「パクチー」の冷凍方法は?上手な保存のコツやおいしい活用レシピを紹介
2023/02/18
香味野菜として重宝されているパクチーは、冷凍保存が可能なのか知りたいというかたは多いのではないでしょうか。本記事では、パクチーを冷凍保存する方法や注意点、活用レシピについて紹介していきます。ご興味があるかたは、ぜひ参考にしてみてください。
パクチーは新鮮なうちに冷凍するのがおすすめ
トッピングなどに重宝するパクチーは、少量ずつ使用することが多いため、使い切れない場合もあるでしょう。パクチー特有の香りや色味をキープし、長期保存したいのであれば、冷凍保存がおすすめです。
冷蔵保存よりも保存期間が長くなるだけでなく、おいしく食べきれます。冷凍保存する際は、パクチーが新鮮なうちに行いましょう。冷凍保存したパクチーをおいしく食べるには、いくつかのポイントがあります。
パクチーを冷凍する際の注意点
パクチーは冷凍保存することで、香りをキープできるというメリットがあります。しかし、冷凍することで葉がしんなりしてしまうため、サラダなどには向きません。
冷凍したパクチーは加熱調理するのがおすすめです。パクチーのシャキシャキとした食感を楽しみたいときには、保存方法に注意しましょう。パクチーの使い方に応じて保存方法を変えると、よりおいしく食べられます。
パクチーをおいしく冷凍保存する方法
パクチーをおいしく長期保存するためには、冷凍保存がおすすめです。冷凍する際の手順はとても簡単なため、ぜひ参考にしてみてください。
パクチーを冷凍保存する際の手順とともに、それぞれのポイントも解説していきます。正しく冷凍することで、解凍後もおいしく食べられるようになるでしょう。
パクチーを冷凍する際には、水を溜められるボウル、食品用ラップ、冷凍用のジッパーつき保存袋を用意しておきます。
1:根を水に浸す
まずは、パクチーをしっかりと流水で洗いましょう。きれいに洗ったパクチーは、水を入れたボウルに根を浸し、5分ほどおきます。水に浸して5分ほどおくことで、根から水分を吸い込み葉がシャキッとします。
2:根と葉を切り分ける
水分補給させたパクチーは、根と葉を切り分けます。香りの強い根は、スープの出汁に使ったり刻んで炒めものの風味づけにしたりと、さまざまなレシピで使えるため捨てずにとっておきましょう。
使い道が豊富なため、冷凍前に根と葉は切り分けておくと便利です。
3:茎と葉はざく切りにして冷凍用のジッパーつき保存袋に入れ冷凍庫へ
切り分けたパクチーの葉は、ざく切りにしましょう。ざく切りにするときは、食べやすい大きさでかまいません。切ったパクチーはペーパータオルなどで水分を拭き取ってから、冷凍用のジッパーつき保存袋に入れます。
冷凍用のジッパーつき保存袋へ入れたら空気をしっかりと抜き、封をしてから冷凍庫へ入れましょう。このときのポイントは葉についた水分をしっかりと拭き取ること、密封状態をつくることです。
冷凍するとき小分けにしなくても、使用する際にもみほぐせば使用したいぶんだけ取り出せます。
4:根は食品用ラップで包んでから冷凍用のジッパーつき保存袋に入れ冷凍庫へ
根と葉は別々に冷凍しておくと便利です。切り分けておいた根の部分も、水分をしっかりと拭き取ってから食品用ラップで包みます。根を食品用ラップで包むときには、1本ずつ空気が入らないようにすることがポイントです。
包み終わったパクチーは冷凍用のジッパーつき保存袋に入れて、空気を抜き、封をしてから冷凍庫へ入れます。使用する際には1本ずつ取り出せます。
パクチーの解凍方法
冷凍したパクチーは葉がしんなりしてしまうため、生で食べるのはおすすめしません。凍ったままの状態で加熱してから食べましょう。冷凍したパクチーは、調理の最後の段階で入れて、軽く火をとおすだけにするのが、おいしく食べるためのポイントです。
冷凍パクチーの保存期間は?
