味噌は大豆による伝統的な日本の調味料です。

「味噌」は冷凍できる!保存や解凍の方法・注意点は?アレンジレシピも紹介

2023/01/17

味噌を冷凍保存したことはありますか。そもそも、冷凍保存は可能なのでしょうか。本記事では、味噌の冷凍保存法や味噌を冷凍する際の注意点、冷凍味噌を使えるレシピも紹介しています。この記事を参考に、味噌を冷凍保存して日々の食卓に活用してみてはいかがでしょうか。

味噌は冷凍できる?

味噌は常温で売られていますが、ご家庭では冷蔵庫に入れているというかたも多いでしょう。いずれも味噌の保存方法として間違ってはいませんが、長く保存したいのなら冷凍保存がおすすめです。冷蔵保存で味の変化が気になるという方は、冷凍保存に切り替えてみましょう。

味噌は家庭用の冷凍庫であれば凍らないといわれています。味噌は発酵食品ですが、冷凍保存していると発酵が止まるため、風味や味が変化しません。〇年物の味噌を楽しみたいというかたにはおすすめできませんが、購入したときの風味や味のまま食べ続けたいかたにはおすすめです。

味噌の減りが少ない家は冷凍保存をしてみてはいかがでしょうか。

味噌を冷凍する際の注意点

味噌の保存で重要なことは、空気からいかに遮断するか、という点です。味噌は空気にふれると酸化しやすく、また、空気中に含まれる雑菌にとって味噌は栄養源となります。味噌を冷凍するときは、空気から遮断できる保存袋や保存容器を活用することをおすすめします。

味噌は密封容器に入れ替えて冷凍するのがおすすめ

味噌
mizoula/gettyimages

味噌は空気にふれると雑菌が繁殖しやすくなります。袋で売られている味噌もパック容器に入っている味噌も、冷凍するときは密閉できる容器に移し替えてから保存しましょう。

使う分小分けにしてから密封できる袋に入れて冷凍してもよいでしょう。

冷凍すると味噌が膨張するため、常温保存で使っていた袋やパック容器を破損する可能性があります。冷凍用の密閉容器を使って冷凍しておくことで、容器内の空気にさらされることも、破損によって空気にふれることもないため、長く保存しておけます。

味噌の解凍方法

味噌は冷凍しても固まりません。解凍の必要はなく、常温や冷蔵で保存している場合と同じように使えます。

減塩味噌を使っている場合は、一般的な味噌よりも塩分が少ないぶん傷みやすくなります。ほかの保存方法と使い勝手も変わらないため、発酵も劣化も進みにくい冷凍保存がおすすめです。

冷凍味噌の保存期間は?

味噌を冷凍した場合の保存期間は約1カ月です。味噌は保存食なので、何年も保存しておけるものもあります。しかし、傷んでいなくても味や風味が変わることもあるため、おいしく食べ切るためには1カ月を目安として消費しましょう。

冷凍した味噌の活用レシピ

冷凍した味噌は、常温や冷蔵で保存している味噌と同じように使えます。冷凍保存していても、日々の味噌汁だけでなく、さまざまな味噌料理に活用できますので、この機会に味噌を活用できるレシピをたくさん覚えておきましょう。

ここでは、冷凍した味噌を活かせるレシピを紹介します。紹介しているレシピを参考に、いろいろな味噌料理への活用を考えてみましょう。

肉味噌

出典:白ごはん.com

「肉味噌のレシピ」を参考に、冷凍味噌を使って常備菜にもなる肉みそをつくってみましょう。ひき肉とにんにく、白ごまがあれば簡単につくれて、ごはんのおともとしても調味料としても使えるので便利です。

レタスに包んで食べたり、冷奴の薬味として添えたり、いろいろな使い方を試してみましょう。

さば味噌煮

出典:つくおき

和食の定番でもある「さばのみそ煮」も冷凍味噌を使って調理できます。冷凍味噌は解凍も不要で、冷凍だからといって長めに煮込む必要もありません。

さばをおろしたり、骨抜きをしたりと時間も手間もかかりますが、つくっておけば冷凍保存しておけるので、時間のあるときに挑戦してみてください。

キャベツと厚揚げの味噌炒め

出典:白ごはん.com

「キャベツと厚揚げの炒め物(味噌炒め)」では、食材を個別に炒め、最後に味噌ダレで炒め合わせます。冷凍味噌であっても、味噌ダレをつくるために解凍する必要はありません。

味噌にタレの元となる酒や砂糖を混ぜ合わせることで、冷凍していたことを感じさせないくらいゆるいタレになります。味噌ダレは、炒め物の調味料になるだけでなく、田楽のタレや焼きダレとしても活用できますので、合う料理を探してみましょう。

食べても問題ないか気になる味噌の変化

味噌は時間経過とともに色が変化します。未開封の味噌であっても色の変化はおきますが、色が濃く変化すると風味は落ちるものの食べることは可能です。色や風味の変化は、冷凍保存により遅らせることができます。

また、味噌を長く置いておくと醤油のような上澄みが溜まることもあります。これは、味噌が熟成することによってできる「たまり」と呼ばれるもので、味噌と混ぜて使えば問題ありません。

味噌の保存は冷凍を活用しよう

味噌は常温でも冷蔵でも長めに保存しておける食品です。ただし、常温や冷蔵では味噌の発酵が進むため、色や風味などが変化します。購入したときの状態のまま長く保存しておきたい場合は、冷凍で保存しておけば味噌の発酵を止められます。

味噌は冷凍しても常温や冷蔵と同じように解凍なしで扱えますので、自由にいろいろな料理に活用してみましょう。味噌を使うレシピには冷凍味噌も同じように使えます。

参考にしたサイト

 
 

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