4月、政府が期間限定で行っていた電気・ガス代への補助金が終了します。物価高騰は続くなか、家計を見直すところはすべて見直したし、固定費も削るところがない…と、思っていませんか? 実は使い方によっては同じ量の電気を使っても、料金を安く抑えることができるプランがあるんです!
太陽光発電量などの余剰電力を安く提供する、市場連動型プランとは
今、国内では太陽光発電や風力など再生可能エネルギーの発電量は年々増えています。ところが春秋などは昼間の電力使用量が少ないため余剰となり、年間で約45万世帯分の年間使用量相当が捨てられているそう。
せっかくの再生可能エネルギーを捨てるなんて! と、ユニークな取り組みをしているのが再生可能エネルギー事業を手掛ける「Looop」です。
余っている再生可能エネルギーを安く販売し、再エネの普及に貢献
Looopが提案しているのは、市場連動型料金プラン「スマートタイムONE」です。
実は電力にも市場価格があることをご存じでしょうか。電力は需要と供給のバランスで時間帯によって料金が変動します。
例えば真夏の昼間などみんなが電気を使う時間帯は高くなります。その逆に、再生可能エネルギー(主に太陽光発電)の発電量が多いのに、あまり電気を使わない春秋の昼間はとても安くなります。
そこでLooopは市場価格に連動して、30分ごとに電気料金が変動するシステムを採用。2023年の最高値は12.97円でしたが、最安値はなんと0.01円(円/kWh)というから驚きです。
変動する電気料金は連動するスマホのアプリで一目瞭然なので、「今の時間は安い!」と、思ったら洗濯乾燥機や食洗機を稼働させることで、節電するよりもはるかに電気代を抑えることができるのです。
電力会社やエリアにもよりますが、電気を多く使うファミリー世帯が恩恵を受けやすい料金設定なのだそう。
Looopも参加する、環境庁が推進する「デコ活(デコカツ)」とは

デコ活とは、脱炭素な暮らしの実現を目指す国民運動の愛称です。
「デ」は「Decarbonization(デカーボナイゼーション=脱炭素)」、「コ」は「CO2(二酸化炭素)」で、「活」は「生活」や「活動」を意味しています。
省エネ家電の導入、クールビズ、食材の地産地消、テレワークの導入など、暮らしのあらゆるシーンで温室効果ガス削減目標とし、官民で暮らしの豊かさや快適さを追求・提案する国民運動となります。
3月18日、環境庁の「『デコ活』 昼の余剰電力需要創出に向けた実証事業 記者発表会」において、Looopの市場連動型料金プラン「スマートタイムONE」の取り組みと実証結果の報告会が行われました。
約6000世帯に、電気代が安くなる時間帯に家電を使うことを推奨したところ、世帯人数が多いほど電気代削減の効果が高くなる傾向があり、最大約13%の電気代削減につながったことがわかりました。一方で、「昼間は外出していて取り組めない」という課題も浮き彫りに。
近い未来、市場の電気代をAIが認知し、家電を遠隔操作するアプリが開発・登場するかも…と、予感させる発表会となりました。
提供/Looop