シシトウガラシ 02

「ししとう」の冷凍方法は?上手な保存のコツやおいしい活用レシピを紹介

2023/02/22

本記事では、ししとうをおいしく冷凍保存する方法や解凍方法、ししとうの栄養価などについて紹介していきます。冷凍したししとうを活用したレシピもあわせて紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

冷凍ししとうの保存期間は?

冷蔵庫で保存すると3~4日で乾燥し傷み始めるししとうですが、冷凍すると約1カ月の保存が可能です。大量に購入してすぐに使い切れない場合は、冷凍保存することで鮮度を保つことができ、おいしく食べられます。

ししとうの風味や食感をキープするためにも、鮮度のよい状態で冷凍しましょう。ただ、冷凍保存しても、なるべく早めに食べ切るのがおすすめです。

ししとうをおいしく冷凍保存する方法

前述したように、冷蔵庫で保存したししとうは3~4日で傷み始めてしまいます。乾燥することで食感も損なってしまうため、早めに使い切ることを心がけましょう。

冷蔵庫で保存する場合は、ししとうが冷えすぎてしまわないようにペーパータオルなどにくるむのもおすすめです。

3~4日以内に使い切る予定がない場合は冷凍保存しましょう。次においしく冷凍するための方法を紹介します。ジッパーつき保存袋と金属製バット、ペーパータオルを用意しておきましょう。

1:ヘタは残し茎を切り落とす

ししとうの茎の部分は硬くなってしまうため、冷凍する前に切り落とします。このときに注意するポイントは、ヘタを切り落とさないことです。ヘタの部分を切り落とすと断面から酸化が始まり、傷みの原因になる可能性があります。

2:ししとうを洗って水気を拭き取る

茎を切り落としたししとうは、しっかりと洗います。洗ったあとはペーパータオルなどで水分を拭き取りましょう。おいしく冷凍するためにも、水気は丁寧にしっかりと拭き取ることがポイントです。

3:ジッパーつき保存袋に入れる

水気を拭き取ったししとうは、ジッパーつき保存袋に入れます。凍りやすくするために、ししとうが重ならないように袋の中に入れましょう。

一般的なサイズのジッパーつき保存袋を使用すると、ししとうが15~16本ほど入ります。ししとうが重ならないように並べて入れたあとは、袋内の空気を抜いて封をします。冷凍庫に入れる前に、袋に入ったししとうが平らになるよう整えることもポイントです。

4:金属バットの上で冷凍する

ジッパーつき保存袋に入れたししとうは、金属バットに入れて冷凍庫へ入れます。金属バットを使用することで、冷凍速度が早くなるためよりおいしい状態で保存できるでしょう。

冷凍速度が早まるだけではなく、平らな状態で保存できるのも金属バットを使用するメリットです。

ししとうを冷凍する際の注意点

ししとうは低温に弱いという特徴があります。保存する際の適温は8~10℃とされていますが、それよりも保存温度が低いと「低温障害」を引き起こしてしまう可能性もあるため、冷凍保存する際は注意が必要です。

「低温障害」が起きると表面が変色したりくぼみができたりするだけではなく、減少してしまう栄養素も出てきてしまいます。

冷凍保存する際には乾燥を防ぐことが大切です。ヘタを切り取らないようにするなど、前述した冷凍方法をぜひ参考にしてみてください。

冷凍したししとうの解凍方法と使い方

bhofack2/gettyimages

続いて冷凍保存したししとうをおいしく食べるためのポイントを紹介します。ししとうは自然解凍してしまうと、水分が出てしまい食感が損なわれてしまいます。また、味も劣化してしまうため、解凍せずに調理するのがおすすめです。

冷凍したししとうの解凍方法と使い方についてご興味があるかたは、チェックしてみてください。

カットする場合は室温で1分ほど置いておく

ししとうをカットしてから調理したいときは、半解凍の状態にしましょう。室温で1分ほど置いておくと、包丁が入りやすくなります。全解凍してしまうと水分が出てしまうため注意が必要です。

串を刺して調理したいときにも、同じく半解凍の状態にします。正しいタイミングで調理することで、冷凍したししとうも食感が保たれおいしく食べられるでしょう。

丸ごと使う場合は解凍せずに凍ったまま加熱する

冷凍したししとうを丸ごと調理に使用する際は、解凍せずに凍ったまま加熱しましょう。凍った状態のししとうに、数カ所だけ包丁で切り込みを入れてから調理することで、加熱時にししとうが弾けてしまうのを防ぐことができます。

ししとうの栄養価

ししとうは、栄養価が高い野菜です。ししとう100gに含まれているタンパク質は約1.9g、ビタミンKは約51μgですが、この数値をピーマンと比べるとタンパク質が約2倍、ビタミンKは約2.6倍となります。ビタミンKは血液凝固や骨の形成にかかせない栄養素となります。

また、ししとうには水溶性ビタミンのひとつであるビタミンCも豊富に含まれています。ビタミンCに含まれている抗酸化作用は、動脈硬化の予防やアンチエイジングに効果があると期待されている栄養素のひとつです。

冷凍したししとうの活用レシピ

おいしく食べられるししとうの冷凍保存方法に続き、活用レシピを紹介していきます。ししとうの食感や風味を楽しむために、ぜひ次のレシピを参考にしてみてください。

ししとうが黒ずんでいたら劣化している証拠であるため、注意しましょう。また、購入するときに鮮やかな緑色をしていたり、ツヤがあったりするものを選ぶのがおすすめです。

おいしく保存したししとうをさまざまなレシピに活用していきましょう。

ご飯にあう簡単副菜!ナスとししとうのオイスター炒め

出典:E・レシピ

しっかりとした味つけがご飯に合う「ナスとししとうのオイスター炒め」は、手軽につくれるレシピです。下準備の段階でししとうは半解凍にして半分にカットします。

水分が出てししとうの食感が損なわれてしまう前に、手早く調理していきましょう。調理に使用する食材はナスとししとうだけとなっているため、1品加えたいときにもおすすめです。

シシトウのゴマみそまぶし

出典:E・レシピ

お酒のおつまみにも、ご飯のおかずにも重宝するのが「シシトウのゴマみそまぶし」です。手早く調理するために、下準備の段階で調味料は混ぜ合わせておきましょう。

このレシピではししとうを丸ごとの状態で使用します。凍ったままの状態のししとうに切り込みを入れてから、ごま油で炒めていきましょう。しんなりしたら、あらかじめ用意しておいた合わせ調味料で和えれば完成です。

牛肉の甘辛煮

出典:E・レシピ

牛肉とたっぷりの野菜を使用したレシピが「牛肉の甘辛煮」です。濃いめに味つけされているため、食べ応えのある1品と言えるでしょう。

下準備の段階で牛肉と野菜のカット、合わせ調味料の作成はすませておきます。全解凍してしまわないように、冷凍したししとうは最後に用意しておくのがおすすめです。彩り鮮やかなレシピですが、とても簡単につくれます。

ししとうの保存は冷凍を活用しよう

食感や風味が魅力的なししとうは、さまざまなレシピに活用できます。しかし、鮮度が落ちてしまうとししとうのおいしさが堪能できなくなってしまうため、すぐに使い切る予定がないときには冷凍保存するのがおすすめです。

冷凍保存することで、ししとうを最後までおいしく食べ切れるでしょう。よりおいしく食べられるように本記事で紹介した冷凍方法のポイントや活用レシピを参考にしてみてください。

参考にしたサイト

 
 

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