実は整理収納は”ある順番”通りに実行しないと成功しない!?プロが教える整理収納の基本

2021/02/07

建坪8坪の狭小住宅3階建てに家族4人で住む整理収納アドバイザー&ルームスタイリスト、サンキュ!STYLEライターのmiokoです。

おうち時間の長い今、部屋の片づけに奮闘されているかたも多いのでは?しかしやみくもに片づけもなかなか上手くいかないもの。実は、整理収納はある順番通りに実行しないと成功しません。最初から収納用品を買いに走る人は要注意!整理収納の基本理論と共にご紹介します。

そもそも片づけが必要?

どこまで片づいた状態だったら納得できるか、感じ方には個人差があります。多少散らかっていても本人が何も困っていなければ片づけは必要ないのかもしれません。どんな状態をゴールにするのか、どんな暮らしが理想なのかは人それぞれ。まずは片づけの目的・目標を明確にすると最後まで挫折することなく片づけることができます。

片づけの必要性を感じなくても、探しものが多くなってきたら黄色信号。ものを管理できていないサインです。探しものをする時間は人生の中で非常にムダな時間。大切な時間をムダにしないように片づけと向き合いましょう。

順番通りに進めることで上手くいく

片づけは以下の順番で行います。

【1】整理(不必要なものを手放す)
【2】収納(使うものを使いやすく収める)
【3】片づけ(使ったものを元に戻す)

【1】整理

まずは使っていないものを手放すことからスタート。ものが多いと以降すべてのハードルが高くなります。片づけたい場所のスペースのものをすべて出し、明らかにゴミだと判断できるものを取り除いた後にものを以下の3つのグループに分けます。

(1)今ここで使っているもの
(2)使わないもの
(3)保留のもの

1つのものの判断は5秒以内。しかし1つ1つのものと向き合います。捨てない理由を考えているといくら時間があってもたりません。迷ったときは片づけの目的を思い出しながら仕分けをするとサクサク進むはずです。

(1)は元の場所に戻す
(2)は手放すか他の使う場所に移動
(3)は保管期限を設けて保管し、その後 【捨てる】【売る】【譲る】などで手放します。
(半年から1年後に判断する)

【2】収納

整理の(1)で仕分けたものを取り出しやすく、そして戻しやすく配置します。収納の方法は原則3パターンです。(カッコの中は使いやすい場所順)

(1)棚 (オープン→扉、引出し)
(2)引出し (手前→奥、押入れは中段→下段→上段)
(3)吊るす

棚はケースやカゴを使用します。引出しは中身を四角く仕切り中のものが動かないようにすると取り出しやすいです。衣類の場合は基本織られたものはハンガーに、編まれたものは畳んで立てて収納します。S字フックなどで吊るす場合は1アイテムまで。使用する度に他のものが落ちると面倒になり使われなくなります。

棚や引き出しは使用頻度の高いものを手前、低いものやストックなどを後ろへ置き、使う人の動線上に収納家具、スペースを設けます。また、すべてのものに定位置を設けることが散らからないコツです。

【3】片づけ

使ったものを元に戻します。定位置が決まっているのに散らかる場合は、収納場所が合っていないから。使う時のことを考えて定位置を変えます。取り出すまでのアクション数が多かったり中身がギチギチに入っていると元に戻しにくいもの。使っても放置される場合はできるだけアクション数を少なく余裕を持った収納にします。

どこでつまずいているのか分析し、行動する

整理・収納・片づけのどの段階でつまずいているかを知ることで、片づけられない原因を知ることができます。原因がわかればあとは行動に移すだけ。まずは思考を整理して自分のつまずきポイントを分析してみて。

整理と収納は暮らしの土台となるもの。そこがきちんとできていれば日々の片づけは簡単です。片づけは一生しなくてはいけないものだからこそ、自分や家族が継続しやすい方法を見つけて下さいね。

◆記事を書いたのは・・・mioko
狭小住宅3階建てに住む整理収納アドバイザー&ルームスタイリスト
11歳と6歳の女の子のママ
狭いスペースですっきり暮らすコツ、オススメ収納グッズやインテリアをご紹介

※ご紹介した内容は個人の感想です。

 
 

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