慌てて防災準備を確認した人も多いのではないでしょうか。30代、40代になってくると子どもや自分の心配だけでなく、親のことも心配になりますよね。

そこで今回は、もしもの地震でモヤっとしないために、私たちが親に対してできる防災準備の3つのポイントをわが家の事例を踏まえて紹介します。

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チェック1:被災の想定が甘くないか

まず一緒に確認したいのは、被災時の想定です。私の両親の場合、大きな地震があったときには避難場所の学校に行くことを考えてはいましたが、支援物資が届くまでの期間や、自宅が無事でも周囲で火事があった場合を想定していませんでした。

農林水産省のHPによると、災害の規模にもよりますが、国や自治体からの支援が機能し始めるのは発災から4日目以降になることが多いそうです。それまでは、各自治体の備蓄に頼る必要があります。

とはいえ自治体の備蓄も、被災状況によっては手元に回ってくるか分かりませんから、自宅での備蓄は1週間分を目安に準備しておきたいところです。

被災時に何が起こり得るかをしっかり想定することが、不足のない準備に繋がりますから、まずは一緒に確認するのが、最も大事なステップだと感じます。

チェック2:防災用の備蓄に不足はないか

次にチェックしたいのは防災用の備蓄です。私の実家では、食料は備蓄されていましたが、飲料水が不足していたり、トイレ用の水や凝固剤がなかったり、モバイルバッテリーも準備されていませんでした。

そこで、親では選び方が分からないモバイルバッテリーや重たい備蓄品は、私がネットで注文し、親の元に届けることにしました。

また、高齢になると記憶力や情報処理能力の衰えによって、いわゆる「せっかち」になりがちです。慌てて買いに走ったり、買い占めをしてしまう可能性もありますから、必要に応じて私が準備することで、親も安心し、無駄な心配を減らせました。

もちろん、できることは親自身にやってもらうのが基本ですが、状況に応じて手助けすることも大切だと思います。

チェック3:緊急時の連絡手段に問題はないか

震災が起きたとき、親がどうやって私たちに連絡を取るかも重要ですよね。私の母の性格を考えると、非常時には自分のことよりも、真っ先に私たち子どもに安否を伝えたり、安否を確認する行動をとってしまいそうです。文字を打つのが早くないので、緊急時には尚更心配です。

そこで、母には防災用のLINEスタンプをプレゼント。「無事です。ご心配ありがとうございます。自宅にいます。バッテリー節約のため電話ができません。こちらから連絡します」といったメッセージをスタンプ1つで送れます。

これならスマホに不慣れな親でも安心して使えるので、同じような状況の方におすすめです。LINEのスタンプショップで「防災」と検索すると、色々な種類のスタンプがあるので探してみてはいかがですか。

最後に

地震調査研究推進本部地震調査委員会によれば、首都直下地震や南海トラフ地震が30年以内に70%以上の確率で発生する可能性があるそうです。降水確率が70%なら、ほとんどの人が傘を持ちますよね。それと同じように、地震に対する備えも必要です。

完璧な防災準備を目指すと気持ちの面でも金銭面でも大変になってしまいますが、「無理のない範囲で今出来るだけのことはやった」と感じられるよう準備することで、もしもの時にモヤっとする時間を減らせるはずです。9月は防災月間ですから、ぜひ今のうちに準備を進めてくださいね!

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◆この記事を書いたのは・・・あらきあゆみ
サンキュ!STYLEライター&時短研究家ママ。
プチプラ活用・デジタル活用・マルチタスク術など……ママのモヤっとする時間を短縮する問題解決のアイデアを提案|育児と介護のダブルケア◎3歳4歳やんちゃ男子の母、80代義母と同居中|FP2級&終活ライフコーディネーター。

 
 

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