「お金を貯めたいな~」「貯金が増えるといいな~」と思っている人は多いはずです。
もし、本気でお金を貯めたいと思うなら、1,000万円貯めた人がやらないことを、やるのはNG。それをやっていては、いつまで経ってもお金が貯まらないかも。
全国の主婦を取材して、お金に関する記事を数多く手がける村越克子さんが「1,000万円貯めるためにやってはいけないこと」を解説します。
1.月の赤字をボーナスで補てんする
1,000万円貯めたるために、やってはいけないことの筆頭がコレ。お金を貯めるためには、毎月の収支は月ごとで完結するのがマスト。仮に赤字になることがあっても、ボーナスで補てんするのはNGです。
月の収支が赤字にならないように予備費を設け、それでも赤字になった場合は、翌月に気合いを入れて支出を引き締めましょう。
また、毎月のように赤字になる場合は、予算の立て方に無理があるのかも。月貯蓄額を含めて予算の見直しを。
2.なんとなくキャッシュレス
クレジットカードや〇〇payなど、支払い方法のキャッシュレス化が進んでいます。確かに便利ですし、ポイントがたまるメリットもありますが、キャッシュレス払いは手元の現金が減らないので要注意。
キャッシュレス払いした分をうまく管理できない場合は、毎月やりくり費を現金でおろして、使った分を「キャッシュレス払いした分」として封筒に取り分けるのが〇。キャッシュレスが流行っているからと「なんとなくキャッシュレス」にするのはNGです。
3.安いものばかりを買う
お金を貯めるためには支出をコントロールする必要がありますが、あれもこれも節約するのはココロが疲れてきます。
たとえば日用品のうちトイレットペーパー、ティッシュペーパー、キッチンペーパーなどの紙物は使い捨てなので、安い物でOKと割り切る。でもシャンプーは髪や肌に触れるものなので、少し高くてもお気に入りの物を買う……など、支出のうちの1つ、2つでいいので、ココロが満たされるお金の使い方をすると支出のコントロールがうまくいくものです。
4.お疲れ外食
月2回は週末外食する、家族の記念日やイベントがあった日の夕飯は外食にする……など、計画的な外食はOK。でも「外出して夕飯を作るのが面倒になった」「今日はなんとなく作る気がしない」などの「お疲れ外食」はちょっと待って。出ていく金額のわりには、満足度が低いことが多く、お金の使い方としてコスパがよくありません。
疲れた日や作る気がしない日はもちろんあります。そういうときのために、焼くだけの冷凍餃子、レンチンするだけの〇〇〇〇などを用意しておくのが〇。
5.スマホの見過ぎ
「スマホを片ときも手放せない」という人が多いかも。スマホは重要な情報入手ツールではありますが、スマホ情報に振り回されないためには、スマホを手にしている時間をコントロールすることが大事。
どのタイミングで、どれくらいの時間、スマホを手にするかルールを決めるのが〇。布団の中にまでスマホを持ち込むのはNGです。
まとめ
お金を貯めたいと思ったら、お金を貯めている人の真似するのが近道です。貯めている人がやっていることを自分も実行し、貯めている人がやらないことを、もし自分がやっていたら、やめてみるのがいいかもしれません。
■執筆/村越克子さん
『サンキュ!』を中心に雑誌・ムック・webなどで全国の主婦を取材し、家計のやりくりなどお金に関する記事を数多く手がける。『貯められない人の家計管理』(朝日新聞出版)の編集・執筆など。FP1級技能士。