テーブルの上に焼いたカボチャのプリン

手作りムースは冷凍保存がおすすめ!上手においしく保存するためのテクニック

2023/03/07

手作りムースは冷凍保存が可能なのでしょうか。本記事では、手作りムースを上手に冷凍しておく方法や冷凍に適した手作りムースのレシピを紹介しています。作りすぎてしまったときなど、本記事を参考に冷凍するコツを理解しておきましょう。

手作りムースをおいしく冷凍するコツは3つ

市販のムースは冷凍状態で販売されていることもあります。ムースを自作した場合も市販品と同じように冷凍保存しておき、必要なときに必要な量だけ解凍して食べることが可能です。

ここでは、手作りのムースのおいしさを保ったまま冷凍しておくコツを紹介します。ここで紹介しているコツを網羅しておけば、解凍して食べたときに作り立てと遜色ない状態で食べられるでしょう。

  • 食品用ラップで密封する
  • ゼラチンを多く入れる
  • ゼラチンをよく混ぜる

1:食品用ラップで密封する

ムースを冷凍する際は、冷蔵するとき同様に食品用ラップで包んでから保存しましょう。食品用ラップで包むことにより乾燥防止となり、冷凍庫内からのニオイ移りの防止にもなります。

冷凍しようとしているムースが一度に食べ切れないサイズの場合は、食べやすいサイズに小分けしてから食品用ラップに包みましょう。

2:ゼラチンを多く入れる

冷凍する場合は、ムースを作るときにレシピより若干多めにゼラチンを使いましょう。

冷凍すると、ムースに含まれている水分が凍ります。解凍した際、その凍っていた水分が溶けだして、ムースの食感が変わってしまうこともあるでしょう。

あらかじめゼラチンを多めにしてムースを作っておけば、冷凍しても水分をムース内にキープしておきやすくなります。また、水分が多いと傷みの原因になりやすいため、ゼラチンを多めにしておけば、長期保存も可能です。

3:ゼラチンをよく混ぜる

ムースを作るときにゼラチンをよく混ぜておけば、ゼラチンが水分をしっかりとホールドするため、解凍時に水分が溶けだしにくくなります。レシピ通りの分量でゼラチンを使った場合でも、よく混ぜることで、若干多めのゼラチンを使ったときと同じような保水力を得られるでしょう。

チョコレート系のムースは、チョコレートに含まれる油脂がゼラチン同様にムース内の水分の溶けだしを防ぐため、冷凍保存したいときにおすすめです。

手作りムースは密閉して冷凍するのがおすすめ

手作りムースを上手に冷凍しておくためには、密閉を心がけることが大切です。空気から遮断して密閉しておくと、ムースが乾燥してしまうことを防げます。加えて、冷凍保存中に冷凍庫内のニオイがムースに移ってしまう「ニオイ移り」の防止にもつながるでしょう。

空気に触れないようムースが入った容器ごと食品用ラップでぴったりと包んだあとは、さらにジッパー付き保存袋などに入れてから冷凍してください。食品用ラップが手元にない場合は、密閉容器へ移し替えてから冷凍しましょう。

冷凍手作りムースの解凍方法

冷凍した手作りムースは、食べる前に冷蔵庫に移して自然解凍するのがおすすめです。

常温解凍や加熱解凍では冷凍時との温度差が大きくなるため、ムース内の凍った水分が溶け出てしまいます。水分が抜けてしまうとムースの食感や風味が損なわれ、本来のおいしさを味わうことはできません。

冷凍手作りムースの保存期間は?

