お悩みに寄り添った片づけが得意なこんまり(R)流片づけコンサルタントのいしかわひとみさん。
築年数の経った集合住宅で、2人の男の子を育てながら、家族それぞれがときめきを感じられる暮らしを目指しています。
今回は、掃除のしやすいお家づくりに大切な5つのステップをお伝えします。

なぜ掃除が面倒になるのか?
掃除が苦手・面倒と感じる理由のひとつは、「掃除をする前に片づけをしなければならない」から。
散らかった状態では、掃除機もかけにくく、拭き掃除もおっくうになります。
でも、もしモノが片づいてスッキリしていたら?
いつでもサッと掃除ができて、家中が清潔に保てるようになりますよね。
私も以前は、掃除機をかけるのにモノを移動するのに時間がかかり掃除をすること自体がめんどくさいと感じていました。
そもそも掃除と片づけは違う
片づけと掃除の違い、知っていますか?
以前の私もそうでしたが、意外と多くの人がこの2つを混同されている方が多いです。
『片づけ』=モノを定位置に戻す・不要なモノを手放すこと
『掃除』=ホコリや汚れを取り除くこと
掃除をしようとした際、片づいていないと掃除はできません。
家が散らかっていると、掃除は“やらなきゃ”ではなく、“できない”状態になってしまいます。
また、掃除、片づけのほかに、『こんまり流片づけ」もあります。
こちらは、全てのモノを選び、全てのモノの定位置を決めることを言います。
まずは、こんまりの片づけをし、出したモノを定位置に戻す毎日の片づけをする。その後に掃除をする。このような流れになるので、掃除をする前に『片づけ』が必要になるのです。
掃除しやすい家をつくる近道はまずは「片づけ」をすること
片づけが終わると、こんな変化が起きます。
・モノをどかさずに掃除機がすぐにかけられる
・拭き掃除がすぐできる
・モノが少ないから、そもそも汚れにくい
・掃除が“日常の一部”になる
そして何より、「きれいな状態がキープできる家」になります。
我が家も、片づけを終えてからは掃除機をかけやすくなりました。
こんまりメソッドで掃除しやすいおうちをつくる
こんまりメソッドでは、「ときめくモノだけを残す」ことで、モノの量が自然と減り、スッキリした暮らしが実現できます。
5つのステップとしては
1、理想の暮らしを描く
片づいたお部屋でどんな暮らしがしたいかを描きます。
例えば掃除がしやすいお部屋にしたいなどをどんどん出していきましょう!
2、モノ別に片づける
お部屋ごとに片づけをしがちですが、モノごと、例えば、衣類だったら衣類だけを1箇所に集めて片づけていきます。
3、ときめくモノを選ぶ
手に持った際の気持ちを大事にします。持った瞬間に、これ好きだな、ときめくな!と思うもののみ残していきます。
4、順番に片づける
片づけには順番が決まっています。
衣類→本類→書類→小物→思い出品
この順番で片づけることで、片づけが最後まで進みやすくなります。
5、モノの定位置を決める
ときめくモノを選び切った後は、モノの定位置を決めてあげます。
定位置を決めることで、モノを使った後も片づけしやすくなります。
片づけが終われば、「掃除のハードル」は一気に下がり、毎日の暮らしがぐっとラクで心地よいものに変わっていきます。
片づけが終わると、掃除が“気持ちいい”に変わる
「掃除が苦手」と思っていた方も、まずは片づけを進めてみてください。
片づけを終えた後は、掃除がめんどくさいから気持ちよく続けられるものに変化します。
まずは、“掃除のしやすい家”の第一歩として、片づけから始めてみませんか?
■執筆/いしかわひとみ…お悩みに寄り添った片づけが得意なこんまり(R)流片づけコンサルタント。「ときめく暮らし」をテーマに、こんまりメソッドでのお片づけや日々の暮らしについて発信。2人の男の子のママ。
編集/サンキュ!編集部