金銭感覚の合わない夫と暮らしながら「貯金額年間100万以上」を達成させた方法

2020/08/03

やりくりには非協力的!金銭感覚がまったく合わなすぎる夫と暮らす、サンキュ!STYLEライターのoshimiです。


まったく合わなすぎると言いつつ、数年前までは毎月赤字で貯金ゼロ!だった私。だから夫の金銭感覚のヤバさに救われて、私のやりくり能力のなさをだれにも責められなかったことだけは、唯一夫に感謝するところです…。
私もどちらかといえば確実にお金には弱いほうなのですが、本腰入れて貯金をしよう!と思い立ったときに、金銭感覚の合わない私たち夫婦がまずつまずいた壁。「価値観が合わなすぎて、話し合いは喧嘩にしかならない」という事実。

ひたすらにゴールのない話し合い、もはや言い争い。金銭感覚が致命的に違う。相手に協力してくれる素振りがまったくない。これは、安定した貯金を確立させるのにものすっごく不利になるのです。
最初は折り合いをつけることも面倒で、自分だけが我慢してみるけどそれもそれで腹立ってくる。だからといって、自分の意見ややり方ばかりを相手に押しつけても、お互いストレスにしかならないうえなぜか貯金も増えないという負のスパイラルにドハマり。

なぜだ。世の中にはふつうの金銭感覚を持った人間だって五万といるだろうに。なぜ私はこんな悩みを抱えて生きているんだ・・・。と、街中のだれとも知らないご夫婦や家族を見ながら、羨ましすぎて涙するくらい他人と比較し自分を卑下した時代を乗り越え。
ついに、ついにわが夫婦も(いや、私だわ)お互いノンストレスで安定した貯金を確立することができるようになりました!

彼は彼、私は私である。

この歯磨粉。これがもうわが家のやりくりの分担を物語っているといってもいいかもしれない。

私は最後の最後まで、歯磨粉がギューッとしぼっても出なくなるまで使います。だから夫ももちろん同じようにするべきだと思って、最後の最後しぼり切るまで新しいものを出していませんでした。

でも、夫はいちいちしぼり切ることが面倒。それでも長年、私のやり方を強要していたわけですが、あるときため息交じりに夫に言われた言葉「貧乏くさくて本当嫌になる」の言葉にハッとした。
男の人とひとくくりにするのも違うかもしれないけど、こういうふだんの1コマが、もしかしたら仕事や私生活への士気を奪っているのかもしれません。少なくとも夫はそう感じていることと気づいたのです。

それに、しぼり出すのって面倒。面倒なことを強要されるのって嫌ですよね。それに気が付いてからは残り少なくなったら、新しいものをすぐに出すようになりました。でも私は、古いほうを使い切って捨てます。私にはストレスじゃないけど相手がストレスになることは強要しないことにしました。

夫のおこづかいに娯楽費を組み込む

以前は夫のおこづかいはお給料の1~2割という黄金比に沿って渡していました。しかし現在はそれを覆し余裕のある額を渡すようになりました。
これは「半夫婦別財布」ともいっていいかも。こちらは生活費、固定支出費として毎月決まった額をもらう。夫の手元のはっきりした残額は私自身もまったく把握しません。

あえてこのスタイルとしたことには、いくつかの理由があります。まず大きい理由のひとつとしてわが家の夫。がんばって働いた対価が目に見えてわかることで、これからもがんばろうと思える人だということ。夫が満足できる金額を手にして、それで夫に心の余裕が生まれるのであれば、私自身もノンストレスでいられると分かりました。

以前はギリギリの額を渡して、たりなくなるたびに「飲みに行くから1万ちょうだい」だの「これが欲しいから何万ちょうだい」だの毎週末の「外食に行こう」だの、お金って無限に湧くとでも思ってるのか!というやりとりで喧嘩が絶えなかったのです。
そう、だって夫は自分でお金の管理をしていないのです。使えばお金がなくなるかという流れがまったく見えていなかったから、「もう渡すお金はない!」と言うたびに喧嘩になっていました。ですが今は、以前より余裕のある額を手にする夫にある交換条件を提示。その全額を自由に使ってもらう代わりに、家族でのレジャー費や外食費も基本そこから負担してね!としています。

よくよく考えたら私が夫との金銭感覚がまったく合わないなと思うシーンって基本的に、外食や家族旅行での娯楽費として使うときだったんですよね。毎週末の外食代は月にしたら数万となり、家族旅行でも湯水のようにお金を使い。いつも財布の残金を見てハラハラしたり、翌月のカード払いで支払い額に怯えたりの日々。でも、このやり方にしたらおもしろいくらいに貯金が安定して増えだして大きな支出に怯えることもなくなりました。何より私のストレスがまったくない!家族の娯楽費は夫に多めに渡したお小遣いから支出、管理してもらう。これ、同じような悩みを持つかたがいたら一度試してみてほしいです!