パクチーを冷凍したときの保存期間の目安は約2週間です。冷蔵での保存期間の目安は長くても1週間のため、冷凍することで保存期間は長くなります。
さらに長く保存したいと考えているときは、香りは少し落ちてしまいますが、ドライの状態にして保存するのもよいでしょう。おいしく食べるためには、保存期間の目安にかかわらず早めに食べきることがおすすめです。
冷凍したパクチーの活用レシピ
パクチーの葉は炒めものに、根はスープの出汁などに活用できます。前述しているように、冷凍したパクチーは加熱調理がおすすめです。次に、冷凍したパクチーを活用できるおすすめのレシピを紹介します。
炒め物や和え物、メイン料理の風味づけなど、さまざまなレシピに取り入れることができるのがパクチーの魅力です。いつものレシピもパクチーを取り入れることで、いつもとは違った味わいを楽しめるでしょう。
香菜と大根の塩麹お浸し
まず紹介するのが、香菜と大根の塩麹お浸しです。大根とパクチーを和えて味つけするというシンプルなレシピですが、存在感ある味わいを楽しめます。
このレシピでは、パクチーの葉の部分を使用しましょう。調理してすぐはもちろんですが、冷やしてもおいしく食べられます。
パクチー肉餃子
続いて紹介するレシピはパクチー肉餃子です。このレシピではパクチーの葉と根、両方使用します。根はみじん切りに、葉はざく切りの状態にしておきましょう。基本的には餃子をつくるときの一般的なレシピに、パクチーを加えるだけです。
いっしょにチーズを加えることで、パクチーの個性的な風味をマイルドにしてくれます。パクチーの香りとチーズのまろやかな味わいは、ご飯のおかずだけでなく、お酒のおつまみとしても重宝します。
ふわふわエスニック風卵炒め
最後に紹介するのがパクチーの葉を使用したレシピ、ふわふわエスニック風卵炒めです。パクチーをさっと炒めてから、下準備しておいた卵を流し入れ、ふんわりとするまでかき混ぜながら火をとおすだけで簡単につくれます。エスニックな味わいを家でも堪能できるレシピです。
材料があればすぐつくれるため、プラス1品を考えているときにも重宝するでしょう。
パクチーを生で食べたい場合の保存方法は?
サラダなどに取り入れてシャキシャキとしたパクチーの食感を堪能したいかた、購入してから1週間以内に使い切る予定のかたには冷蔵保存が向いています。次に冷蔵保存する際に鮮度がキープできる保存方法について紹介していきます。
鮮度をキープするためのポイントや、根の有無によって変わる保存方法について解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。正しく冷蔵保存することで、香り高いパクチーを長く楽しめるでしょう。
鮮度をキープするためのポイント
冷蔵保存する際に、パクチーの鮮度をキープするポイントは3つあります。それは葉の水分を拭き取ること、乾燥を防ぐこと、食べる前に水に浸すことです。
冷蔵保存する際に湿らせたペーパータオルでパクチーを包みます。ペーパータオルが乾いたらこまめに交換して、湿度を保つことがポイントとなります。また、冷蔵する前に葉についた水分を拭き取ることで、変色を防げるでしょう。
冷蔵保存したパクチーは、食べる前に水に浸すことで、シャキッとした食感を味わえます。
- 葉の水分を拭き取る
- 乾燥させない
- 食べる前に水に浸す
根がないパクチーを保存する場合
変色を防ぐために水分を拭き取る必要はありますが、湿度を保つのは大切です。根がないパクチーを冷蔵保存する際は、ペーパータオルを水で湿らせてからパクチー全体を包みます。
最後に、ジッパーつきの保存袋に入れてしっかりと空気を抜き、密閉してから冷蔵庫で保存しましょう。
根があるパクチーを保存する場合
根がある場合とない場合の冷蔵保存方法は異なります。根があるパクチーを保存する際には、ペーパータオルを湿らせて水気をしっかりと絞ってから根の部分だけ巻いていきます。
根をペーパータオルで巻いたあとは全体をポリ袋で包みましょう。ポリ袋の空気をしっかりと抜いたら、パクチーは立てた状態で冷蔵庫へ入れて保存します。
根を包んでいるペーパータオルが乾いたら、湿らせたものと交換し、再び同じ方法で保存すると鮮度を保てます。
冷凍パクチーを上手に活用しよう
すぐに使い切れないパクチーを保存したいときは、冷凍保存がおすすめです。冷凍すると葉がしんなりしてしまうため、加熱調理にしか使用できませんが、保存期間が長くなるうえに、香りをキープできるというメリットがあります。
購入したままの状態で保存すると劣化も早くなるため、冷蔵・冷凍どちらの保存方法であっても、ひと工夫するのがおすすめです。用途に応じて冷凍パクチーを上手に活用し、おいしく食べきりましょう。