小さなテクが5年先の明暗を分ける!スキンケアの正解
2020/09/30
知っているつもり?思い込み?これまでのスキンケアを見直して、40代に必要なお手入れをもう一度、学びませんか?未来の美肌は自分の手で育てることができるんです。肌も、自分をいたわるようにやさしく触れてあげましょう。
<教えてくれた人>
山本未奈子さん
美容家として活躍するかたわら、「日本でいちばん女性を幸せにする会社」をビジョンに、美容やファッション、ヘアアクセサリーブランド、さらにスパ事業の運営を手がける。プライベートでは、3人のお子さんのママとしての顔も。
40代がめざすべきは、美肌よりも健康肌です!!
朝晩のスキンケア、なんとなく義務感で行っていませんか?それって、すごくもったいないこと。自分の肌と向き合い、基本に忠実に、正しいお手入れを行っていれば、肌はいつだって素直に、どんどん元気になってくれる。そのためには過剰なお手入れは必要ないんです。
大事なのは、肌にダメージを与えないこと。肌内部での微炎症は、エイジングを加速させる原因になります。まずは365日、紫外線対策を徹底すること。さらに肌を絶対にこすらない。自分をいたわるように肌にやさしく触れてあげること。
この繰り返しが、明るくヘルシーな大人の上向き肌を育てる秘訣です。
40代は内側からのサポートも!
1日で不足しがちなビタミン、ミネラルを22種類も配合。マルチビタミン&ミネラル 30日分(180粒)¥1,053/ファンケル
山本さんPRODUCE
豊富に含まれた植物由来の成分が、強い日ざしから肌を守り抜く。UVディフェンス プロ 30日分(2粒×30袋)¥8,600/シンプリス
40代が絶対にやるべき!スキンケアの基本ルール
美容情報はあふれているのに、イマイチ正しいお手入れ方法がわからない……。そんな声に応えて40代のためのお手入れ方法をレクチャーします。
1 "筋肉"に沿ってさわる
スキンケア化粧品をなじませるときは、顔の筋肉の大まかな方向に従って行うのが基本。リンパの流れに沿って"下から上へ"、"中から外へ"を意識しながら指を軽やかに動かして。
2 デコルテまでが"顔"と思ってケアする
肌をこすると、刺激を感じて炎症を起こします。実はこの炎症が、シワやたるみ、シミを招く原因。余分な力を抜いてやさしくタッチ。また首や胸元まで忘れずにケアを行いましょう。
3 とにかく"化粧品の量"をケチらない
肌がキレイな人ほど、スキンケア化粧品の量にこだわります。最低でも規定の量は使うこと。化粧水の場合コットンなら滴るくらい、手なら顔全体がたっぷりぬれるくらいの量が理想です。
老けを防止したいなら洗いすぎてはいけない!
洗顔はスピーディーにやさしく汚れを落とすこと。無意識にゴシゴシこすったり、2度も3度も洗ったり、しつこくマッサージするのはやめましょう。正しい洗顔こそ美肌へのファーストステップです。
朝洗顔
【カサつく、ヒリつく日】
化粧水で拭き取るだけにする。
【ベタつく、ザラつく日】
洗顔料で洗う。
寝ている間に汗ばんだり、肌がごわついていると感じたら洗顔料を使って洗うのが正解。その際、ゴシゴシこするのは絶対NG。たっぷりの泡で洗い上げて。
朝におすすめ
●拭き取るだけで透明美肌に
角質をおだやかにオフしながら、潤いで肌を満たす。ネイチャーコンク 薬用 クリアローション[医薬部外品](200ml)¥850/ナリス化粧品
●洗い上がりのツッパリ感なし
洗い上がりの乾燥を防ぎ、もっちり。エリクシール シュペリエル モイストイン クレンズ(140ml)¥1,800(編集部調べ)/エリクシール
夜洗顔
肌にやさしいミルクorクリームタイプのクレンジングに。
毎日のことなので、肌への負担が少ないミルクかクリームタイプがベター。また、W洗顔不要の物を選べば"落としすぎ"による乾燥トラブルの回避にも◎。
夜におすすめ
●肌に負担をかけないメイクオフが可能
きちんと落としてくれるのに、メイクオフ後はしっとりとした潤い感まで。トリートメント クレンジング ミルク(200g)¥3,000/カバーマーク
●濃密クリームが肌を包み込む
とろけるような使用感で、こわばった肌と心を解きほぐすような至福のメイクオフが可能。オルビス オフクリーム(100g)¥2,300/オルビス
高い化粧水を使うよりハンドプレスでなじませることが大事!
理想を言えば、高級な化粧水をバシャバシャ使いたい……。けれど現実的ではないですよね。化粧水は量の多・少が重要ポイント。高い化粧水をチビチビ使うより、高コスパな物をたっぷり使うほうが、断然、透明度がUP!
CHECK!肌への吸収力をUPさせるには?
(1)肌を温める (2)肌を密閉する
→ハンドプレスで温めながら、潤いを閉じこめて!
MINAKO'S Point
化粧水は、美容液を浸透させるための下準備。だからプチプラで充分なんです!
●美容液のように濃密に潤う!
