木の背景に納豆を置く

「納豆」の保存方法は?正しい方法を知りおいしく使い切ろう!

2022/08/07

この記事では、「納豆」が冷凍・冷蔵・常温それぞれの保存方法に向いているかなど、保存方法について解説しています。また、保存する際のポイントやレシピも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

なお、食材の状態や保存環境によって保存期間は変わります。保存方法にかかわらず、できるだけ早めに消費しましょう。

冷凍?冷蔵?常温?納豆の適切な保存方法や期間を紹介

大豆を原料とする納豆は、ご飯のおともとしても馴染み深い食品のひとつでしょう。しかし、身近な食品であるからこそ、賞味期限や保存方法など、じつはよく知らないことが多くあるのではないでしょうか。

大豆から納豆をつくるには、納豆菌による「発酵」プロセスが必要です。発酵は10℃以上のときに反応がみられ、発酵が進みます。しかし、発酵が進みすぎることで納豆の風味が落ちたり食感が悪くなったりなど品質が劣化するため、納豆を保存するには、10℃以下の環境が必要でしょう。

ここからは、納豆の適切な保存方法や保存期間について紹介していきます。納豆を正しく保存して、おいしく食べましょう。

冷凍保存

納豆は、冷凍保存が可能な食品です。冷凍保存する際は、乾燥や匂い移りを防ぐために、パックごとジッパーつきの保存袋などに入れてから冷凍庫に入れるとよいでしょう。

冷凍庫に入れられた納豆は、2カ月程度は保存することが可能です。解凍する際は、食べる前日に冷蔵庫内に移し、自然解凍しましょう。納豆本来の風味を損なってしまうことがあるため、電子レンジを使用したり、常温の室内に置いて解凍したりするのは避けた方がよいでしょう。

なお、一度冷凍した納豆は解凍したときに通常よりも豆が軟らかくなる傾向があります。食べても問題はありませんが、本来の納豆の食感が損なわれる可能性があることは、覚えておくとよいでしょう。

冷蔵保存

納豆は、発酵の進行を抑える10℃以下での保存が推奨されていることから、冷蔵保存に向いている食品といえます。冷蔵庫内ではチルド室に入れておくことで、納豆の鮮度を保つことができるでしょう。

開封前の納豆は、パックのまま冷蔵庫内で保存が可能ですが、食べ残した納豆を保存する場合は、食品用ラップなどを使って乾燥しないようにしたうえで、なるべく早めに食べるようにしましょう。

なお、食べ残した納豆は、開封前の納豆よりもほかの食品に匂いが移りやすくなっている可能性があります。食品用ラップに加えて、密閉できる容器やジッパーつきの保存袋を活用することで、匂い移りを抑えられるでしょう。

常温保存

納豆は、常温で長時間置いておくと発酵ではなく腐敗する可能性があるため、常温保存には向かない食品といえるでしょう。

発酵も腐敗も、細菌が食物と反応することで起こる現象です。しかし、発酵は人に有用な細菌が関与しているという点に対し、腐敗は人に有害な細菌の増殖によって引き起こされているという点から、これら2つは異なるものだといえます。

納豆のアンモニア臭が強くなっていたり、ドロドロしているなど見た目に変化があったりする際は、腐敗している可能性が高いでしょう。

とくに夏場の車中は、通常より高温になる傾向があり納豆が腐敗しやすい環境であるため、スーパーなどでの買い出し後に車中に入れた際、放置しないなどの注意が必要です。

納豆を使ったおすすめレシピ紹介

納豆には、体をつくるもとになるたんぱく質、免疫力を保つビタミンB6など、さまざまな栄養素が含まれています。

そのまま食べてもよいですが、レシピをいろいろ工夫することで、栄養価の高い納豆を、無理なくふだんの食事に取り入れられるでしょう。

ここからは、納豆を使ったおすすめレシピを3つご紹介します。アレンジすることで、いつもとはひと味違った納豆のおいしさを引き出せるでしょう。

おすすめレシピ1:納豆パスタ

出典:サンキュ!STYLE

「納豆パスタ」は、納豆とパスタを組み合わせてつくる和風パスタです。ゆでたパスタにバターを絡め、めんつゆとブラックペッパーで味つけした納豆を上にのせるだけで完成できるため、いそがしい際の時短レシピとしてもおすすめです。

小ネギやシソなど緑色の食材を仕上げにあしらうことで、彩りも豊かになります。しかし、具材を足しすぎてしまうと、パスタが冷めて本来のおいしさが損なわれる場合があるため、アレンジはほどほどにして、できあがりの温かいうちに食べましょう。

おすすめレシピ2:刺身わかめの簡単ねばねば丼

出典:白ごはん.com

「刺身わかめの簡単ねばねば丼」は、食べやすいサイズに刻んだきゅうりとわかめに、納豆とじゃこを混ぜ合わせて、濃口醬油で味つけして食べる丼物です。

10分程度の調理時間で用意できるため、わかめを多く食べたい際にもおすすめの一品です。味つけは醤油のみとシンプルですが、それぞれの具材のうま味がたっぷり凝縮されているため、十分満足できるでしょう。

納豆の正しい保存方法を知って食材をおいしく使い切ろう!

納豆は、大豆から作られる発酵食品です。高温の環境下では再発酵が進んで、品質が著しく低下する可能性があるため、10℃以下の温度で冷蔵保存するのが適切でしょう。

納豆は、冷凍庫内で長期間保存も可能ですが、賞味期限を超えてから保存された納豆は、風味が悪くなる可能性があります。納豆は、なるべく早く、賞味期限内に食べるのがおすすめです。

納豆の正しい保存方法を知り、レシピを工夫することで、食材をおいしく使い切りましょう。

参考サイト

 
 

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