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「漬物」は冷凍できる!保存や解凍の方法・注意点は?アレンジレシピも紹介

2023/01/31

シャキシャキとした食感がおいしい漬物は冷凍保存が可能なのでしょうか。また冷凍・解凍方法によっては魅力である食感が損なわれてしまうかもしれません。本記事では漬物をおいしく食べられる冷凍・解凍方法やアレンジレシピを紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

漬物は冷凍できる?

基本的に漬物は冷凍保存が可能です。しかし食材や漬け方によっては、歯ごたえが悪くなる場合があります。好みの状態で食べられない可能性があることは、頭に入れておきましょう。

冷凍保存することで保存期間が長くなるため、すぐに食べきる予定がない場合には冷凍保存がおすすめです。解凍後もおいしく漬物を食べられるように、正しい保存方法を知っておきましょう。

漬物を冷凍する際の注意点

冷凍保存が可能な漬物ですが、注意点もあります。キュウリや白菜などの水分を多く含む漬物は、冷凍することでシャキシャキした食感が失われてしまいます。

少しでも食感を保てるように、漬物の水分はできる限り抜いておきましょう。抜いた水分は捨てずに取っておきます。

また、漬物を冷凍するときには、密閉させることも大切です。密閉できるジッパー付き保存袋を使用し、しっかりと空気を抜いてから保存します。

漬物を冷凍する方法

続いて漬物を冷凍保存するときの手順を紹介します。さまざまな食材や漬け方があるため、種類に応じた下準備が必要です。漬物をなるべくおいしく食べられるように、正しい方法を知っておきましょう。

漬物を冷凍する際に必要なアイテムは食品用ラップ、冷凍用ジッパー付き保存袋、金属トレイの3つです。

1:漬物の汁気の状態に合わせて下準備する

漬物を冷凍するときには、汁気の状態に合わせて下準備していきます。次に汁気がないもの、葉物の漬物、汁気のあるものの3つに分けて下準備の方法を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

下準備といっても手間がかかるものではありません。いずれにしても冷凍する際には、手早く行いましょう。

汁気がないものは1食分に分け食品用ラップで包む

汁気がない漬物は、1回に食べる分量ずつに分けて食品用ラップで包んでいきます。汁気がない漬物などは梅干しなどもあてはまります。1食分ずつ分けて冷凍することで、こまめに使えてとても便利です。

葉物は水気を軽く絞って1食分に分け食品用ラップで包む

葉物の漬物も多く販売されています。小松菜やからし菜、かぶの葉などを自宅で漬けることもあるでしょう。葉物を冷凍保存する際には、汁気を軽く絞ります。軽く絞ってから、1食分ずつにわけて食品用ラップに包んでいきましょう。

汁気の多いものは汁を捨てずに1食分に分ける

続いて紹介するのが、汁気の多いものを冷凍保存する場合です。汁気の多い漬物は、絞って水分を抜いておきましょう。

絞った水分は捨てずに1食分に分けておきます。漬物の種類によって下準備の方法を変えることでおいしく食べられるため、前述している方法をぜひ参考にしてみてください。

2:ジッパー付きの保存袋に入れ空気を抜いて密閉する

下準備した漬物は、冷凍用のジッパー付き保存袋に入れます。保存袋へ入れる際には、平らになるように入れていくことがポイントです。

汁気のある漬物は保存袋に入れてから、密封容器に入れるとよいでしょう。容器に入れておけば、冷凍庫へ保存したときに汁もれしても安心です。

3:平らなまま冷凍庫に入れ冷凍する

解凍したあとにおいしく食べるためには、素早く冷凍することが大切です。冷凍用ジッパー付き保存袋に入れた漬物は、平らの状態を保ったまま冷凍庫へ入れましょう。

漬物はなるべく早く凍らせることで、劣化しにくくなります。凍らせるスピードを早くするために、金属製のトレイがあると便利です。平らのまま保存袋の封をしたら金属製のトレイにのせた状態で冷凍庫へ入れます。

漬物の解凍方法

日本の漬物
gyro/gettyimages

漬物の解凍方法は冷蔵庫で自然解凍する方法と流水解凍する方法、水につけて解凍する方法の3つあります。

どの方法においても時間がかかるため、余裕をもって解凍しておきましょう。状況によっておすすめの解凍方法は変わるため、ぜひ参考にしてみてください。

冷蔵庫で自然解凍する場合

保存袋に入れたままの状態で冷蔵庫に入れて、ゆっくりと解凍していきます。目安としては食べる前日に冷凍庫へ入れると良いでしょう。冷蔵庫に入れておくだけなので、手順としてはとても簡単です。

