会社員、パート・アルバイト、フリーランス、起業、あるいはSNSを駆使したインフルエンサー活動など、多様な「仕事」が広がる現代。また、多くの選択肢があるなかで、自身のキャリア・生き方をステップアップするための「学び」の重要性も高まっています。
サンキュ!読者の皆さんも、「学び」や「仕事」についていっしょに考えてみませんか?
最新トレンドや社会問題について調査するサンキュ!STYLE取材班が、「学び」と「仕事」に関する情報をご紹介する連載「39WeeklyNews Learn&Biz」。今回は、サンキュ!STYLE 取材班の植松愛実がお届けします。

- 9割が感じている!梅雨時はやっぱり体調が悪い…
- みんなの「あるある」が五七五に!労務川柳の入賞作品が発表
- 引っ越しせずに移住体験!?仕事とくらしを4カ月体感するプログラム
- 明日がちょっといいミライに!今日のワンステップ
9割が感じている!梅雨時はやっぱり体調が悪い…
曇りや雨の日が多く、じめじめムシムシした空気感が続く梅雨時期、なんとなく体がだるく感じたり、気持ちが落ち込んだり…これって私だけ?と思いきや、そうでもないようです。
生活用品やサービス選びに役立つ情報を発信するサイトを運営する株式会社FoR/FoRINC.が20代以上の男女100人を対象にアンケートを実施したところ、「梅雨の時期に体調の変化を感じたことがある」と答えた人が9割を超えるという結果に。梅雨の間は気圧の変化や高湿度、日照時間の少なさなどによって、日々の体調に影響を感じる人が多いようです。
年代別に見ると、30〜40代では「頻繁に体調の変化を感じる」と回答した割合が高く、仕事や家庭の責任が重なりストレスを感じやすい年代であることと関係しているかもしれません。また症状については、20〜40代では「頭痛」や「気分の落ち込み」、50代では「だるさ」を回答した人が多いのが目立ちました。
一方、体調不良への対策として最も多かったのは「ストレッチ・運動」で、全体の29%が実践しているとのこと。次いで「湯船に浸かる」「睡眠改善」「食事で調整」「サプリや漢方」と続き、人それぞれ対策があるようです。みなさんも、手軽に取り組みやすいものから試してみて、自分にあう対策を探してみてくださいね。
みんなの「あるある」が五七五に!労務川柳の入賞作品が発表
みんなの勤務や給与を管理する労務は、さまざまな苦労やストレスがつきもの。そんな労務にかかわる川柳を、労務のアウトソーシングサービスを提供するフリー株式会社が募集し、このほど入賞作品が発表されました。
大賞に輝いたのは、シンプルに社員を思う気持ちが込められた一句。育児休業や介護休業など、さまざまな制度が導入されている現代ですが、最終的に離職を思いとどまらせるのは社員ひとりひとりに寄り添う姿勢なのかもしれません。
【入賞:今を大切にしま賞】12月 あっという間に 年長(調)さん
「今を大切にしま賞」に選ばれたのは、毎年あっというまにやってくる年末調整と、あっというまに5歳になった娘をかさねて詠んだ句です。日々忙しく働いていると、年に一度しかないはずの年末調整や決算もあっというまにやってくるし、子どももあっといまに学年が変わっていく…、働く親の「あるある」ではないでしょうか。
ほかにも「マニュアルを 配布したのに 電話くる」など、業種や職種が違っても共感してしまうような応募作品が、フリー株式会社のサイトで公開されています。
引っ越しせずに移住体験!?仕事とくらしを4カ月体感するプログラム
2010年代頃からトレンドになった地方への移住は、コロナ禍を経てオンラインでの業務が効率化され、今や現実的な選択肢のひとつとして考える人も多くなったのではないでしょうか。とはいえ、いきなり知らない土地に引っ越すのは、誰でもハードルが高いですよね。
そこで奈良市は、引っ越しをせずに移住を体験するプログラムを実施。複数の地元企業と協力し、オンラインで4カ月間、新規事業にチャレンジする「ならわい」プラグラムの参加者を全国から募集します。
奈良での仕事やくらしを体験することで、将来の移住や働きかたについて具体的に考えることができるだけでなく、新規事業の課題に取り組むことで、自分の新たな可能性が見つかるかも…?募集開始に伴い、東京で連動イベントが開催されるほか、オンライン説明会も開かれます。
地方でのくらしに興味があるけど今まで踏み出せなかった…という人は、説明会に参加してみるだけでも、視点や印象が変わるきっかけになるかもしれませんね。
【募集概要】 募集期間:2025年7月21日(月)まで プログラム実施期間:2025年9月~2025年12月 募集人数:9名(3チームに分かれてプロジェクトに取り組んでいただきます。) プログラム参加費:2万円(消費税込/移動交通費、宿泊費、食費など各自負担) ※原則として、奈良県外在住者の方が対象です。詳細は、募集要項をご確認ください。 【プログラム説明会 開催概要】 ※すべてオンライン開催 [開催日程]第一回 6月27日(金)19:00~20:00、第二回 7月2日(水)19:00~20:00、第三回 7月7日(月)19:00~20:00 [参加費]無料
明日がちょっといいミライに!今日のワンステップ
「学び」や「仕事」に関する情報を一歩(ワンステップ)踏み込んで調査!その内容をご報告します。
移住したら仕事は変えなきゃいけない?調べてみた!
今やさほど特殊な選択でもなくなった、地方への移住。内閣府の2023年の調査によると、東京圏に住む人で地方移住に興味があるのは35.1%(全年齢の平均)で、じつに3人に1人以上が興味を持っているという結果でした。
ただ、いざ移住するとなると、仕事や収入への不安はつきもの。同じ内閣府の調査では、地方移住にあたっての懸念として、「買い物や公共交通機関の利便性」や「人間関係や地域コミュニティ」をおさえてダントツ1位が「仕事や収入」でした。
筆者も、移住したら当然、新しい仕事を探さなきゃいけないのかな…と思っていたのですが、一方で気になるアンケート結果も。株式会社パーソル総合研究所が、実際に移住を経験したことのある20~60代に聞いたところ、移住に伴って「転職はしていない」と答えた人が53.4%もいました。
仕事を変えずに移住するという選択肢があるなら、ちょっとハードルが下がりそうですよね。地方移住が話題になり始めてから10年ちょっと、世の中の制度やテクノロジーも進み、移住をめぐる状況は少しずつ変わり始めているようです。
■執筆者・・・サンキュ!STYLE 取材班 植松愛実
気象予報士と料理人の両面で活動。サンキュ!では季節ごとの食材のおいしい食べかたや、家事に役立つ天気の豆知識を執筆中。
【大賞】制度より 寄り添う姿勢が 離職減