【動画で解説】初めてでも簡単にできる浴衣の着付け
2018/07/15
自分で浴衣を着たいと思っていても、「着付けは難しそう」という思い込みから、なかなか踏み出せない人も少なくないのでは? でも、だいたいの手順とポイントさえ知っていれば、実は初心者でも簡単に着られるんです。この夏こそ、浴衣の着付けデビューをしてみましょう!
浴衣の着付けに必要なもの
「浴衣が着たい」と思ったら、まずは必要なものを一式揃えましょう。
□ 浴衣
□ 帯
□ 肌着(浴衣スリップ)
□ 腰ひも2本
□ 伊達締め
□ 帯板
動画で解説「浴衣の着付け」
初心者でも簡単!浴衣の着付け方
浴衣を肩から羽織ります
袖に手を通します
両袖を引き、左右のバランスが同じになるように調節しましょう
左右の衿先を持って、裾を持ち上げます
体の正面で左右の衿先を揃え、片手で持ちます
もう一方の手で背中心(縫い目)を持ちます
裾はくるぶしくらいの高さに合わせます
裾のラインを決めたら、浴衣が背中に密着するよう衿先を前に引いておきましょう
左手側の衿下が右脇にくるように調節したら、
右手側の裾を左脇に入れ込みます
左手側の裾を重ねます
腰ひもを右腰骨あたりにあて、
後ろで交差させてから、
左右に引いて軽く締めます
前で腰ひもを結びます
余った部分はひもに挟み込みましょう
背中のしわをとります
脇から手を入れて、後ろのおはしょりを整えます
片手で両方の衿先を持ち、もう一方の手で背中の縫い目を持って
衣紋をぬきましょう
前のおはしょりを整えます
胸を覆うように衿を左右に引いて、衿元を整えます
腰ひもを胸下に合わせ、
後ろで交差させたら両脇で締めます
前でしっかりと結びましょう
余った部分はひもに挟み込みます
背中のしわをとります
後ろのおはしょりを下に引き、もう一度衣紋をぬきます
伊達締めを胸元にあて、
後ろに回して交差させます
両脇で一度ギュッと締めます
伊達締めを結びます
浴衣の着付けの完成です
おはしょりをすっきりさせるポイント
浴衣をきれいに着付けるポイントは、前のおはしょりをすっきり整えること。おはしょりのだぶつきが気になるときは、下前を斜めに折り上げることで、生地の重なりがなくなり、すっきり着られますよ。
何回か練習しておくと安心!
誰でも初めての着付けはうまくいかないもの。夏祭りや花火大会などの予定がある人は、当日を迎える少し前から、浴衣の着付けを練習しておきましょう。着付けの手順や浴衣の扱いに慣れておくと、本番でも落ち着いて着ることができますよ。
お気に入りの浴衣を着付けて、ぜひお出かけをたくさん楽しんでくださいね。
監修・衣装協力/着物屋くるり
スタイリッシュなコーディネートや品揃えが人気の着物ショップ。東京と大阪に店舗があり、オンラインショップも展開。
撮影/臼田洋一郎 取材・文/有馬未央(KIRA KIRA)