【収納の基本中の基本】3つの「ナイ」を徹底する
2023/12/08
サンキュ!STYLEライターの渡部夏代です。
収納は、よく使うモノほど使いやすくしまうことが大切です。
では、「使いやすい」とはどういうことでしょうか?
✓探さなくても、どこにあるかすぐにわかる
✓他のモノをどけなくてもすぐに取り出せる・すぐにしまえる
そのためには、3つの「ナイ」を徹底することをおすすめします。
1つめのナイ「見えなくしない」
何が入っているか見えなくなってしまうと、忘れてしまいます。
「覚えておけばいい」と思いがちですが、どんなに記憶力の良い人でも全てを覚えておくことはなかなか難しいです。
よくある例としては、箱にしまってフタをして中に何が入っているか見えない状態です。
覚えている「つもり」がいつの間にか存在すら忘れてしまい、二度買いの原因になります。
見える状態にする、つまり見えなくし「ナイ」。
対策例としては、中身がわかる入れ方にする、ラベルを貼るなどです。
2つめのナイ「重ねない」
引き出しや箱の中でモノとモノが重なっていると、下のモノが非常に取り出しにくいです。
よくある例としては、いろいろなサイズのゴミ袋を重ねてしまっている状態です。
下の袋を取り出す時ストレスを感じます。さらに戻すのが億劫です。
面倒くさいので適当に戻してしまうとカオスになります。
いろんなサイズのゴミ袋がぐちゃぐちゃの状態だと、使いたいサイズをサッと取り出すことができなくなってしまいます。
いろんな種類を重ね「ナイ」。
対策例としては、立てて収納する方法があります。取り出す時に他のモノが干渉しない状態にします。
ただ、コピー用紙などは立てて収納すると歪んでしまうなど不向きの場合もありますので、A4、B5などサイズ違いを収納する時は棚を分けるなどして独立させて収納します。
3つめのナイ「詰め込まない」
たくさん収納することが良い収納ではありません。
たくさん収納したい→詰め込む→取り出しにくい→ストレス・カオスの一直線です。
例としては、ポールにぎゅうぎゅうに吊ってあるハンガー掛けの衣類、テトリスのような押し入れ収納、雑貨がぎゅうぎゅうのパントリー……。
毎回取り出しにくさを感じると、そのうち元に戻さなくなります。すると床置きや放置につながりやすくなります。
モノを詰め込ま「ナイ」。
詰め込み収納をやめるには、「ちょうどいい量にする」これに尽きます。
頭でわかっているつもりでも「いつか使うかもしれない」「何かに使えるかもしれない」と言って詰め込んでしまいがちです。
見えなくしない・重ねない・詰め込まない
以上、3つの「ナイ」をご紹介しました。
当たり前のことばかり、と思うかもしれませんが、思いのほかあらゆるところでやっちゃっています。
・扉や引き出しを開けて、すぐに視界に入らないモノはありませんか?
・モノとモノが重なって入っていませんか?
・取り出しにくさを感じる量になっていませんか?
これらを今一度振り返って、思い当たることがあれば改善していきます。
効果的な収納はこれだけではありませんが、まずはこの3つを意識する、それだけでも快適さを感じるはずです。
◆この記事を書いたのは・・・渡部夏代(わたなべなつよ)
整理収納アドバイザー2級認定講師、企業内整理収納マネージャー講座認定講師、ファイリングアドバイザー認定講師。
小さなころから好きだった片付けが仕事になりました。
ご家庭の整理収納サービスのほか、オフィスや店舗、倉庫などの5S活動も行っております。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。