【お金編】2017年サンキュ!的トレンド振り返り&2018年トレンド予測
2017/12/30
お金にトレンドってあるの?と思われがちですけど、2017年はとてもお金トレンドが動いた年でした。主婦の間で流行っていたこと、編集部で話題になったことと、その背景を、サンキュ!編集長が振り返り、さらに2018年を予測します!
2017年の3大キーワードは、「脳」「固定費」「少額投資」
ここ数年、家計のやりくりの傾向は大きく変わってきています。主婦はますます忙しくなっていて、「家計のやりくり」にばかり時間をかけてはいられない。かといって、一般庶民の生活が劇的にラクになるほどには景気が上向いている感じもしない……。と、いうことで、結果、やりくりがより「効率化」されてきているのです。
「脳」を鍛えて、ためられる人になる
計画通りに貯められる人と貯められない人は何が違うか。細かい節約テクニックを知っているかどうかじゃなくて、そもそもの行動が違う。それに気づいた人たちが行動を変えるための「脳トレ」を始めています。サンキュ!本誌でも、やりくりのための脳トレ企画は毎回人気でした。たとえば、物事をスムーズに進めることで、計画外の出費を出さないよう、どんなことでも「すぐやる」癖をつける。一時の衝動で後悔する買い物をしないよう、物欲を冷静に見つめる力をつける……。これらはトレーニング次第で身につけることができるそう。平たく言えば、考え方を自然に修正していく…ということかもしれません。
デキる主婦が必ず見直す3つのもの
「節約」と聞いて、「ごはんの量を減らして、電気をこまめに消して……」などと考えるのは、時代遅れです。毎日がまんをしたり、手間をかけたりするよりは、システムを変えて自動的に節約できたほうがいい……ということで、デキる主婦の多くは「通信費の見直し」「保険の見直し」「住宅ローンの見直し」をやっています。格安スマホの所持率は全国平均では13%程度(MMD研究所データより)ですが、「意識高い」サンキュ!の読者モニターでは20%にも(読者モニター調査より)。ここ1年で大きく上昇しました。
毎月1000円ずつ老後に備える
サンキュ!本誌にもよく登場いただいているFP・横山光昭さんの著書「はじめての人のための3000円投資生活」のヒットによるところが大きいと思いますが、投資って、まとまった資金がなくても始められるし、リスクを最小限に抑える方法もあるということが、主婦の間で常識となりました。老後が不安でも、その前に教育費も必要だし……備えていられないと思っていた人たちが、3000円からなら(最近は1000円からできる商品も登場しています)と、老後の備えとしての投資を気軽にスタートしています。2018年は積み立てNISAも始まりますから、この動きはさらに加速しそうです。
2018年にはふたたび「食費節約」がトレンドに?
2018年は、新しい形の「食費節約」と、クレジットカードや電子マネーの使いこなしが、新・トレンドになると思います。食費トレンドの波はときどきやってきますが、「食べることは健康の源だし、ケチケチしたくない」「手間のかかる管理ができない」といった理由ですたれてきました。が、そもそも、旬の安くておいしいものを普通に買って普通に調理し、食べきるのが最も効率的という「そもそも」に気づいた人たちが新しい食費節約を始めています。この「効率」を、サンキュ!でも2018年、突き詰めていきたいと思います。
実は、貯めてる人ほど「キャッシュレス派」だった
編集部が取材先で出会う、「貯蓄上手」な主婦に、ここ数年「キャッシュレス派」が増えています。クレジットカードを1~2枚にまとめ、特典をフル活用し、ポイントを貯めることで、ちょっとした「贅沢」を上手に手に入れているのです。コントロールができずに自転車操業のようになるのは危険ですが、管理能力に自信がついた人は、積極的に利用する傾向が。ここを使いこなせるかどうかも、2018年はポイントになってくるかもしれません。
以上、2017年を振り返って見えてきたトレンドまとめでした。2018年も、主婦の「お金」力アップのためにサンキュ!はがんばりますので、本誌・webともども、引き続きご愛読お願いします