カロリーコントロール、食事計画、食品ダイエットと減量の概念。食卓にサラダと新鮮な野菜を入れ、毎週テーブルに手いっぱいの食事プランを表示

アラフォー女性たちが経験してきた「失敗ダイエット」、その理由がわかりすぎる!

2020/04/02

女性の人生と“ダイエット”には切っても切れない関係がある……、と思いませんか?

初めてのダイエットは体型が変わり始める中高生のとき。そして、それからも人生の節目を迎えるタイミングでダイエットを繰り返し、アラフォー世代となった今。「さまざまなダイエット方法を試してきた」という人は少なくありません。なかには、ダイエットの数だけ失敗を繰り返してきたなんて人も!

そこで今回は、ヨガインストラクターである高木沙織さんが、レッスンに通う生徒さんから聞いた「やらなきゃよかった」と後悔したダイエットの失敗談についてご紹介します。

ヨガインストラクター/ライター。骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスを...

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失敗ダイエットその1:置き換えでほかの食事がご褒美状態

チア種子、健康食品のコンセプト、朝食、黄色の背景が付いている瓶の緑のほうれん草のスムージー
Jelena Irikova/gettyimages

まずはA子さん(42歳)の失敗談から。

週3日間パート勤務をしているA子さん。ヨガのレッスンには週1~2回通っているアクティブな彼女の失敗ダイエットは、置き換えダイエットでした。

一日の摂取カロリーを抑えるために、毎日朝か夜のどちらかをグリーンスムージーに置き換えていたのだそう。置き換えをした翌日はおなかがへこみ、体が軽く感じ、達成感もあったといいます。……が!

「1食置き換えをしているからあとの食事はいいか~って、モリモリ食べてしまっていました。置き換えダイエットをする前よりも食べる量が増えて、1週間でやめました」

1食をヘルシーにすませたのだから……と、あとの食事はご褒美的な感覚になってしまう気持ち。ちょっとわかります。実際のところ食べる量も減っているわけだから、おなかもグーグー空きますしね。

置き換えダイエットをするなら、毎日続けておこなわない、スムージーでも食材を変えたり、たまにはスープにしたりして飽きがこないようにするなど、ちょっと工夫をするとよいかもしれませんね。

失敗ダイエットその2:空腹時間を長くしすぎて暴食

目覚まし時計、カトラリーとプレート。
TanyaJoy/gettyimages

次はB子さん(44歳)のお話。

フルタイムの仕事に就いていて、小学生のお子さんがいるB子さん。朝食は家族でいっしょにとるのですが、職場に着くと仕事に追われて昼食を食べ損ねることが多いといいます。そのまま夕食まで何も食べないか、ゼリー飲料を口にする程度だったというのでちょっとビックリ。

「もともとランチは軽めにすませていたし、食べられなくてもいいかなって。ダイエットにもなるでしょ?」

そんな気持ちで昼食をとらない生活を続けていたある日の夕食。

「お母さん、最近の夜ご飯ガッツリ系ばかりだね。しかもすごい勢いで食べるよね」と、お子さんから言われて気がついたそう。「あ、私飢えていたのかもしれない」って。

空腹時間が長くなると、どうしても次の食事で食べすぎてしまうでしょう。また、欠食後の食事のあとは血糖値が急上昇して肥満の原因にもなりかねません。

空腹時間を長く取りすぎることがないように、食事の間隔も大事にしたいものです。

失敗ダイエットその3:サラダで冷えまくり

大理石と木材を提供するボード上のミックスサラダトップビュー
jenifoto/gettyimages

C子さん(45歳)は専業主婦の生徒さん。夫と2匹の猫と暮らしています。

そんなC子さんがおこなったダイエットは、とにかくサラダをモリモリ食べるダイエット。もともと体を動かすことが得意ではなく、食事で何とか体型維持ができないかと考えたのだそう。ちなみに割合でいうと、サラダ8に対してそのほかが2。それも、生野菜ばかりを食べていたのです。すると……?

「夏場はまだよかったんですよ。でも、寒くなってきてからは体が冷えて冷えて。友人と会うたびに、顔色が悪いって言われていました」

そうでしょう!そもそもサラダによく使われる生野菜のなかには、体を内側から冷やす陰性の野菜(アスパラガス、セロリ、きゅうり、レタス、トマト、ピーマンなど)が多いのです。冷えは代謝を下げるだけでなく、さまざまな不調の原因となるので温野菜のサラダにしたり、ほかの主食やおかずの割合を増やしたりしてバランスよく!

失敗ダイエットその4:柔らかいものばかりで食べ応えナシ

生のオーガニックのソイ豆腐
bhofack2/gettyimages

最後は筆者(37歳)の失敗ダイエットについてお話ししましょう。これはまだ食事の知識がなく、ヨガのインストラクターにもなる前の話。

一人暮らしをしていた筆者は、「何となくヘルシーそうなものを」と豆腐やささみ、よく火を通した煮物、果物などをよく食べていたのですが、食べ終わってみてもどういうわけか満たされないのです。食事の量や回数は減らしていないのに、ですよ。

その原因は、咀嚼回数の少なさ。あまり噛まなくても食べられるものばかり口にしていたため、早食いだったし、噛むことでの満足感・満腹感が得られず食後にもやもやしていたのです。しかも、その早食いと噛まないクセは硬いものを食べているときにも現れるように。消化にも悪いですよね。

実家に帰省し、母親と食事をしていたときに「もっとよく噛んで食べなくちゃ」と言われ、咀嚼の大切さに気づいたのです。

当時の写真をよーく見ると、フェイスラインがたるみ若々しさを感じられない顔をしていました。

みなさんも同じような経験はありませんでしたか?

ダイエットをがんばって体型を維持しようという気持ちはとても素晴らしいのですが、まずは自分の健康が第一です。

くれぐれも無理はしないように……。

監修・執筆・・・

高木沙織さん

ヨガインストラクター/ライター。骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスを得意とし、体の内外から美しさをサポートする。「美」と「健康」には密接な関係があることから、野菜や果物、雑穀に関する資格を複数所有。スーパーフードにも造詣が深く“スーパーフードエキスパート”としてイベント講師も務める。

 
 

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