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辛~い「ししとう」を避けるにはどうすればいい?野菜ソムリエが解説

2024/06/03

初夏から夏本番にかけて旬をむかえる「ししとうがらし」、通称「ししとう」。鮮やかな緑色とほろ苦さが特徴で、メインにも添え物にも大活躍な夏野菜ですが、たまに唐辛子のように辛いものもあるので、できるだけ避けたいところですよね。

今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、辛~いししとうとできるだけ避けるためのコツを教えてもらいます。

サンキュ!STYLE 取材班メンバー。気象予報士として講演・執筆を行うかたわら、野菜たっぷりの作り置き料理を...

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辛くなってしまうのは運命!?

ミニピーマンの栽培
y-studio/gettyimages

ししとうはもともと唐辛子の仲間で、唐辛子の辛味成分が出にくくなるよう品種改良されたもの。つまり、辛味が「出にくい」だけで、辛くなる素質は持ったままなのです。言わば、辛くなるのは避けられない運命…。

辛くなる条件が明確に解明されているわけではありませんが、生育期間が長くなったり、気温が高くなったりなど、いくつかの要素が重なると、まるで唐辛子のように辛味の強いししとうになってしまうようです。

辛いのを避けるのは「形」に注目!

シシトウ(シシトウ清姫)
Promo_Link/gettyimages

ししとうの形をよく見ると、真ん中がへこんでぎゅっと縮んだような、いびつな形をしているものがあります。そういったちぢれた形をしたものは、辛い可能性が高いです。

また、ししとうは頭の部分(ヘタと接続している部分)が多角形になっていることが多いですが、この部分が丸くふくらんだ形のものも、辛くなってしまっている可能性があります。

買った袋の中に辛そうなものが混じっていたら…?

合板ボードの背景に竹のふるいに獅子とピーマン
karimitsu/gettyimages

スーパーの店頭で丁寧に選んだとしても、袋入りのししとうを買って帰ってきたら、いくつか明らかに辛そうなのが混じっていた…なんてこともありますよね。そんなときは、できるだけ辛味を感じにくくする調理法を試してみてください。

ししとうは通常の唐辛子同様、種に集中的に辛さが詰まっています。そのため、種を取り除いてから調理すると、いくぶん辛さが和らぎます。また、ししとうは調理時にヘタを取り除く人が多いと思いますが、ふだんヘタごと食べるという人も、辛そうなものに関してはヘタを取り除いてください。

それでも結局辛かった!という場合は、牛乳などの乳製品を一緒に取ることで、辛さを感じにくくなります。

美肌につながる夏野菜「ししとう」をおいしく食べよう

辛いものを引き当ててしまうと食べたことを後悔するししとうではありますが、ビタミンCやβカロテンといった、美肌に必要な栄養素を豊富に含んでいて、これからの季節にぜひ食べたい野菜でもあります。

今回ご紹介したように、できるだけ辛そうなものを避けて、万が一買ってしまったとしても辛味を避けやすい調理法を選んで、ぜひ旬の味を楽しんでください。

■執筆/植松愛実さん
気象予報士と出張料理人の両面で活動中。気象・防災に関するヒントのほか、野菜ソムリエ・食育インストラクターとしておいしい食材のおいしい食べ方を発信中。Instagramは「@megumi_kitchen_and_atelier」。
編集/サンキュ!編集部

 
 

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