タジン鍋は、モロッコ周辺で使われる伝統的な調理器具です。日本では2010年頃に大流行し、さまざまなメーカーのタジン鍋が登場しました。
この記事では、タジン鍋を使ってみたい人におすすめの使いやすいタジン鍋をご紹介。タジン鍋の仕組みやメリット、「ニトリで買えるのか?」ということもまとめているので、タジン鍋に興味のある人はぜひチェックしてください!

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タジン鍋とは?ニトリで買える?
タジンとは、アラビア語に由来する言葉。円錐形の伝統的な鍋そのものや、その鍋で作った料理を指します。タジン鍋の特徴やニトリでの取り扱いについて見ていきましょう。
タジン鍋の特徴
タジン鍋の特徴は、円錐形のフタが付いていることです。調理中の素材から出た水蒸気がフタに付着すると、斜面を伝って再び食材に戻ります。食材を蒸したり煮たりするときも多量の水を加える必要がありません。
また鍋本体とフタが一体となった設計は、熱の循環効率を高める上でも有益です。調理中の温度が変化しにくく、煮込みすぎ・蒸しすぎを防止できます。
ニトリでタジン鍋の取り扱いはナシ
タジン鍋は2010年頃に大流行した調理器具です。当時はニトリでも取り扱われていましたが、2025年現在では商品リストにはありません。
タジン鍋を使ってみたいと考える人は、ニトリ以外でコスパの良い商品を探してみましょう。
タジン鍋のメリット
タジン鍋が流行したのは、「健康に配慮できる」「おいしく調理できる」などのメリットがあるためです。タジン鍋で調理するメリットについてご紹介します。
油を使わずに調理できる
タジン鍋は食材に含まれる水分を引き出して調理します。油を使う必要がなく、料理全体のカロリーを抑制できるのがメリットです。
調理時の油が悪いわけではありませんが、摂取し過ぎると肥満の原因となります。ダイエット中の人・太りやすい体質の人にとっては、オイルオフで調理できるタジン鍋は魅力的です。
素材のうま味や栄養を逃がしにくい
タジン鍋は、鍋の内部で食材から出た水分を循環させます。水分には食材のうま味や栄養素も含まれており、加熱によるうま味・栄養素の消失を防げるのもうれしいポイントです。
またタジン鍋なら、水を使わずに調理できます。素材に含まれる水溶性のビタミンやミネラルが流出しにくく、水を使った調理よりもたくさんの栄養素を摂取することが可能です。
タジン鍋の選び方
タジン鍋を選ぶときは、サイズや素材・お手入れのしやすさなどをチェックしましょう。タジン鍋を選ぶとき、確認しておきたいポイントをご紹介します。
家庭の熱源にマッチした素材を選ぶ
タジン鍋を選ぶときは、家庭の熱源で使える素材を選ぶことが大切です。電子レンジで使えるものは少ないので、探すのが難しいかもしれません。
IHヒーターは電磁誘導という仕組みを使って鍋を温めるため、磁性を持たない素材は基本的に使えません。オール電化のご家庭は陶器や土鍋・アルミニウムのタジン鍋は避けましょう。ただし鍋の底面に鉄などを組み込んでいるものなら、IH対応のものがあります。
陶器や土鍋・アルミニウムのタジン鍋については、製品ごとにIH対応の可否をチェックしてください。
使用人数に合わせてサイズを選ぶ
タジン鍋を選ぶときは、使用人数分の調理ができるサイズを選びましょう。サイズと人数の目安は、以下の通りです。
▶1~2人用:直径20cm~
▶3~4人用:直径21〜24cm~
▶4人~:直径25cm~
タジン鍋は形状が独特であるため、想定以上に容量が小さい場合があります。サイズを検討するときは人数ちょうどに合わせるのではなく、やや大きめを選択するのがおすすめです。
収納性・お手入れのしやすさで選ぶ
タジン鍋は円錐形のフタが付いており、他の鍋と重ねるのが難しい形状です。購入前に収納スペースを確保できるかどうかをチェックしてみてください。
また陶器・土鍋のタジン鍋は焦げ付きやすく、お手入れに手間がかかることがあります。お手入れの手間を省くなら、フッ素加工済みの鍋がおすすめです。
またご家庭で食洗機を使用している場合は、食洗機に対応できるものを選ぶとお手入れの負担を軽減できます。
デザインで選ぶ
タジン鍋の収納が難しいときは、出しっぱなしでもおしゃれに見えるデザインを選びましょう。
