生き方も働き方も全部変えたくて地方に移住!新しい幸せを見つけたとある家族のカタチ

2020/09/30

「今の暮らしを変えてみたい」って、思ったことはありませんか?例えば地方へ移住して新しい幸せを見つけた方に、お話を聴きました。こんな時代だからこその「暮らし方」について、考えるヒントのひとつになりますように。

<教えてくれた人>
三村ひかりさん
夫と中1の娘との3人暮らし。33歳のときに名古屋から小豆島へ移住。農業をしつつ、カフェを運営。HOMEMAKERSの屋号で、野菜、オリジナル調味料やシロップなどを販売。
インスタグラムはpicacch

厄年で移住。生き方も働き方も、ぜ~んぶ変えたくなったんです

仕事と、家庭。都会では時間が「分断されていた」。

結婚、出産を経つつ、新卒で就職した名古屋にある会社に勤め続けていたひかりさん。夫は、毎日帰りが遅いうえ、週末もほぼ休みなし。「そんな状況だから私は残業もできないし、100%仕事に打ち込むことができず、中途半端でした」。また、企業に勤める会社員である以上、子どもと過ごす時間も少なく、家にいる時間は家事に子どもの世話に大忙し。さっきまで子どもとバタバタの時間を送っていたのに、一歩家を出たら、今度は仕事だけ。「子育てや家事と、仕事の時間が分断されてしまう自分の働き方に違和感を覚えていました」。

ずっと感じていたもやもやを解決すべく移住を決意。

朝ごはん以外は、家族で食卓も囲めない。自分の時間もない。何のための家族なんだろうか……。
もやもやした思いを抱えていたしんどい日々。そんなときに起きたのが、東日本大震災でした。「自分が入院・手術したタイミングと重なったこともあり、『あ~、生き方、働き方を変えたい!』と思いました」。心も体も疲れ切っていて、振り返れば厄年だったその年。ひかりさんの心は大きく揺らいだのです。激務の夫も同じ気持ち。ちょうど、その前年、毎年行っていた夫の祖父の住む島の魅力にあらためて気づいたこともあり、小豆島への移住を決意。

今は時間に追われても、それが不思議と楽しい暮らし。

ゼロから始めた農業が、今の仕事のベース。畑の世話、収穫はもちろん、個人のお客さまへの細かい出荷作業もあります。育てた野菜を使った食事を提供するカフェの運営から、販売する調味料やシロップ作りまで。やることは満載!移住してものんびり暮らせるようになったわけではなく、時間に追われる日々は変わりません。でも、全部、自分で決めて時間のやりくりができます。会社員時代と違い、仕事の合間に家事ができ、夫もいつもそこにいる。毎日家族で食卓を囲めるようにもなりました。「1人の時間が欲しいと思わなくなりました。仕事と暮らしがつながっている、この暮らしが心地いい。自分の力で人生を生きているって感じがします」。

HISTORY

2000 名古屋で就職
大学では建築を学び、地図を作る会社に就職。

2004 名古屋で結婚
大学時代の先輩で、庭の設計をする会社で働いていた夫と結婚。

2007 長女誕生
夫が残業続きなうえ、土日も出勤していたので、忙しく育児、家事を回しながら仕事を継続。

2012 小豆島に家族で移住
失業手当も受け取りながら、移住先での基盤をつくり上げる日々。島内のイベントなどにも参加し、人脈を広げる。

2013 会社「HOMEMAKERS」設立
農業を主体に、農作物から加工品も作る会社を設立。

2014 改装した古民家でカフェスタート
最初からやりたいと思っていたカフェを開業。使う野菜はもちろん自分たちで育てたもの。

2020 ともに働く仲間も増え、農地を拡大

最初は手こずった野菜作り

今は農地を広げスタッフも増やし、野菜作りも軌道に乗っていますが、最初はゼロから試行錯誤。「思った以上に手をかけないと野菜は育たないことを知りました」。

1人ランチから仲間と囲む食卓へ※

会社員時代は、ささっと1人ランチだったのが、今は、スタッフと一緒の大所帯のランチ。「昔は料理が苦痛だったのに、今は、みんなで作るから楽しい」。

※撮影は20年3月中旬

仕事と暮らしがつながることの意味

仕事と暮らしがつながっているから、娘のいろはちゃんも仕事をお手伝い。「家の仕事を家族で一緒にするってすごく大切。親が教えられることは、たくさんあります」。

いろいろな縁がつながって広がる

小豆島はしょうゆ、ごま油など、食関連の産業が発展している島。縁がつながって、しょうゆ屋さんと一緒に調味料を作っています。地域の人たちとの関係も良好。

娘と散歩しながら秘密のおしゃべりを

コロナによる自粛生活の間は、夕方、娘と30分ほど自宅周辺を散歩することが日課に。半径500mの世界の魅力にも気づき、娘とゆっくり話ができた貴重な時間。

移住して驚いたこと

うわさが広がるのが、とにかく早くてびっくり!どこでも知り合いにばったり会うし、あそこに住む三村さんというのは、みんな知っているので、スーパーでも気が抜けません。

Have a try!

□今の暮らし方でよいか家族で話し合ってみる
□地方の移住先情報をいろいろ調べてみる
□あきらめている夢はないか考えてみる

参照:『サンキュ!』2020年10月号「地方に移住して見つけた最高の暮らしと時間」より。

撮影/大森忠明、ご協力いただいた皆さま 編集/サンキュ!編集部

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