洗濯クローゼットの白いきれいなトイレ

トイレ詰まりの原因は節約テクにあった!?やってはいけないトイレのNGアクション

2023/03/05

トイレットペーパーの流しすぎでトイレがつまってしまった……これは不安になりますよね。トイレに行きたくなるのは生理現象ですからできるだけ早く解消したいし、なによりも2度と起こってほしくないことです。

そこで今回は、トイレ詰まりを起こさせないための予防方法をご紹介。

シェアリングテクノロジー株式会社が運営する、暮らしの中の「困った」「どうしよう」を解決するサービス「生活110番」に教えてもらいました。

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トイレットペーパー詰まりの対策

トイレットペーパーによる詰まりを防ぐ方法はふたつあります。

・ペーパーを一度に大量に流さない
・便器洗浄のときの水量を増やす

具体的にどのような方法か、解説していきます。

対策1:トイレットペーパーは一度に大量に流さない

トイレットペーパーは一度に大量に流さないようにしましょう。

なぜなら、ペーパーがかたまりになって水にほぐれない状況になってしまうからです。

以下は、TOTO株式会社による一度に流せるトイレットペーパーの分量の目安です。
※メーカーや製品、配管の設計状態や状況により変わります。

<一度に流れるトイレットペーパーの分量の目安>
■大洗浄
シングル:10mまで
ダブル:5mまで

■小洗浄
シングル:3mまで
ダブル:1.5mまで

■ECO小洗浄
大便やトイレットペーパーは流さない

このように、一度に流す量には目安があります。
これより多くなってしまうなら、下の方法を試してみてください。

ペーパーの分量を減らす3つの方法
・複数回に分けて流す
・使用量のルールを決める(例:手に3回巻いた分だけを折って使う)
・お子さんには、あらかじめ使う分だけ切り分けておく

3つの方法を使い、一度に大量に流さないようにしましょう。

対策2:便器洗浄の水量を増やす

洗浄のときの水量が少ないなら、今より増やしましょう。
水量が増えれば、トイレットペーパーを押し流す力も強くなるからです。

下のイラストは、

・トイレの水の流れ
・トイレットペーパーがつまるポイント

を描いたものです。

トイレットペーパーは赤丸の部分を超えて流れていかなければなりません。

赤丸の部分を押し流せる水量が必要であり、その水量はトイレットペーパーの量に応じて変えなければならないのです。

水量を増やす方法は状況により異なります。ここでは3つの状況について、水量を増やす方法を見ていきます。

節水モードになっている場合は解除・変更する
普通に使っていてもトイレットペーパーがつまってしまった方は、トイレの洗浄設定を見直してください。
洗浄設定が節水モードになっていたら、解除や変更をしましょう。

解除や変更の方法はメーカーごとに変わります。解除や変更ができるトイレなら、説明書やメーカーのサイトに解除方法の解説があります。

ご自宅でお使いのトイレのメーカーを調べてみて、解除や変更をしましょう。

タンクにペットボトルを入れるのをやめる
節水のためにトイレのタンクにペットボトルを入れていませんか?入れているなら取り出しましょう。

たしかにタンクにペットボトルを入れると水かさは増えますが、やめたほうがいいです。

理由は2つあります。

・洗浄時に水量不足になるおそれがある
・ペットボトルがタンク内の部品に当たり、水が溜まらなくなる可能性がある

タンク内の部品はそれぞれ作用しあっており、便器洗浄に必要な水量が流れるよう設計されています。

この中にペットボトルを入れてしまうと、便器洗浄に必要な水量が足りなくなるだけでなく、部品が機能しなくなる場合もあります。

タンクにおもりを入れて水量を増やす方法として「節水おもり」というグッズがあります。しかし、こちらも使用の際は洗浄水の水量不足に注意が必要です。

節水対策を見直して、タンク内の水量が適切になるようにしましょう。

大便を小洗浄で流すのはやめる
大便をしたときに小のボタンやレバーで流すのはやめましょう。
流せる分量を考えて、メーカーは大小それぞれに対する洗浄水量を決めています。

下記の表は、TOTO株式会社による「どのような使用状況で、どのボタンを使用するか」の説明です。
※メーカーや製品により異なります。

<使用状況に対する推奨ボタン>
■大洗浄
大便・トイレットペーパーを流すとき

■小洗浄
小便・少量のトイレットペーパーを流すとき

■ECO小洗浄
トイレットペーパーを使わない、男性の小便などを流すとき

つまりを繰り返すなら原因は異物や配管かも

つまりが何度も繰り返すときは、他の原因や配管の異常も考えられます。

・トイレットペーパーとは別の、水に溶けない異物が残っている
・配管の中がスムーズに流れない状態になっている

トイレットペーパーをつまらせたと思っていたけれど、じつは水に溶けない異物がつまっていることがあります。例えば、以下のような状況で異物をつまらせてしまうことがあります。

・おもちゃで遊んでいた子供が目を離したすきにトイレへ流してしまった
・水の流れるタイミングで異物を落とし、気付かずに流れてしまった
・トイレに流せると表記してあるものを、大量に流してしまった
・トイレに流せるものだと思っていたため流してしまった

以下イラストは「よくある流された異物」の例です。

「トイレに流せる」と表記してあるものでも、大量に流せばつまってしまいます。

また、以下の理由でもつまることがあります。

・商品によって流せるもの、流せないものがあると気付かず流してしまう
・「ティッシュは溶けそう」という思い込みで流してしまう

もうひとつの異常は「配管の中がスムーズに流れない状態に変化している」です。
例えば、

・長年の使用で配管に段差が生じた
・配管の傾き度合いが変化している

などです。

つまりの原因が

・水に溶けない異物
・配管の異常

のとき、ラバーカップでの解消はできません。つまりを繰り返すなら、確認のためにも一度業者へ連絡してみましょう。

まとめ

トイレットペーパーでトイレがつまったときに大事なのは、道具を買うにしても、電話をかけるにしても「早く行動すること」です。もとの日常が1分でも早く戻ってきて、安心して暮らせることが一番ですよ。

やはり自分では直すのが難しい……と感じる方は、私たち生活110番がご相談を承ります。

すぐに対応可能なトイレ修理のプロを無料でご紹介しますので、お電話やメールでご相談ください。

■教えてくれたのは・・・

生活110番

シェアリングテクノロジー株式会社が運営する、暮らしの中の「困った」「どうしよう」を解決するサービス。困りごとに合わせて 全国6,100社以上の提携業者の中から、利用者の希望の地域で対応できる専門業者を無料で紹介しています。また、WEBサイトでは生活のトラブル解決に役立つ情報を幅広く発信中。

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