衣替えのタイミングは、ただ服を入れ替えるだけでなく、暮らし全体を整えるチャンス。
「今の自分に必要なもの」「もう手放してもいいもの」を見極めるきっかけになります。
今回は、衣替えを通じてクローゼットも気持ちもスッキリ整うコツを、整理収納アドバイザーであるライター持田友里恵がご紹介します。
入れ替え時に“いらない服”を見直す
衣替えで服を出したりしまったりする際は、“ただ入れ替えるだけ”にしないのがポイント。
1枚1枚手に取るタイミングだからこそ、「これ、今年も着たいかな?」と自分に問いかけてみましょう。
とくに、以下のような服は見直し対象に。
・昨年1度も着なかった
・着心地が悪い、似合わなくなったと感じる
・毛玉・シミ・形くずれなどが目立つ
こうした服は思い切って手放すことで、クローゼットに“お気に入りだけ”が残り、選ぶ・戻すのストレスがぐっと減ります。
サイズアウト服は「残す・譲る・捨てる」で即判断
子どもの服はとくに、季節が変わるごとにサイズアウトしている可能性が高いもの。
「まだ着るかも…」「下の子に使えるかも…」と保留してしまいがちですが、見直しを後回しにするとあっという間にクローゼットがパンパンに。
そこでおすすめなのが、“残す・譲る・捨てる”の3つに分けて即判断する方法です。
・残す:下の子や来年用として保管する場合は、ラベルつきでボックスへ
・譲る:すぐに必要とする友人や親戚に声かけする
・捨てる:破れ・汚れがひどいものは迷わず処分
分けたあとはすぐに行動に移すことで、収納スペースのムダも防げます。
季節ものは“まとめて1ヵ所保管”がラク
「どこにしまったっけ…?」と探し回る原因になりやすいのが、季節限定アイテムの分散収納。
クリスマス雑貨がリビングに、冬用ブランケットが寝室に…とバラバラに置かれていると、いざというときに手間がかかります。
おすすめは、「季節ものボックス」を1ヵ所にまとめる収納法。
たとえば、オフシーズンのアイテム(季節家電・ストール・水着・かごバッグ・手袋など)をカテゴリごとにジッパーバッグに入れ、ラベルを貼って収納するだけ。
「来年まで使わないものはここ」と場所を固定しておけば、出し入れも格段にラクになります。
衣替えは“見直しと整え”のチャンス!
季節の変わり目は、暮らしを整える絶好のタイミング。
ただ服をしまい替えるのではなく、**「いらないものを手放す」「収納方法を見直す」**ことを意識することで、クローゼットの中も心もスッキリ整います。
今回ご紹介した衣替え活用ポイント:
・入れ替え時に“いらない服”を見直す
・サイズアウト服は「残す・譲る・捨てる」で即判断
・季節ものは“まとめて1ヵ所保管”がラク
ほんのひと手間で、衣替えがぐんと意味ある時間に変わります。
気温だけでなく、収納の空気も入れ替えて、軽やかに新しい季節を迎えましょう!
■執筆/持田友里恵
整理収納アドバイザー。片付けられない主婦から片付けのプロに!“片付け=自分を大切にすること”という信念のもと、片付けの工夫や仕組みをInstagram(@yurimochi.home)で発信中。
編集/サンキュ!編集部