浸透型ヒアルロン酸を新配合し、さらに進化。肌ラボ®極潤プレミアム®ヒアルロン液(170ml)¥900/ロート製薬
●潤いを閉じこめ肌ふっくら
カルテ ヒルドイド モイスチュア ローション[医薬部外品](150ml)¥1,800(編集部調べ)/コーセーマルホファーマ ※9/16発売
いちばんお金をかけるとしたら美容液が効果的です
美容液は、シミ対策やシワ対策など悩みに対応する明確な目的を持って作られています。肌トラブルの特効薬として、さらにはトラブルを未然に防ぐ予防薬としても効果を発揮。ふだんから積極的な使用を。
MINAKO'S Point
期待する美容効果に合わせて、成分にこだわって選びましょう!
【ピュアビタミンC】
使ってすぐ、パッと明るくハリ肌に。
毛穴や乾燥小ジワ、くすみなどあらゆる肌悩みにアプローチするピュアビタミンCを限界濃度で配合。使ってすぐに実感できる、驚異の即攻性にリピーターが続出する伝説の美容液。オバジC25セラムネオ(12ml)¥10,000/オバジ
【美白有効成分コウジ酸】
濃く目立つシミにも徹底アプローチ!
パワーアップした進化系コウジ酸美白美容液がシミの発生源にじかに効いて、シミのもとを無色化。当然、濃いシミへの効果も期待!ONE BY KOSÉ メラノショットホワイト D[医薬部外品](40ml)¥5,300(編集部調べ)/コーセー
【ナイアシンアミド】
目尻の線ジワもおでこの面ジワもケア!
シワ改善有効成分「D-リンクルアミド」を配合した、オイルリキッド状の美容液。刺激が苦手な敏感肌でも積極的なエイジングケアが可能に。アヤナス リンクルO/Lコンセントレート[医薬部外品](30ml)¥6,500/ディセンシア
保湿は使い心地のよさで選んでいい
乳液やクリームは、肌に油分と潤いを補給するもの。特に油分には潤いが逃げるのを防ぐ大切な効果があります。朝晩のスキンケアの仕上げに使うことで、時間がたっても肌はしっとり。べたつきが苦手でも、お手入れは乳液やクリームで締めくくるのが鉄則。
MINAKO'S Point
朝の保湿後は、家にいる日も365日必ず日焼け止めを塗って。
●ぴたっと吸いつく高密着クリーム
濃密なクリームが肌を上向きに、ハリ感アップ。エンリッチリフト アドバンスドクリーム(45g)¥4,500/ドクターシーラボ
●べたつかずにふわっと軽いつけ心地
肌荒れを防ぎながら、深く潤いを届ける。キュレル潤浸保湿 フェイスクリーム[医薬部外品](40g)¥2,300(編集部調べ)/花王
美容乳液なら時短に◎
1本で美容液と乳液、クリームの役割を果たし、大人の肌悩みをケア。みずみずしい使用感でのびがいいのも◎。N organic モイスチュア&バランシングセラム(60ml)¥5,800/シロク
ボディケアは体の洗い方で9割決まる!
顔と同様に洗いすぎに注意が必要なボディは、湯ぶねにつかるなら、ソープでは洗わないくらいがむしろちょうどいい。ソープを使うなら保湿効果のある物を、しっかり泡立ててからやさしく洗いましょう。
CHECK!ソープで毎日洗うのはこの5カ所!
・デコルテ
・背中
・わき
・足
・デリケートゾーン
汗や皮脂の分泌が多く、汚れがたまりがちな部分は、洗浄料で毎日洗いましょう。この5カ所をケアしていれば、ニオイ問題も心配ありません。
●美肌フローラに着目。洗いながら潤う!
ダヴ ボディウォッシュ プレミアムモイスチャーケア ポンプ やわらかなフローラルの香り(500g)オープン価格/ユニリーバ
●ふわとろ泡でやさしく汚れオフ
もっちり、とろっとした泡で、肌の潤いを守りながら洗う。リリースバイタッチ ボディシャンプー(500ml)¥1,000/オルビス
Have a try!
□こすらず、やさしく肌に触れるようにしてみる
□デコルテも顔だと思ってケアしてみる
□化粧水はハンドプレスでしっかりなじませてみる
エリクシールTEL0120・770・933 オバジ 大阪TEL06・6753・2422 オバジ 東京TEL03・5442・6098 オルビスTEL0120・010・010 花王(キュレル)TEL0120・165・698 カバーマークTEL0120・117133 コーセーTEL0120・526・311 コーセーマルホファーマTEL0120・008・873 シロクTEL03・5459・6270 シンプリスTEL0120・370・063 ディセンシアTEL0120・714・115 ドクターシーラボTEL0120・371・217 ナリス化粧品TEL0120・32・4600 ファンケルTEL0120・750・210 ユニリーバTEL0120・110・747 ロート製薬TEL06・6758・1272
参照:『サンキュ!』2020年10月号「素肌に自信がもてるスキンケアの正解」より。
撮影/天日恵美子[人物]、奥村亮介(スタジオバンバン)[商品] 編集/サンキュ!編集部
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