トイレ詰まり、放置したままでも直る場合・直らない場合の見分け方は!?
2023/03/03
トイレットペーパーの流しすぎでトイレがつまってしまった……これは不安になりますよね。トイレに行きたくなるのは生理現象ですし、できるだけ早く解消したいです。
トイレ詰まり解消方法のうち、個人で対応するならラバーカップを利用するのが最善ですが、場合によっては放置したままで直ることもあるんだとか。
シェアリングテクノロジー株式会社が運営する、暮らしの中の「困った」「どうしよう」を解決するサービス「生活110番」に教えてもらいました。
トイレットペーパーのつまり放置は3時間まで
トイレ詰まりが発生した場合、個人でできる解消法はラバーカップの利用です。しかし、ラバーカップを持っていなかったり「とにかくお金を使わないで何とか解消したい」「余計なことをしたくない」という気持ちも、やはりあるかもしれません。
そんな場合は、トイレットペーパーのつまりを放置して、少し様子を見るのもひとつの手です。
ただし、放置するのは3時間までにしましょう。
なぜなら、トイレットペーパーは溶けてなくなるわけではなく、水に入ると繊維がほぐれるだけだからです。
通常、トイレットペーパーは水に入れると、10分以内に限界までほぐれます。
安達地方広域行政組合がおこなった「500mlの水の中にトイレットペーパーを入れ、ほぐれ具合を調べる」という実験では、10分後と3時間後のほぐれ具合はほぼ変わりません。
実際に「トイレの内部でつまっている状況」では、トイレットペーパーの量や密度が異なるため、ほぐれるまでに上記の実験よりも時間がかかるでしょう。
ただし、3時間してつまりに変化がなければ、それ以上待っても解消しない可能性が高いです。ほぐれたトイレットペーパーは、繊維として水の中に残っているからです。
繊維も集まり、固まれば、固形物と同じになります。集まる繊維の量が多ければ、より大きな固形物になり、配管の中でつまってしまいます。
そのため、3時間で変化がなければ、配管の中でトイレットペーパーが大きな固形物のようになっている可能性があり、それ以上待っても解消しない可能性が高いです。
つまりを放置するのは3時間までにして、3時間を過ぎたらつまり解消のために別の行動をとるようにしましょう。
自分で解消できないときは【業者へ連絡】
3時間放置したり、ラバーカップを数回試したりしても解消できないときは、業者へ連絡しましょう。
なぜなら、すでにつまりは取れない状態になっているかもしれないからです。
ラバーカップは、正しく使えば数回動作を繰り返すことでつまりを解消できる道具です。
正しい使い方で数回試しても解消しなければ、次のことが考えられます。
・トイレットペーパーが圧力などで硬くなっている
・トイレットペーパーではない、水に溶けない異物がつまっている
ラバーカップは吸引力でつまりを解消する道具です。しかし、使い方を間違えると、便器に押しつける圧力により、つまりの原因を奥へ押し込んでしまいます。
トイレットペーパーのように水でほぐれるものも、圧力で硬くなります。
他にも、固形の異物が混ざっているのに気付かず、ラバーカップなどで圧力を加えてしまうと、以下のように状況が悪化するおそれがあります。
・固形物が便器の深いところに移動し、便器の取り外しが必要になる
・汚水管の中にまで移動してしまい、配管そのものを替えなければならなくなる
このような状態になると費用も時間も余計にかかってしまうため、自力での解消が難しければすぐに業者へ連絡しましょう。
ちなみに「ラバーカップを試してダメなら業者に電話する」というのは、公的機関やメーカーによる説明にも書かれています。
「どの業者を選べばいいかわからない」という方は、私たち生活110番にお電話ください。
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コールセンタースタッフがお客様に丁寧にお伺いしますので、状況をお話しいただければ大丈夫です。
「トイレ修理のことはよくわからない」という方も安心してご相談ください。