寝る前に仕込んでおけば翌朝15分で完成!じつはカンタンにつくれる「焼きたてフォカッチャ」
2024/04/16
保存容器に材料を入れて、ぐーるぐる。一晩ほったらかして朝焼いたら、たった15分でカリッ、フワッのフォカッチャのでき上がり!こねないから手も汚れない、魔法みたいなフォカッチャをお届けします。
基本のフォカッチャの作り方
面倒くさいことは、一切ナシ。材料も作り方もミニマムな4ステップで、夜寝る前に仕込んでおけば、朝、焼きたてフォカッチャが食べられます。
●材料(21cm四方のもの1個分)
[A]
強力粉…200g
きび砂糖(または砂糖)…5g
塩…3g
インスタントドライイースト…3g
水…160ml
+(焼く前) 強力粉、オリーブ油、ドライローズマリー、岩塩…各適量
【夜】
(1)保存容器で混ぜる
保存容器に[A]を入れてカレースプーンで混ぜ、水の約9割を加えて混ぜる。容器の四隅など、粉っぽい所に残りの水を加え、均一になるまで混ぜる。
(2)冷蔵室でねかせる
容器のふたを閉め、冷蔵室で約8時間ねかす。
※生地は冷蔵室で発酵後、1日1回水でぬらしたスプーンで軽く混ぜれば、約5日間冷蔵保存できます。
【朝】
(3)天板に落とす
オーブントースターの天板にアルミホイルを敷く。生地に強力粉を軽くふって容器をひっくり返して置き、生地が自然に落ちるのを待つ。
(4)穴をあけて焼く
オリーブ油を回しかけて指で20カ所くらい穴をあけ、オーブントースターで約15分焼く。
※オーブンで焼く場合は、200℃に予熱して約15分焼いてください。
Bon appétit!!!
香ばしい焼きたてのフォカッチャがあれば、それにサラダやスープで、もうじゅうぶん。合わせる食材やジャムによって、味わいの広がりは無限大。大好きな組み合わせや、自分だけの味を見つけてね!
ハーフ&ハーフ
●材料と作り方
基本のフォカッチャの材料と作り方(1)~(3)を参照し、生地を作る。生地の半分に、半分に切ったミニトマト5個分、薄切りオリーブ(黒)30gをのせ、ピザ用チーズ60gを散らす。生地の残り半分には、モッツァレラチーズ(一口タイプ)12粒を埋め込み、バジルソース(市販品)大さじ1をかける。全体にオリーブ油適量を回しかけ、岩塩適量を散らし、基本のフォカッチャと同様に焼く。
ブロッコリーとソーセージ
●材料と作り方
基本のフォカッチャの材料と作り方(1)~(3)を参照し、生地を作る。生地にソーセージ4本、ゆでたブロッコリー5~6房をのせ、粉チーズ大さじ2をふる。基本のフォカッチャと同様に焼く。
ミルキーバター
●材料と作り方
基本のフォカッチャの材料と作り方(1)~(3)を参照し、生地を作る。生地にミルキー(R)12粒を埋め込み、バター20gを10等分くらいに切って散らし、砂糖20gをふる。基本のフォカッチャと同様に焼く。※ミルキーが歯につきやすいので、食べるときは注意。
more arrange!形やサイズを変えてみよう!
基本の生地をスキレットで焼いたり、オーブンの天板でドーンと焼いてみたり。食べたい量や気分でアレンジを楽しんでみよう。
オーブンの天板で
●材料(27×27cmの天板1枚分)と作り方
基本のフォカッチャの材料を3倍使用し、作り方(1)~(2)を参照して生地を作る。オーブンの天板にオーブン用シートを敷き、作り方(3)を参照し、生地を落とす。天板に合わせて生地をのばし、オリーブ油をかけて穴をあけ、岩塩とローズマリーを散らして200℃で予熱したオーブンで約20分焼く。※保存容器は、容量が約2000mlくらいのものを使用します。
スキレットで
●材料(直径20cmのスキレット1個分)と作り方
基本のフォカッチャの材料と作り方(1)~(2)を参照し、生地を作る。スキレットにオリーブ油を薄くひき、作り方(3)を参照し、生地を落とす。オリーブ油をかけて穴をあけ、岩塩とローズマリーを散らして基本のフォカッチャと同様に15~18分焼く。
<料理を始める前に>
オーブントースターの加熱時間はメーカーや機種によって多少異なります。レシピの加熱時間を参考に、様子をみて調節してください。
※保存容器は、容量が約1000ml のものを使用します。※アルミホイルは、シリコン加工のくっつかないタイプを使ってください。
<教えてくれた人>
吉永麻衣子さん
「家庭製パン」研究家。だれでも気軽に始められるパン作りを目指し、パン教室やSNSでレシピを提案。パンが大好きな3人の男の子のママ。著書に『毎日焼きたて! おいしい!作りおきパン』(宝島社)などがある。
参照:『サンキュ!』2024年5月号「焼きたてフォカッチャを作ろう!」より。掲載している情報は2024年3月現在のものです。調理/吉永麻衣子 撮影/田村昌裕 取材・文/渡辺ゆき 編集/サンキュ!編集部