カステラ

「カステラ」は冷凍できる!保存や解凍の方法・注意点は?アレンジレシピも紹介

2022/12/17

カステラは常温で売られていますが、長く保存しておきたいときは冷凍保存が便利です。上手に冷凍しておけば、おいしさを保てて、解凍も簡単にできます。本記事で紹介している冷凍方法や解凍方法、アレンジレシピを参考にして、カステラの冷凍保存を活用していきましょう。

カステラは冷凍できる?

カステラはしっとりとした食感や舌触りが特徴ですが、冷凍保存しておいてもおいしくいただくことができます。ただし、カステラのおいしさを損なわずに冷凍しておくためには、コツを理解して実践する必要があります。

カステラの賞味期限は2週間程度とされており、開封後は早めに食べ切らなくてはいけません。冷凍保存しておけば長期保存が可能になるため、カステラのおいしさを逃さず冷凍できる方法を覚え、冷凍保存を活用していきましょう。

カステラは1切ずつ冷凍するのがおすすめ

白い背景の上のプレートに日本スポンジ カステラ
Takoyaki/gettyimages

カステラは1本の棒状のまま冷凍せず、1切れずつにカットして保存しましょう。カットしたカステラを空気から遮断して保存することで、乾燥や霜による劣化から守り、味や食感の劣化を防げます。

ここでは、カステラを1切れずつ冷凍する手順とコツについて見ていきましょう。

1:好みの大きさにカットして1切ずつ食品用ラップで包む

カステラを1切れずつ食品用ラップでぴったりと包みます。カステラとラップの間にできるだけ空気が入らないように、丁寧に包んでください。

カステラを空気から遮断することで、冷凍庫内特有の臭い移りや、臭い移りが原因となる味の変化を防ぐことができます。カステラのおいしさをキープするためには、いかに空気から遮断できるかがポイントとなります。

2:ジッパー付きの保存袋に入れ冷凍庫へ

1切れずつ食品用ラップで包んだカステラは、冷凍用のジッパー付き保存袋や密閉容器に入れて冷凍します。保存袋を密閉する前に空気を抜くことを忘れないようにしましょう。

カステラに乾燥剤が入っていた場合は、保存袋や容器にも入れておくと劣化を防げます。カステラが平らになるように冷凍庫に入れて冷凍します。

カステラの保存袋や容器をアルミホイルで包んだり、金属製のバットやトレイに乗せたりしたうえで冷凍庫に入れれば、急速冷凍され、品質劣化が遅くなるのでおすすめです。冷凍しても味は変わらないといわれていますが、できるだけ早く食べ切るようにしましょう。

カステラを冷凍する際の注意点

カステラの食感や風味を保ったまま冷凍保存しておきたい場合、ベストの保存方法はカステラを適度なサイズに切り、1切ずつ保存することです。

できるだけ空気と触れる面積を減らすために、丸ごと冷凍することが推奨される食品もありますが、カステラの場合は1本丸ごと冷凍する方法はおすすめできません。

カステラのおいしさをキープしたまま長期保存するためには、1切れずつ空気から遮断するように包装して冷凍してください。

カステラ1本を丸ごと冷凍するのはNG

カステラを1本丸ごと冷凍してしまうと、食べるときに取り出しては切り分け、残りは冷凍に戻す、という作業が発生してしまいます。

取り出すたびにカステラ本体は冷凍が解かれ、再冷凍されることになり、温度変化によりカステラと食品用ラップの間に結露が発生します。結露は、急激にカステラの品質を劣化させてしまうため、風味が落ち、おいしい状態を保ち続けることができません。

丸ごと冷凍するためには時間がかかるため、カステラに含まれている水分が氷の結晶となることでも風味が落ちます。丸ごと1本の冷凍は避けてください。

カステラの解凍方法

カステリ - 素朴な木製のテーブルの上に白いプレートにおいしい日本のスライススポンジケーキ食品。
insjoy/gettyimages

冷凍カステラは自然解凍で食べられますが、必ず解凍して食べなければいけないわけではなく、凍ったまま食べることも可能です。

また、多くの冷凍食品で使われる電子レンジを使った解凍も可能ですが、加熱しすぎてパサついてしまったり、加熱ムラができてしまったりするため、あまりおすすめの方法ではありません。

