化粧品のスポンジとコンシーラーの塗りつぶし。化粧品スポンジのスタックのクローズアップ

老け見え加速の原因に!?ファンデーションのスポンジを洗う頻度って?

2021/12/17

ファンデーションのスポンジ、きちんと洗っていますか?交換や洗う頻度、知っているようで知らない基本的な洗い方を詳しく解説!

ヘアメイクアップアーティストの榊美奈子さんが教えてくれました。

肌トラブル、化粧ノリの悪さの原因かも!?

自分しか使わないから…と、ついついメイク道具のお手入れは甘くなりがち。だけど道具をキレイにしておくことは、衛生面はもちろん、メイクの仕上がりにも大きく影響してきますよ。

なかでもスポンジやパフはメイク道具のなかでも直接肌に触れる部分が多いので、皮脂や汗を吸収し、雑菌が繁殖しやすいんです。肌トラブルの原因が汚れたスポンジだという可能性も…。

さらにスポンジは汚れると表面が硬くなり、肌を傷つけてしまいます。汚れとファンデーションが合わさるため、くすんだり化粧ノリも悪くなってしまいますよ。

褐色になってしまったスポンジは捨てる!

テーブルの上の古い汚れたパフとパウダー、慎重なコンセプト
Bambambu/gettyimages

表面がコロッケ状態、もしくは干上がった大地状態の褐色になっているというかた、いますぐ捨てて!洗うのが面倒なら使い捨てのスポンジを使うなど、常に清潔さを保ちましょう。

また、クッションファンデーションなどで付属のスポンジを使っているかたは、必ず交換用を持っておくようにしましょう。

洗う頻度は?

本当は毎日、使ったら洗って欲しいところだけど面倒ではありますよね。せめて同じ面は使わないようにしましょう。両面使えるスポンジなら、右側、左側、裏返して右側、左側と計4回使ったら洗ってね。

【洗い方】その1:中性洗剤をボウルの中で溶かす

スポンジ・パフ用の洗剤を使う場合は、それぞれの商品に記載されている指示に従ってください。

ここでは、中性洗剤を用いた基本的な洗い方をお教えしていきますね。

まず洗面器や洗面台のボウルにぬるま湯を張り、そこに中性洗剤を入れてよく混ぜて溶かしましょう。スポンジにクリーム系などが付着してとくに汚れているときには、洗剤の量を多くすると良いですね。

【洗い方】その2:ぬるま湯のなかで軽くつまみ洗い

パフ
AA4361748/gettyimages

次に、そのぬるま湯の中でスポンジをグシュグシュと軽くつまみながら、汚れを押し出してあげて。スポンジのなかの汚れを出すように優しく揉み込みましょう。

このとき、擦り洗いするのはNG!表面が傷つき、カサカサになってしまいます。強くギュウギュウ押すのもNGです。内部のスポンジが傷んでしまいます。

【洗い方】その3:何回かお湯を交換しながら繰り返す

お湯が汚れたら捨て、また新たにぬるま湯を張って洗ってあげましょう。これを何回か繰り返します。

【洗い方】その4:お湯を流しながら仕上げ洗い

キレイになったと思ったら、仕上げを!蛇口から出ているお湯を直接片手で受け止めながら、その手のなかのお湯でクシュクシュと最後に洗ってあげれば完璧!

【洗い方】その5:風通しの良い日陰に干す

軽くギュッと絞ったら、タオルやキッチンペーパーのあいだに挟み、優しくポンポンと水気を切って。その後、風通しの良い日陰に干しましょう。きちんと乾かすことが大切です!生乾きのスポンジは使わないようにね。


正しい頻度・洗い方で、きちんとスポンジを洗えていたでしょうか?これを機に、いつも使っているメイク道具が清潔な状態かどうか、見直してみるとよさそうですね。

教えてくれたのは・・・

榊美奈子さん

ヘアメイクアップアーティスト。1967年東京生まれ。4年半の美容室勤務の後、沢田哲哉氏に師事。30歳で独立し、現在に至る。スチールを中心に女性誌、広告で幅広く活躍。不定期でメイクレッスンも開催。



取材・文/岸沙織

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