日本女性の美しさのイメージ

コロナ禍のいま、メイクアップアーティストが提案したいこと

2021/06/16

すっかりマスク生活が定着し、フルメイクの頻度も落ちてしまった…というかたも多いのではないでしょうか。しかし、“そんないまだからこそやって欲しいことがある”と、ヘアメイクアップアーティストの榊美奈子さん。

いったいどんなことなのか、詳しく聞きしました。

ヘアメイクアップアーティスト。1967年東京生まれ。4年半の美容室勤務の後、沢田哲哉氏に師事。30歳で独立し...

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スキンケアはひとつひとつ丁寧に!

男女関係なく、マスクで肌荒れしている方は多いはず。とくにこれからの季節、暑さで蒸れてますます荒れやすくなるので、あまり刺激のあるようなケアは控えたほうがよいですね。

ファンデーションなど、ベースメイクをしっかり塗る必要が少ない分、肌を大切にしてあげてね。

肌を労わるうえでまず大切なのは、スキンケア。スキンケアでは、ひとつひとつのアイテムを丁寧につけることを心がけて。乳液、クリームなどはマッサージをしながら塗ったり、ハンドプレスをしてあげましょう。

そして目のまわりばかりに気を取られて、マスクで隠れている鼻から下を疎かにしないようにね!マスクから解放されたとき、いままでマスクに隠されていた部分がやたら老けていた……と、愕然とすることになりかねません。

スキンケア用品の見直しを!

化粧品スキンケア包装.自然光と影を持つ豪華な白い大理石に美容製品モックアップ。
paulynn/gettyimages

いまいち合っていない気もするけど、何となく同じスキンケア用品を使い続けている……というかたは、この機会にいままで使ったことのない商品にもチャレンジしてみては?

たとえ肌に合わなかったとしても、マスクで隠れるときこそ、思い切って試してみるチャンスです。サンプルをもらうなど、気になったものは積極的に試してみてはいかがでしょうか。

私自身も昨年ストレスなどで肌荒れしたとき、スキンケアを一式替えました。あれもこれもと足すのではなく、シンプルなケアに切り替え、先ほど言ったようにひとつひとつを丁寧につけるようにしたんですね。

ときにはアイテムを減らすことで、いまの自分の肌に本当に必要なものがわかってきますよ。何より、肌の調子がよいと気持ちもよいし、自分に自信がつきますよね。

表情筋を鍛えよう!

アジアの女性は良い肌をしている
RyanKing999/gettyimages

人と大きな声で喋る機会も減り、表情筋をあまり使わない生活が続いているのではないでしょうか。筋肉は使わないと衰えてしまいます。

意識的に口を大きく動かすなど、表情筋が衰えてしまわないように気をつけて!顔ヨガなどもオススメですよ。

敬遠しがちだったカラーにチャレンジ!

メイクにおいても、いままで使ったことのない色にチャレンジしてみては?この色は似合わない…と思い込んでいるだけかもしれませんよ。たしかに昔は似合わなかったかもしれないけど、いま使ってみると意外に似合っていることも!

アイカラーやリップの色はもちろん、アイラインの入れ方など、いままで敬遠してきたことをいろいろお試ししてみるのもよいと思います。メイクは変だなと思ったら落とせばよいんだから!

眉毛を伸ばしてリセットしてみる!

眉毛を変えたいと思っているかたは、おこもり中のいまがチャンス!変えたいけどどう変えてよいかわからない…というかたは、一度ボサボサに伸ばしてみましょう。長年習慣づいたお手入れを一度グッと我慢してみてください。

トレンド的にも、毛流れを生かした平行とアーチの中間、ナチュラル系の太眉がイマドキっぽいので、毛は生やしておいたほうがよいですよ。

毛が少ないかたも眉頭にはあるはず!眉頭にコートや透明のマスカラを根元から塗って毛を立たせてあげると、立体感が生まれイマドキ感が出ますし、リフトアップにも繋がりますよ。


外出する機会も減りがちなマスク生活のいまだからこそできること。ひとつでも気になることがあったかたは、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

教えてくれたのは・・・

榊美奈子さん

ヘアメイクアップアーティスト。1967年東京生まれ。4年半の美容室勤務の後、沢田哲哉氏に師事。30歳で独立し、現在に至る。スチールを中心に女性誌、広告で幅広く活躍。不定期でメイクレッスンも開催。



取材・文/岸沙織

 
 

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