究極の簡単手作りパンが登場!”こねない”でできる「パン」の作り方
2017/06/10
「手作りパン」って憧れるけど、生地をこねたりするスペースも道具もないし、なにより初心者には難しそう。そんなあなたにグッドニュース! 実は、「こねない」で簡単に作れるおいしいパン、あるんです! 焼き立ての香り、ふんわりカリッとした食感をぜひ、楽しんで!
~基本の「こねないパン」の作り方~
【材料】(直径約15cmの丸パン1 個分)
強力粉……150g
インスタントドライイースト……小さじ1/2
A(砂糖、塩〈あれば粗塩〉、サラダ油各3g 水110g)
打ち粉、サラダ油……各適量
【作り方】
1.ドライイーストを混ぜる
ボウルにAを入れ、ドライイーストを全体に振り入れて30秒ほどおく。ドライイーストが溶けて沈んできたら、ゴムべらで混ぜる。
2.粉を混ぜる
1に強力粉を一気に加える。ゴムべらでボウルの底からすくい上げるように全体を大きく混ぜ、粉っぽさがなくなってきたら、切るように混ぜる。
Point
ゴムべらの持ち手の根元を持ち、全体をしっかりと混ぜる。
3.1次発酵
粉っぽさがなくなり、生地がしっかりまとまったら、ラップを掛けて発酵させる。1.5倍にふくらんだら、ガス抜きをして、再びラップを掛けて発酵。発酵の途中でガス抜きをすることで、おいしい生地になる。
1)1次発酵前半。ボウルにラップを掛け、室温(25℃前後)で3 時間ほど発酵させる。発酵前の生地の1.5倍の大きさが目安。ふくらみがたりなければ、少し時間をおいて様子をみる。
2)ゴムべらを側面から差し込み、生地を持ち上げるようにして底から混ぜ、ガスを抜く。
3)1次発酵後半。再びラップを掛けて室温で2 時間ほど発酵させる。1次発酵前半終了時と同じくらいの大きさになったら1 次発酵終了。
4.成形
バットに打ち粉を広げておき、ボウルからバットに生地を移し、成形をする。生地が柔らかいので、動作はなるべく素早く。道具や手に生地がくっついてしまわないように注意する。
Point
バットの中で成形完了。キッチンが粉だらけ、なんてこともありません♪
1)生地のまわりに1 周ぐるりと打ち粉をふる。打ち粉をまぶしたゴムべらを底まで素早く差し込んで生地とボウルを引き離す。生地の周囲を1周し、生地がはがれてきたら、ボウルをひっくり返してバットに移す(なるべく自然に落ちるのを待つ)。
2)手に軽く打ち粉をつけ、生地を少し押し広げる。生地の端を少し折って合わせ目を指で押さえる。少しずつ重ねるようにしながら1周繰り返す(なるべく生地の内側に粉が入らないようにする)。
3)合わせ目を下にして手にのせ、生地の表面に張りをもたせるように丸く形を整える。合わせ目は指でつまんでとじる。
5.仕上げ発酵
オーブン用シートを敷いたオーブンの天板に、とじ目を下にして生地をのせる。サラダ油を薄く塗ったラップでふんわりと覆い、暖かい場所に40分おいて仕上げ発酵する。
Point
成形後、生地を仕上げ発酵させる。発酵時は、生地が乾燥しないよう、ラップを掛けるのがポイント。ただし、ふくらんだ生地は柔らかく、ラップに貼りつきやすいので、ラップの内側にサラダ油を塗っておくのを忘れずに。
6.焼く
仕上げ発酵後、生地の表面に茶こしなどで軽く打ち粉をふり、ナイフなどで十字にクープ(切り込み)を入れる。クープが開き、生地が1.5倍にふくらんだら、切り込みにサラダ油少々を垂らし220℃に予熱したオーブンに入れて30分ほど焼く。
Point
クープを十字に入れる場合、生地を横断するように長く1 本入れ、残りは、この線に直角に交わるように、外側から中心に向かって半分ずつ入れると、きれいに切り込みが入る。開いてきたら、サラダ油を垂らすと、焼き上がりのクープがきれいに仕上がる。
カンパーニュの出来上がり!
生地のおいしさや食感を味わうなら、「焼きたて」よりも「さめたて」がおすすめ。ホームメイドならではのぜいたくな楽しみ方です。ぜひ試してみて♪
参照:『サンキュ!』6月号「晴れた日に作りたいこねないパン」より一部抜粋 監修/藤田千秋、撮影/寺澤太郎、取材/田久晶子、文/田谷峰子
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