この記事では「鮭おにぎり」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい食べ方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値はテキスト下部に載せた参考データを元にしています(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります)。
鮭おにぎりを食べると太りやすい?
鮭おにぎりは、どこでも簡単に手に入る便利さや、いそがしいときでも片手で食べられる手軽さから、好んで食べるかたも多いのではないでしょうか。
鮭おにぎり1個あたりのカロリーはそれほど高くはありませんが、1個では足りずについつい食べすぎてしまったり、鮭おにぎりだけで食事をすませてしまうと栄養バランスが偏ったりするため、食べ方には注意が必要です。
鮭おにぎり1食分のカロリー
鮭おにぎりのカロリーは、1個(116.5g)あたり193kcalとなっています。これは、塩をまぶしたごはんの中に鮭の塩焼きを入れ、海苔を巻きつけた鮭おにぎりのカロリーです。
鮭フレークやマヨネーズを使った鮭おにぎりの場合は、カロリーも異なってくるため、注意しましょう。
鮭おにぎりの炭水化物量は?
鮭おにぎりの炭水化物量は、1個(116.5g)あたり41.25gです。
また、炭水化物の一部である糖質が1個(116.5g)あたり40.56gとなっています。このことから、鮭おにぎりに含まれている炭水化物のほとんどを糖質が占めていることが分かるでしょう。糖質制限中などのかたは、気をつけることをおすすめします。
鮭おにぎりを食べるときのポイント
手軽さや食べやすさが魅力の鮭おにぎりをつい食べすぎてしまうと、カロリーオーバーする可能性があるため注意が必要ですが、食べ方を工夫することでカロリーが気になるかたや、健康にも気を遣いたいかたでも取り入れやすくなるでしょう。
ここからは、鮭おにぎりを食べるときのポイントをご紹介します。ポイントを押さえて、おいしく鮭おにぎりを食べましょう。
もち麦が使われたものを選ぶ
市販の鮭おにぎりを選ぶ際は、もち麦が使われているものを選ぶようにしましょう。もち麦に含まれている食物繊維は不溶性と水溶性に分類され、不溶性食物繊維は便のカサを増し、腸のぜん動運動を活発にする働きがあります。
また、水溶性食物繊維は、腸内細菌のエサとなって腸内環境を整えて腸の動きをよくする働きがあるため、便秘解消の効果が期待できるでしょう。
さらに、もち麦に含まれるβ-グルカンと呼ばれる水溶性食物繊維には、血糖値の急上昇を防ぐ効果もあります。
β-グルカンには、水分を吸収することでゼリー状に固まる性質があり、ゼリー状となったβ-グルカンには食べ物を包み込む働きがあるため、胃から腸へゆっくりと食べ物を移動させることで、消化吸収に時間がかかり血糖値が急上昇しにくくなります。
味噌汁やおかずといっしょに食べる
鮭おにぎりを食べる際は、味噌汁やおかずといっしょに食べるようにし、栄養のバランスを整えましょう。
バランスのよい食事とは、ごはんやパンなどの主食、肉や魚などを使った主菜、野菜やきのこ類を使った副菜の3つが揃った状態を指します。
この3つが体内で担う役割はそれぞれ異なり、お互いが作用し合って体をつくっているため、1つでも欠けたら栄養バランスが偏ってしまうでしょう。
健康にも気を遣いたいかたは、鮭おにぎりだけ食べるのではなく味噌汁やおかずといっしょに食べ、栄養バランスが偏るのを防ぐことがおすすめです。
マヨネーズが使われていないものを選ぶ
市販の鮭おにぎりを購入する際には、マヨネーズが使われていないものを選ぶようにしましょう。
鮭とマヨネーズは相性がよく、市販の鮭おにぎりにもマヨネーズが使われている場合がありますが、マヨネーズのカロリーは小さじ1杯(4g)あたり28kcalとなっているため、ふつうの鮭おにぎりよりも高カロリーになってしまいます。
そのため、マヨネーズが使われていない鮭おにぎりを選ぶことで、カロリーオーバーを防ぎやすくなるでしょう。
鮭の切り身が使われているものを選ぶ
鮭おにぎりを購入する際は、鮭の切り身が使われているものを選ぶようにしましょう。
鮭の切り身のように大きさのある食材ほど、咀嚼回数が増える傾向にあります。また、よく噛むことで脳の満腹中枢が刺激され、少ない量でも満腹感を得られるため、食べすぎを防止することができるでしょう。
市販の鮭おにぎりは、フレークが使われているものから切り身が入っているものまでさまざまな種類があるため、ダイエット中などのかたは、フレークよりも切り身が使われているものを選ぶことをおすすめします。
温めずに食べる
鮭おにぎりは、あえて温めずに食べるようにしましょう。
つくってから時間が経過して冷えたおにぎりは、前述した食物繊維と同じ働きをするレジスタントスターチと呼ばれる物質が増加していきます。
レジスタントスターチは、消化酵素で分解されずに大腸まで届くため、腹持ちがよくなったり排便を促したりする効果が期待できるでしょう。
そのため、健康にも気を遣いたいかたは温めずに食べることをおすすめします。
午後10時までに食べる
鮭おにぎりは、午後10時までに食べるようにしましょう。
体内時計をコントロールしているBMAL1というホルモンには、脂肪を蓄積しやすくする働きがあり、このホルモンは午後10時から午前2時の間に最も多く分泌されているため、この時間に食事をとると摂取したエネルギーを脂肪として蓄えてしまいます。
そのため、ダイエット中などのかたは、鮭おにぎりは午後10時までに食べるように心がけることをおすすめします。
鮭おにぎりのカロリーや炭水化物量について知り食べ方を工夫しよう!
手軽に食べることができ、持ち運びにも便利な鮭おにぎりですが、味つけや食べ方によっては、カロリーが高くなってしまったり栄養が偏ったりしてしまうため、注意が必要です。
鮭おにぎりのカロリーや炭水化物量について知り、食べる際のポイントをしっかりと押さえて、鮭おにぎりをおいしく食べましょう。