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「コロッケ」は冷凍保存が便利!上手においしく保存するためのテクニック

2022/12/19

コロッケを冷凍保存したことはありますか。冷凍コロッケを活用すれば、コロッケとしてだけでなくさまざまな料理に時短で加工できるのでおすすめです。本記事で紹介している冷凍方法と解凍方法、アレンジの仕方を参考に、冷凍コロッケを活用していきましょう。

コロッケをおいしく冷凍保存する方法は2つ

コロッケのおいしさを保ちながら冷凍する方法は2つあります。一度揚げてから冷凍する方法と、揚げる前の衣までつけた状態で冷凍する方法です。どちらの方法もコツさえおさえておけば、冷凍による劣化を防げます。

しかし、コツを知らずにただ冷凍庫に入れてしまうと、食感が変わってしまったり、コロッケが傷む原因をつくってしまったりするため、注意が必要です。

ここでは、おいしくコロッケを冷凍しておける2つの方法を見ていきましょう。

揚げる前に冷凍保存

揚げる前のコロッケを冷凍保存する場合は、コロッケを金属製のトレイやお皿に並べて冷凍庫に入れてください。衣までしっかりつけてから冷凍保存することもポイントです。金属製のトレイやお皿に並べておけば急速に冷凍でき、品質の劣化を防げます。

金属製のトレイやお皿がない場合は、アルミホイルを活用してもよいでしょう。

コロッケが冷凍されたらいったん冷凍庫から取り出し、1つずつ食品用ラップで包んでください。ラップの中に空気が入らないように、ぴったりと包みましょう。1つずつラップで包んだあとは、冷凍用のジッパー付き保存袋に入れて、空気を抜いてから冷凍庫に戻してください。

揚げたあとに冷凍保存

コロッケを揚げてから冷凍保存する場合は、粗熱をとることと油をしっかり切ることがポイントです。油を切り、粗熱をとったコロッケを1つずつ食品用ラップで包んで冷凍します。さらにジッパー付き保存袋に入れて、空気を抜いてから冷凍庫に入れましょう。

油は酸化しやすいため、油が多く残っているほどコロッケは劣化しやすくなります。また、温かいうちに冷凍してしまうと水蒸気が発生してしまい、解凍して食べるときにコロッケのサクっとした食感を再現できなくなってしまうため、注意しましょう。

揚げたコロッケは冷凍保存できますが、品質が劣化しやすいので、揚げる前の状態で冷凍しておいた方がおいしく食べられます。

コロッケの解凍方法

コロッケを揚げる前に冷凍したか、揚げてから冷凍したかによって、おいしく解凍する方法が異なります。

揚げる前の冷凍コロッケは、これから揚げて加熱するため、凍ったままの状態で使えます。油をたっぷり使って揚げてください。長く冷凍していると、コロッケに霜がついて油跳ねの原因になることもあります。揚げる前に霜を払うようにしましょう。

揚げてある状態で冷凍したコロッケは、電子レンジで解凍したあとオーブントースターで焦げないように焼くと、サクサクした食感が戻ります。自然解凍も可能ですが、トースターやフライパンを使って再加熱してから食べましょう。

冷凍コロッケの保存期間は?

コロッケ料理
kazoka30/gettyimages

冷蔵庫の環境によって変わりますが、冷凍コロッケは1カ月程度保存しておけます。

しかし、冷凍中も時間経過とともに品質は劣化していくので、おいしく食べ切るためになるべく早く食べ切るようにしましょう。特に揚げてから冷凍したコロッケは油が酸化しやすいため、早めに食べ切ることを心がけてください。

冷凍コロッケをよりおいしくする一工夫

冷凍しておいてもコロッケをおいしく保つためには、コロッケと空気をできるだけ遮断して、乾燥や酸化を防ぎます。コロッケを1個ずつ食品用ラップでぴったり包み、空気と遮断してください。

コロッケをつくる過程にもコツがあります。ゆでたじゃがいもは、滑らかになるまで潰してください。ゴロっとしたじゃがいもが入ったコロッケが好きだという方も、冷凍する際は完全に潰しましょう。じゃがいもは冷凍すると食感が変わってしまうため、形を残さないことが大切です。

冷凍コロッケアレンジレシピ

冷凍しておいたコロッケは、そのままコロッケとして食べる以外にもいろいろな料理に活用できます。コロッケの形を崩さず流用する料理もあれば、コロッケの形を残さずに具材として活用できる料理もあるので、さまざまなパターンを覚えておきましょう。

ここでは、冷凍コロッケのアレンジレシピを紹介していきます。解凍してから使うのか、冷凍のまま使えるのかも含めてポイントを理解し、自分なりのアレンジレシピにも応用してみましょう。

コロッケのポタージュスープ

出典:E・レシピ

「コロッケのポタージュスープ」は、コロッケを食材として流用した、短時間で仕上がるポタージュスープです。

冷凍コロッケは電子レンジで解凍して使います。スープに仕上げる過程で加熱し、形も崩すため、解凍は半解凍程度で構いません。形を崩し、煮込んだコロッケをミキサーにかけてポタージュ状にします。ほぼ煮込む時間だけでできあがる簡単スープなので、試してみてください。

コロッケグラタン

出典:E・レシピ

「コロッケグラタン」は、コロッケをグラタンの素材として使います。グラタンとして加熱して仕上げるため、凍ったままコロッケを使うことも可能ですが、崩しやすくするために少し解凍しておくとよいでしょう。

コロッケの卵とじ丼

出典:E・レシピ

「コロッケの卵とじ丼」は、コロッケを卵でとじた丼ものです。

コロッケを出汁で煮込んだあと卵でとじるため、揚げてから冷凍にしたコロッケがあれば、解凍せずに使うこともできます。揚げる前と揚げたあと、どちらの状態で冷凍したコロッケであっても使えるレシピなので、覚えておいて活用していきましょう。

破裂させないコロッケの揚げ方は?

揚げている最中にコロッケが破裂する原因は、コロッケ内に含まれる水分と温度差です。解凍してからコロッケを揚げると、中身の温度が先に高くなり水分が出てくるのですが、その水分の逃げ場がなく破裂してしまいます。

また、冷凍コロッケを揚げる前に解凍してしまうと、衣が破れやすくなることも破裂の原因です。破裂を防ぐためにも、冷凍コロッケは解凍せずに揚げましょう。

コロッケの保存は冷凍を活用しよう

コロッケとして食べるときは揚げる手間だけですみ、他の料理に流用するときもじゃがいもをゆでたり潰したりする手間がいらないため、調理の時間がかからず便利です。

コロッケの上手な冷凍方法と解凍方法を覚え、時短料理に活かしていきましょう。

参考にしたサイト

 
 

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