家事は嫌いだけど家はキレイ!収納のプロが教える賃貸でも狭い家でもできる「家事をサボれる」テク5

2024/04/11

できるだけやりたくない、嫌いな家事はなんですか?ヌルつく排水口掃除、家じゅうのホコリ取り、汚れやすい水回り……。挙げたらキリがない死ぬほど嫌いな家事たち。罪悪感なしでサボれる方法、教えます!


<教えてくれた人>
整理収納アドバイザーsamiaさん(東北在住)
夫、長女の3人家族で、夫は単身赴任中。YouTube『samiaの片付け収納チャンネル』で片づけテクを公開『勝手に片付く部屋作り』(ワニブックス)。

今すぐできる素敵なくらしのアイデアを毎日発信中。お金の貯め方から、時短掃除、洗濯、料理作りなどの家事の知恵、...

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嫌いな家事はゼロにはできないから、思い切り手が抜ける家に!

samiaさんに「家事は嫌いですか?」と聞くと、「嫌いです」とキッパリ!でも家の中はどこも、家事が嫌いとは思えないほどスッキリ。

「家事はやりたくはないけど、やらないわけにはいかないし……。だから物の置き方を工夫して片づけがラクになるようにしたり、なるべく掃除しなくてすむように配置したり、最大限手を抜けるように考えました。いったん仕組みを作れば、後はな~んにも考えずに流れでできるのでサボり感も罪悪感もゼロで、キレイをキープ。浮いた時間は、自分のために使って、好きなことができるようになりました(笑)」。

【1】シンクのヌメヌメ掃除がイヤ~!1日1スポンジでストレスゼロに

「水回りの掃除が大嫌い。以前は排水口が汚れてから、専用のスポンジで掃除していました。強い洗剤を使うことやスポンジの除菌もストレスに。そこで1日1スポンジにして、掃除も全てそのスポンジを使うようにしたら、ストレスから解放されました!」。

ヌメヌメに触れることなく、キレイに!1日約10円でスポンジが常に清潔なのもうれしいです。

ラクしてシンクのキレイを保てる夜ルーティン

1 ニトリ「毎日とりかえキッチンスポンジ(30個入り)」を1日1個使う

コレを使うよ。

ニトリ「毎日とりかえキッチンスポンジ(30個入り)」

2 夜、手袋をはめる

3 スポンジでシンクを洗う(食器用洗剤でOK)

4 コンロの気になる部分だけゴシゴシ

5 排水口のカゴもささっと洗う(ネットは先に外して脇に)

6 スポンジと脇に置いた排水口ネットを握ってくるんと裏返し

生ゴミ入れに丸めてポイ。


夕飯の後片づけの流れで掃除が完了。ガシガシこすらなくても汚れが落ちます。使い捨ての手袋を使っていますが、最後に汚れた排水口ネットとスポンジを握ったまま、くるっとひっくり返すことで、一度もヌメヌメに触れることなくポイッと捨てられるのもポイントです。

【2】ホコリやネコの毛をいちいち取るのがイヤ~!家中に掃除道具を忍ばせたら激ラクに

「ネコがいるので落ちた毛を小まめに掃除しないとダメ。そこで部屋のあちこちに掃除道具をスタンバイ。一歩も動かず手に取れるから、気になった瞬間にキレイにでき、わざわざ掃除の時間をつくらなくていいんです」。

●テーブルの下こそ最高の掃除道具置き場

突っ張り棒とS字フックで掃除道具を掛けています。「テーブルの下なら目立たないし、座ったまま手に取れる最高の置き場所。ティッシュもテーブルの脇に、魔法のテープと呼ばれる両面テープで貼り付けています」。

ヤル気ゼロでもできる。

●見える所に置きたくないから、さりげな~い死角にそっと
1つの掃除道具を使い回すのではなく、ホコリや毛が気になる場所ごとに道具を配置。「実用的な掃除道具が、見える所に置いてあると、生活感が出てしまうので、死角に置くことが重要。鏡のモップは壁との隙間を見たときに、ココに置ける!とひらめきました。納戸は棚の奥を活用して使用頻度の低い掃除道具をIN」。

鏡の後ろに。

納戸の奥に。

デスクの脇に。

1つの部屋の中にもあちこちに配置!すぐ手に取れるので、気になった瞬間、ハイ、キレイ。

●床拭きはスリッパで"ながら"掃除

底面がモップになったスリッパを「楽天市場」で購入。歩きながら毛やホコリが取れます。掃除機が入りにくい隅っこも足を伸ばせばOK。底面だけ取り外して、洗濯機で洗えます。

洗濯機で洗える。

【3】汚れやすい水回りの道具を洗うのがイヤ~!道具自体をなくしたら、即解決

「三角コーナーや水切りかごなど、水回りの道具は汚れやすい!それを洗う手間もストレスなので、使うこと自体をやめました。ある物で代用してみたら、家事の時間が短縮できました」。

●水切りかごの代わりにティータオル

コットン100%で吸水性抜群のタオルは「ジョージ・ジェンセン」の物。大判で厚手なので食器をたくさん置いてもビチャビチャしません。乾きが速いので、乾かして1日に何回も使えます。


●ホーローの小さな鍋を三角コーナーの代わりに

「三角コーナーを洗うのが嫌いで、スタンド型の生ゴミ入れなど試行錯誤の末、たどり着いたのがコレ」。作業台の上に置いて使うと、水アカがつかず常に清潔。フタ付きなので、使わないときはフタをしてニオイをシャットアウト。

【4】トイレブラシはやめて泡スプレーをシュッ!

浴室用のカビ取り剤をスプレー後、数分放置して、後は普通に流すだけ。トイレブラシの面倒な管理がなくなりました。カビ取り剤なので気になるニオイも取れて一石二鳥。

【5】掃除をするとき、コード類をいちいちどかすのがイヤ~!何が何でも浮かしたら時短に

「床でとぐろを巻いてるコードを見ただけで、掃除する気力がなくなります。邪魔なコードは束ねて、留めて、浮かせます。掃除機がかけやすいだけでなく、ホコリも付きにくくて◎です」。


●100円均一のカーテンフックでコードをひとまとめ

カーテンタッセル用フックを家電のコードをまとめるのに活用。100円均一にコード用のフックもありますが、カーテン用の方が、大きめで巻き付けやすいんです。


●結束バンドで電源タップも浮かせたらスッキリ

電源タップが床置きされていると、どうしても配線がごちゃつくので、結束バンドを使って電源タップごとテレビ台に固定することに。掃除のしやすさも段違いです。



※本記事で紹介した商品はすべて私物です。商品が販売終了していたり、在庫切れになっている可能性もあります。

参照:『サンキュ!』2023年4月号「死ぬほど嫌いな家事を戦略的にサボる!」より。掲載している情報は2023年2月現在のものです。撮影/林ひろし 構成/岡部さつき(風讃社) 取材・文/村越克子 編集/サンキュ!編集部

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