40、50代になると、次第に目元のハリがなくなり、たるみが発生。まぶたも重たい感じに…。まつ毛も本数が減少、コシもなくなってくるためアイメイクがしづらくなってきますよね。
そこで今回は、目元が若々しく見えるメイク方法と、オススメアイテムについてヘアメイクアップアーティストの榊美奈子さんにお聞きしました。

監修: ヘアメイクアップアーティスト 榊美奈子
ヘアメイクアップアーティスト。1967年東京生まれ。4年半の美容室勤務の後、沢田哲哉氏に師事。30歳で独立し...
足し算メイクは老け見えに!
どんなにハッキリとした顔立ちのかたでも、年齢とともに次第にボンヤリしてくるもの。だけどボヤッとしてきたからといって、足し算のメイクばかりすると老け見えに!
スキンケアにおいても、目元のハリが足りないからと、アイクリームをたっぷり塗ってからメイクをすると、くずれやすくパンダ目になってしまうので注意!
アイシャドウベースならコレ!
アイシャドウベースは、まぶたのくすみを飛ばしくれるので、その後のアイシャドウの発色をよくしてくれます。保湿力の高いものがオススメです。
エクセル「アイシャドウベース」は、クリームタイプで保湿力も高く、カラーもベージュなのでアイシャドウの色を選ばずに使うことができますよ。塗る際のポイントは、薄く伸ばすことです!
アイシャドウならコレ!
ボンヤリしてきたからといって、濃いめのアイシャドウを使うのはNG!透け感のある赤み系や、暖かみを感じるカラーのものがオススメです。また、目尻にばかり入れたり、広げすぎるのもNG。まぶたの真ん中からワイパーのような動きでつけるとよいですよ。
ベタ塗り感を防ぐためには、ブラシを使うのもオススメ。アイシャドウのパレットに入っている付属のチップは小さくて塗りにくいので、柄の長いブラシを持っておくとテクニックがなくてもフンワリとキレイにつけることができます。
最近は人工毛も優秀で、昔と違ってチクチクしないのでオススメ。人工毛はお手入れがしやすい点もよいですね。マツモトキヨシ「matsukiyo アイシャドウブラシセット」などは値段もお手ごろで、毛に密度があるので粉飛びもしにくい良品ですよ。
アイライナーならコレ!
アイラインは、まぶたの上に上にと足すのではなく、まつ毛のあいだを埋めるようにね。40代になるとペンシルは引っかかりやすくなるので、ジェルまたはリキッドタイプのアイライナーの方がオススメです。落ちにくいので目の下にもつきにくく、パンダ目にもなりにくいです。
キャンメイク「クリーミータッチライナー」は、極細のジェルアイライナー。描きやすく消えにくい点がよいですね。カラーも豊富ですよ。
デジャヴュ「ラスティンファインE 筆リキッド(ショート)」は毛の長さが短いので、リキッドが苦手なかたでも描きやすいはず。いずれも、大人にはこまかい箇所を足すことのできるアイライナーがオススメです。
マスカラならコレ!
アイメイクで何かひとつするならマスカラ!というくらい、マスカラは必須です。
40代になると、まぶたがたるんで下がりやすくなり、覆いかぶさってまつ毛が短く見えてしまいます。さらに、髪の毛と同じように、まつ毛も次第に痩せてきてしまいます。そのため、まつ毛が下がらないようにカールキープ下地を使ってから、1本1本マスカラをキレイに塗ることが若見えの秘訣なんです!まつ毛が上向きになることでリフトアップにも繋がりますよ。
下地だと、エレガンス「カールラッシュ フィクサー」などがオススメ。美容液成分が配合されていて、なおかつカールキープ力もある点がよいです。
マスカラだと、デジャヴュ「ラッシュアップE」はブラシが細いので根元からグッと塗れる点がよいですね。ボリュームタイプや繊維タイプのマスカラは、まつ毛が下がりやすくなってしまうので注意!
化粧品の油分で下がる場合もあるので、まつ毛が下がりやすいかたはビューラーの前にティッシュや綿棒でまつ毛の余分な油分を取っておくとよいですよ。