流水解凍する場合

流水解凍は冷蔵庫での自然解凍に比べると、解凍時間を短縮できます。保存袋に入れたままの状態で、水を流して解凍していきましょう。

時間をさらに短縮させようと、お湯を使用するのはおすすめしません。熱を加えることでシャキシャキした食感が失われてしまうため、お湯は使用せずに水で流水解凍していきましょう。

水につけて解凍する場合

塩気の強い漬物を解凍するときは、水につけて解凍する方法がおすすめです。保存袋から出した漬物をそのまま水につけることで、塩抜きしながら解凍できます。塩分が気になるときもぜひ取り入れてみましょう。

電子レンジでの解凍はNG

冷凍食品を解凍する際に使われることが多い電子レンジですが、漬物の場合にはおすすめしません。

漬物に限ったことではありませんが、冷凍することで食材の中の水分まで凍ります。解凍する際に熱を加えてしまうと、食材の中にある水分が流れてしまうだけではなく繊維も壊れてしまいます。

繊維が壊れてしまうと漬物特有のシャキシャキ食感が失われてしまうため、おいしさが損なわれてしまうでしょう。

冷凍した漬物の味や食感を保つためにも、熱を加えずに解凍することがポイントです。

冷凍した漬物の保存期間は?

冷凍した漬物の保存期間は2~3週間が目安です。冷凍しても劣化は進んでいるため、なるべく早く食べ切りましょう。おいしいうちに食べ切れるように、保存袋へ日付を記入しておくと安心です。冷凍する際は、冷凍やけや臭い移りに注意ししょう。

冷蔵保存した漬物の保存期間の目安は、漬け方によって違いは出てきますが1週間~10日です。しっかり二度漬けした白菜などは、冷蔵保存でも1カ月ほど保存可能となります。漬物を保存する際、常温保存は向いていません。冷蔵もしくは冷凍で保存しましょう。

冷凍した漬物の活用レシピ

冷凍した漬物は食感が損なわれてしまうことがあります。食感が気になるときは、冷凍した漬物を使ったレシピを活用しておいしく食べましょう。ここからは、漬物を使用したおすすめレシピを紹介します。

漬物の食感が気になるときや、味に少し飽きてしまったときなどに参考にしてみてください。しっかりと味がついている漬物はさまざまなレシピのアクセントになるでしょう。

野沢菜と豆腐の炒め物

出典:E・レシピ

まず紹介するのが野沢菜と豆腐の炒め物です。

加熱調理のため冷凍されたまま調理できますが、食感を保つためにも野沢菜は自然解凍しておくのがおすすめです。野沢菜の塩気が豆腐と豚肉よく合います。

お漬け物のゴマ納豆和え

出典:E・レシピ

続いて紹介するレシピが漬物のゴマ納豆和えです。このレシピでは、キュウリの漬物とたくあんを使用すると良いでしょう。漬物と納豆を混ぜ合わせるだけの簡単レシピとなります。

味付けは納豆についているタレだけなので、1品プラスしたときにも重宝します。

高菜マイタケ焼きうどん

出典:E・レシピ

最後に紹介するレシピが高菜マイタケ焼きうどんです。使用する材料はうどんと高菜、マイタケとシンプルなため手軽に作れます。

少しクセのあるナンプラーの香りと高菜の香ばしさが調和しています。風味をしっかりと感じられる味わいは箸が止まらなくなるのではないでしょうか。

冷凍した漬物を上手に活用しよう

期限内に食べきれない漬物は冷凍保存がおすすめです。しかし食材によっては冷凍することで、食感や風味が劣ってしまう場合もあることは頭に入れておきましょう。

シャキシャキとした食感が魅力である漬物は正しく冷凍・解凍することで、歯ごたえを保ちやすくなります。漬物の種類によって適している下準備の方法が変わるため、ぜひ本記事で紹介している内容を参考にしてみてください。

冷凍したときに食感が気になる場合には、アレンジして食べるのもおすすめです。様々な食べ方を知り、冷凍した漬物を上手に活用していきましょう。

参考にしたサイト

 
 

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