チョコレートムース
margouillatphotos/gettyimages

手作りムースを冷凍しておいた場合、保存できる期間は1週間~10日くらいです。しかし、冷凍しても他の食品に比べると保存可能期間は長くないため、注意しましょう。

1週間~10日という期間は目安ですが、さらに長い期間保存したままにしておくと風味の劣化や冷凍庫のニオイ移りが生じ、おいしさが失われてしまいます。おいしく食べるためには、できるだけ早く食べ切ることが大切です。

【要注意】傷んだ手作りムースの特徴

保存可能期間を目安に冷凍しておいた場合でも、ムースの状態や冷凍庫の環境などによっては、目安となる期間より前に傷んでしまうこともあります。

酸っぱい臭いや異臭がする場合、そのムースは傷んでいると判断してください。他にも、カビの発生、変色、成分の分離も傷んでいるサインとなります。

冷凍保存しているムースに傷んでいる兆候が見られたときは、無理に食べ切ろうとはせずに捨ててください。

  • 酸っぱい臭い・異臭がする
  • カビが生えている
  • 変色している
  • 分離している

冷凍した手作りムースを人に渡したいときは?

手作りムースを誰かにあげるときは、渡す日の当日か前日の夜に作り、できるだけ新しい状態のものを渡しましょう。

渡す前の保存は、冷凍がおすすめです。冷凍したまま持ち運べば、傷みにくくなります。常温の中を持ち運び、急激に解凍が進んでしまうことを避けるために、保冷剤と一緒に持ち運んでください。また、保管は直射日光の当たる場所を避けましょう。

渡す直前に作ったものですが、最低でも持ち運んだ時間は経過しています。相手に渡す際は、できるだけ早く食べるよう伝えましょう。

冷凍保存におすすめの手作りムースのレシピ

ムースの冷凍保存では、ムース内の水分が解凍時に溶けださないようにする工夫が必要です。冷凍保存することを考えてムースを作る場合は、冷凍に適した材料を使ったり使い方を工夫したりしているレシピを参考にするとよいでしょう。

ここでは、冷凍保存に向いているおすすめのムースレシピを紹介します。最初は冷凍するつもりがない場合でも、急に冷凍が必要になることもあるでしょう。冷凍向きのレシピを理解しておけば、上手に対応できるようになります。

イチゴのムース

出典:E・レシピ

「イチゴのムース」は、生のいちごをふんだんに使った香り高いムースです。冷凍保存することを考え、ゼラチンを加えて混ぜる工程をじっくりと行いましょう。ゼラチンをよく混ぜておけば、解凍したときに水っぽくなることを防げます。

よく混ぜることができたのか不安に感じるのであれば、ゼラチン量をレシピで指定されている量よりも少し多めに使ってみてください。

濃厚チョコムース

出典:E・レシピ

「濃厚チョコムース」は、チョコレートを贅沢に使っています。たっぷりとチョコレートを使っているため油脂分が高く、解凍したときに水分が溶けだしにくくなる冷凍に向いたムースに仕上がります。

レシピでは最後にフルーツをトッピングしていますが、冷凍すると凍ってしまうため、冷凍保存する場合は何も乗せずにムースのみを冷凍し、解凍してからトッピングしましょう。

ふわふわ抹茶のムース

出典:E・レシピ

「ふわふわ 抹茶のムース」は、ふわふわした食感が特徴のムースです。ふわふわした食感をキープするために、冷凍する場合もゼラチンはレシピ通りの分量を使い、混ぜる工程を念入りに行いましょう。

仕上げの生クリームは冷凍に適さないため、ムースだけを冷凍し、食べる直前にトッピングしてください。誰かに渡すために作る場合も、生クリームは乗せずに冷凍しておき、ムースが凍ったらトッピングして、保冷剤と一緒に持ち運びましょう。

手作りムースの保存は冷凍を活用しよう

手作りムースは冷凍することで、常温や冷蔵よりも長く保存しておくことができます。作りすぎてしまった場合は、無理に食べ切ろうとするのではなく、冷凍保存を上手に活用してみてはいかがでしょうか。

しかし、ムースを冷凍保存しておいても、おいしく食べられる期間はさほど長くありません。その都度食べられる量をこまめに取り出し、おいしいうちにできるだけ早めに食べ切りましょう。

 
 

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