マイナス金利の今、注目したい最新の金融商品&貯め方

2016/07/12

日々のやりくりは頑張っているけれど、今この時代、出費を抑える節約ではなく、本気でお金を“貯める”にはどうしたらいいのでしょう?

預金の仕方や金融機関の選び方に使い方、保険について・・・etc.
とかくお金のことって難しくて、わからなくてもなんとなくそのままにしてしまいがち。
 
でも、将来の漠然とした経済的な不安の原因は「わからない」ことにあるんです。
そこで、ファイナンシャル・プランナーにこっそり聞いた、“知っているとちょっとお得になる金融情報”をご紹介します。
 


Q.マイナス金利の今、少しでもお得な貯め方ないですか?
A1.利率のいいネット銀行に無料で自動入金する方法があります

住信SBIネット銀行とソニー銀行には、他行の口座から毎月一定額を手数料無料で預金口座に入金してくれるサービスがあるので、給与が振り込まれている口座が他行でも、自動的に積み立てることが可能です。住宅資金におすすめです!

A2.長期間預ける「仕組預金」がおすすめ
仕組預金は各金融機関が独自に運用方法を決める預金。満期日にしか解約できない代わりに好金利を得られるものです。いちどにまとめてでなく、10万円単位で少しずつ時期をずらして預けるのがおすすめなので、老後資金にGOODです。


Q.銀行ってどこも似たようなものですよね?
A1.お得な地銀のネット支店に注目です

自分の住んでいる地域にない銀行でも、ネットなら利用できます。都市銀行に対して知名度の低い地方銀行は、案外利率のキャンペーンでがんばっているものなんです。特に利率のいい地銀は
「愛媛銀行」100万円限定で年利0.3%
「香川銀行」100万円までは年利0.25%
「トマト銀行」100万円までは年利0.25%

※いずれもネット専用支店の金利です

A2.金利だけではなく、買い物でもお得になる銀行もあります
ふだんから買い物で利用している人におすすめ。楽天銀行もイオン銀行も買い物によるさまざまなポイントサービスがあったり、イオン銀行は住宅ローンを組むと買い物が毎日5%引きになるという特典も

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Q.学資保険はどれがいいの?
A.返戻率とタイミングで選びましょう

まずは各保険会社のホームページで試算してみて。返戻率(振込総額に対して学資資金をどれだけ受け取れるか)を比較してお得になるものを選びましょう。遅くとも子どもが小学校に入学するまでには加入を


Q.個人年金保険はどう選べばいいの?
A.低金利の今は利率変動タイプを選ぶのがおすすめ

保険料を月払いにするなら40代前半までに加入。それ以降ならまとめ払いにしましょう。また、年金の受け取り開始時期はできるだけ遅くするのがおすすめです。


Q.“財形”ってやっぱりいいの?
A.利用できる人は財形を優先に

財形貯蓄制度は非課税になったりお得な融資が受けられたりするので、勤務先にある人はぜひ利用して。住宅財形は購入だけでなくリフォームにも使え、住宅財形と年金財形合わせて550万円までは非課税です。


最後に・・・老後が不安なら?
心配ばかりしてないで、将来必要になる金額がわかったら、自分がいくら貯められるのか、たりない分はどう貯めるかを考えて、できることからコツコツやっていきましょう。情報は財産。老後に的確な判断ができるように、今のうちから情報をしっかり集めましょう!


参照:『サンキュ!』7月号「今、注目のお金の貯め方教えて!!」より一部抜粋 監修/畠中雅子、イラスト/上路ナオ子、取材/秋山由紀、文/田谷峰子
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