ここでは、冷凍カステラを自然解凍で食べる方法と凍ったまま食べる方法について見ていきましょう。

1.自然解凍

おすすめなのは、食べる少し前に冷蔵庫に移して自然解凍する方法です。大きな温度差が発生しないため風味が落ちにくく、カステラは冷凍してもカチカチには凍ってはいないため冷蔵庫でも時間がかからず解凍できます。

常温解凍は、季節にも寄りますが冷凍庫との温度差が大きいため風味を落としてしまう可能性があるのでおすすめできません。冷蔵庫解凍ではカステラが冷たすぎるのが気になるという方は、電子レンジで少しだけ加熱すれば常温に戻ります。

2.解凍せずそのまま食べる

カステラは冷凍してもカチカチに固まってしまうことはありません。むしろ常温下のカステラよりももっちりとした食感になるので、冷たさが気にならなければ凍ったまま食べてみましょう。水分が凍ってクッキーのような食感になっていることもあります。

凍らせたカステラの方が甘みを感じやすいともいわれており、長期保存が目的ではなく、嗜好として凍らせて食べる人も多く見受けられるので一度試してみてください。

冷凍カステラの保存期間は?

冷凍したカステラは3カ月から半年程度保存することができます。ただし、冷凍前のカステラの賞味期限や冷凍状態、冷凍環境によっても保存可能な期間が異なるため、カステラの状態は確認する必要があります。

上手に冷凍しておいても、時間の経過とともに品質の劣化は進んでしまうので、保存期間内のなるべく早いうちに食べ切るように心がけておきましょう。

冷凍したカステラの活用レシピ

冷凍しておいたカステラは、解凍して通常のカステラとして食べるだけでなく、アレンジを加えて新たなデザートとして食べることも可能です。

ここでは、冷凍カステラを使ってアレンジしたレシピを紹介しています。紹介したレシピを参考に、さらにアレンジを広げて冷凍カステラを活用していきましょう。

焼きカステラ

出典:E・レシピ

「焼きカステラ」では厚さ5mm程度のカステラをフライパンで焼いて作るお菓子です。冷凍カステラを使えば、フライパンで焼いたときに水分が抜けやすく、ラスクのような仕上がりになります。

サクサクしたカステラはアイスクリームにもよくあうので、冷凍カステラを使って作ってみましょう。

カステラアイス

出典:E・レシピ

「カステラアイス」は、カステラにコーヒーリキュール入りのアイスクリームをかけて冷凍して作ります。カステラ内部にアイスクリームをしみ込ませて、レシピ通りのカステラアイスを食べてみたいときは、カステラを半解凍して使いましょう。

すでに凍っているカステラをそのまま使い、コーヒーリキュール入りのアイスクリームと凍ったカステラを混ぜて使ってみれば、レシピと同じ味わいで別食感を楽しめます。

カステラボール

出典:E・レシピ

「カステラボール」は、カステラとアイスクリームを混ぜ、再冷凍してカステラ入りのアイスクリームを作るレシピです。冷凍のカステラがあれば、凍ったままレシピに沿って使えます。冷凍カステラを使って簡単に作ってみましょう。

カステラの保存は冷凍を活用しよう

カステラはしっとりした食感が特徴的ですが、常温や冷蔵では長い間おいしく保存しておくことが難しい食べ物です。冷凍しておけば、保存期間が延びるだけでなく、おいしさも損なわれにくいので、すぐに食べ切れない分は早めに冷凍保存に切り替えましょう。

冷凍しておいたカステラは、解凍しなくても食べられ、解凍する場合でもあまり時間を要さずすぐに食べられます。冷凍しても扱いやすいので、積極的に冷凍保存を活用していきましょう。

参考にしたサイト

 
 

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