楽しむ貯金でお互いの共通目標を立てる

自由に使えるお金のある夫ですが、根っからの散財体質なので貯金というものが本当にできません。私がせっせと貯めている年間貯金に対しても「何が楽しくてそんなことしてるの?」くらいの反応。そんな夫に貯金練習として提案したのが、「家族旅行貯金を共同で始めよう!」という共同貯金方法。

規模の大きな家族旅行を1年に1回しよう!という目標を立て、お互いにその目標額を貯められたら旅行に行きます。今年は「2泊3日の大阪旅行」娯楽費担当となっている夫ではありますが、何から何までよろしくねというスタンスでいられると、やっぱりちょっとおもしろくなくなってくるらしい。(でもその感覚なんとなくわかる)

そこで、「私もがんばって貯めるからそっちもがんばってね!お互いがんばろう!」という協力してがんばるスタイルに。お互いで貯めたものだから、旅行でのお金の使い方もムダにしないようになっている気がします。
夫は、将来のための貯金とかじゃ1ミリも心が動きません。目標をすぐ先の楽しみのための貯金としたこともよかったと思います。そのおかげで私も、1人で貯めることなく2倍の貯金額を達成できるし、大好きな旅行でリフレッシュもできます。この共同目標をつくることもすごくオススメですよ!

夫の嗜好品をケチらない。

お金がまったく貯められなかったころの喧嘩の内容に、「ビールが理由」ということが多くありました。

ビールの代わりに発泡酒をストックしていると夫がブチ切れます。でも私からすれば、高いビール=ムダ金としか思えていなかったんですよね。結局、あんまりにも毎度嫌な態度をとられることに嫌気もさして、こっちが折れました。

でもよくよく考えたら1ケースで生まれる差は1,500円くらい。これをケチって相手がストレスを感じるのなら、むしろ発泡酒に払うお金こそムダになることに気づきました。相手の嗜好品をこっちの都合で勝手にケチっても、そんなに貯金額も変わらなければお互いのメリットは生まれませんでした。

でも、私だって何でもハイハイ素直に言うことを聞くわけではない。今ではいかにこのビール代を削減できるかを考え、新聞屋さんの御礼でいただけるものにこのビールを頼んだり。

ドラッグストアの金券が発行されたら、それをビール代などにあてて、少しでも現金の支出を減らせるようにがんばってます。

夫の好きを否定しない。

これはもう結婚生活とは、みたいな話にも通ずるのかもしれませんし。先に言ってしまえば否定したいところだらけだわ!っていうのも正直なところですけど…夫の好きなことを否定しません。
できるだけ相手の考え方も尊重しながら、自分のできることを考えて動いていくほうがスムーズだった…ということが1周回ってわかりました。

夫は金運に命懸けるくらいといっても過言ではないくらい風水を意識しています。あるとき風水の話をしたらすごく食きました。その後、「こうしてほしいこと」は風水にからめて「こうするといいらしい」に置き換えて伝えると忠実に守ってくれます。こんな風に、相手の好きを尊重していくとそこからうまれるメリットもあるかもしれませんね。

もちろん話し合い(になってるかは謎)は何度もしているし、喧嘩も何十回もしています。夫がやりくりに興味がなくて、自分だけががんばらなきゃいけないことが辛いというより、夫に私の考え方ややり方を押しつけても相手はストレスになるだけで、お互いにいい影響にならないということのほうが辛かったんですよね。夫の考えをできるだけ受け入れて、それに合わせて自分ができることをやっていくほうが、ストレスもなく合理的だと感じるようになりました。

わが家の最近のやりくり事情はこんな感じに変化中です。そんなわけで今はなんとなく役割分担をしつつ、私は私のできることをコツコツとやっていくこととします。どなたかの参考になればうれしいです。

■この記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライターoshimi
パートで働く、小学生3人の母。主婦歴12年。その半分を散財赤字家計で過ごし貯金はゼロ!と胸を張っていた時代から、ようやく貯金に目覚め現在は我が家なりの心の満足度を高めていける心地よい暮らしを模索中。

※ご紹介した内容は個人の感想です。

 
 

PICK UP ピックアップ

TOPICS 人気トピックス

RECOMMEND