「甘いものが食べたい→後悔」の無限ループを回避する4つの対策
2020/04/06
「甘いものが食べたい!」
もともと甘いものが好きな人はもちろんのこと、ちょっと疲れたときなどにこう思う人は多いでしょう。
そして、クリームやチョコレートがたっぷりと使われた菓子類をパクリ……。なんとも言えない至福のときではありますが、食べ終えた後の罪悪感ははかり知れません。ダイエットが気になるのであればとくに。
そこで今回は、ヨガインストラクターでビューティーフードアドバイザーでもある高木沙織さんに、甘いものを食べたい→後悔……の無限ループを回避する方法を紹介してもらいます。
執筆/監修: ヨガインストラクター 高木沙織
ヨガインストラクター/ライター。骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスを...
回避策1「なぜ食べたいのか」を探る
甘いものを食べたいと思うとき。
その理由は人それぞれでしょう。例えば、気持ちを落ち着かせたかったり、ストレスを発散したかったり、元気を出したかったり、月経前に食の好みが変わったり、毎日の習慣になっていたり……。挙げるとたくさんでてきますよね。
また、不足している栄養があると甘いものが食べたくなるとも言われています。心身と甘いものの関係は切っても切れないのかもしれません。
ですが、自分が「いつ」「どんなとき」に甘いものを欲するのかがわかれば、対処もしやすいはず。
イライラしているときなら深呼吸を何度か繰り返したり、気持ちが沈んでいるときなら太陽の光を浴びながら散歩をしたり、ふだんの献立を見直してみたりすることでも甘いものから少し離れられるのではないでしょうか。
もし、それでも食べたくなってしまうのなら、次のような方法も試してみては。
回避策2:低GI甘味料を使ってみる
自宅で甘いものを欲したときは、甘味料にこだわってみるのもよいでしょう。
例えば、グラニュー糖や角砂糖。これらは摂取後の血糖値の上昇度が高く、それを下げるためのインスリンが大量に分泌されて、血中の糖分を脂肪に変えて体に溜めこむように働くと言われていますよね。
そこで、比較的血糖値の上昇を緩やかにする“低GI値”の甘味料を代わりに使えば、ダイエット中でも罪悪感を減らしながら甘味を楽しめるのではないでしょうか。
あまり聞き慣れないかもしれませんが、マクロビオティックで砂糖の代わりに使われる玄米飴は、香ばしい甘さとコクを感じられる甘味料で親しみやすいと思います。そのほかにも、オリゴ糖シロップやヤーコンといったGI値の低い甘味料があるので、健康食品売り場やオンラインストアで探してみて。
回避策3:植物由来の菓子にシフト
ふだんから洋菓子をよく食べるという人は、寒天や小豆といった植物由来の菓子にシフトしてみるのもよいでしょう。
洋菓子に使われるチョコレートや生クリーム、バターなどに比べると優しい味わいで「強烈な甘さ」ではないものの満足感を与えてくれますし、“濃厚な甘さ離れ”にも一役買ってくれるはず。
寒天や小豆は、食物繊維を含み血糖値の上昇を緩やかにしますし、比較的低カロリー。ただし、そこに甘いシロップをかけたり量を食べすぎたりしない工夫も必要になってきます。
回避策4:できる範囲から減らしていくこと
最後にお伝えしたいのは、「甘いものはできる範囲から減らしていくこと」が大切だということです。というのも、甘いものは依存度が高いため、いきなり「全部やめた!」となるとストレスが溜まって反動が起こりやすいから。
そうならないためにも、筆者のレッスンに参加してくれる生徒さんには、「できることから少しずつを心がけるように」と話しています。
チョコレートをやめたい人はハイカカオチョコレートに変えることから、コーヒーに甘味料を入れるなら半分に、などこのようなことからでもよいのです。
甘いものとのつきあい方を見直してみて、そこから自分がどう減らしていけるか。
これを機に考えてみることが最初の一歩です。