例えばおしゃれなカラーリングのホーロー鍋は、暖かみがあり、北欧風やナチュラルテイストキッチンのアクセントにぴったり。このほか耐熱ガラスのタジン鍋は、キッチンのテイストを選ばないのでおすすめです。
ニトリ以外もチェック!おすすめのタジン鍋6選
ニトリにタジン鍋はありませんが、ニトリに負けないくらい良コスパのタジン鍋はあります。素材やサイズを吟味して、ご家庭にマッチしたタジン鍋を選びましょう。
人気の高い、おすすめのタジン鍋をご紹介します。
和平フレイズ|ディッパー IH対応 ガラス蓋タジン鍋 23cm
アルミニウム素材の鍋と耐熱ガラスのフタが1セットのタジン鍋。鍋の内側はフッ素加工が施してあり、汚れが付きにくい仕様です。フタのつまみはシリコン素材が使われているため、調理中に熱くなった鍋のフタも安全に持ち上げられます。
本体の底面にはステンレス鋼が取り付けられており、IHヒーターでの調理も可能です。タジン鍋のレシピも付いていて、さまざまな蒸し料理・焼料理・燻製料理にチャレンジできます。
▶サイズ:幅25.8×長さ25.8×高さ15.3cm
▶素材:アルミニウム(鍋)、耐熱ガラス(フタ)
▶IH対応:可
▶電子レンジ:不可
▶食洗機:不可
ストウブ|タジン鍋 28cm
■Amazonでの販売価格(2025年7月25日時点):23,544円
フランス・アルザス地方の老舗ホーローメーカー「ストウブ」のタジン鍋。耐久性に優れた3層ホーロー加工が施されており、耐久性・保温性が抜群です。食材の臭いが移りにくいという特徴もあり、1度購入すれば長く使用できます。
ホーロー素材のタジン鍋は暖かみがあって、ナチュラル系・北欧系のキッチンと好相性。一目で「ストウブ」と分かるデザインは、ちょっとしたパーティーに出してもおしゃれです。
▶サイズ:幅28×長さ28×高さ20cm
▶素材:ホーロー
▶IH対応:可
▶電子レンジ:不可
▶食洗機:不可
東洋セラミックス|有田焼 タジン鍋 21cm
■Amazonでの販売価格(2025年7月25日時点):4,400円
鮮やかなイエローカラー&唐草模様がおしゃれな、有田焼のタジン鍋。鍋部分は耐熱セラミックスが使われており、電子レンジでの使用も可能です。
タジン鍋の直径は21cmで、1~2人分の調理にぴったり。レシピブックが付いていて、野菜料理、煮物、焼き物、炒め物、デザートまで作れます。
▶サイズ:幅21×長さ21×高さ12cm
▶素材:耐熱セラミックス(鍋)、磁器(フタ)
▶IH対応:不可
▶電子レンジ:可
▶食洗機:不可
ハリオ|ふたがガラスのタジン鍋 オレンジ
■Yahoo!ショッピングでの販売価格(2025年7月25日時点):9,971円
日本の耐熱ガラスメーカー「ハリオ」のタジン鍋です。耐熱温度は350℃以上と高く、食材の水分とうま味をしっかりと引き出してくれます。
鍋部分は耐熱陶器が使われており、電子レンジ・IHヒーター・直火・オーブンでの調理が可能。食洗機OKなので、使用後のお手入れも簡単です。
▶サイズ:幅23.8×長さ23.8×高さ19.3cm
▶素材:耐熱陶器(鍋)、耐熱ガラス(フタ)
▶IH対応:可
▶電子レンジ:可
▶食洗機:可
シービージャパン|シリコン タジン鍋 20cm
ビタミンカラーのオレンジがかわいい、シリコン素材のタジン鍋。電子レンジでの調理に適しており、食材を入れてチンするだけでおいしい1品が完成します。
使わないときはフタを折りたためるため、収納もスムーズです。食洗機&乾燥機対応可なので、お手入れも簡単!毎日気軽に使えるタジン鍋を探しているご家庭におすすめです。
▶サイズ:幅24.8×長さ22.5×高さ16cm
▶素材:シリコン
▶IH対応:不可
▶電子レンジ:可
▶食洗機:可
池永鉄工|タジン鍋 26cm
■Amazonでの販売価格(2025年7月25日時点):7,500円
どっしりとした重みのある、鋳鉄製のタジン鍋。IHヒーターに対応しており、オール電化のご家庭でも使えます。
ホワイト×ブラックのデザインはシンプルで、キッチンのテイストを選びません。ちょっとしたおやつからメインディッシュまで幅広く使えるので、調理のバリエーションが増えそうです。
▶サイズ:幅25.8×長さ25.8×高さ15.3cm
▶素材:鋳鉄(鍋)、陶器(フタ)
▶IH対応:可
▶電子レンジ:不可
▶食洗機:不可
まとめ
タジン鍋は2010年頃に大ブームを巻き起こしたヘルシーな調理器具。モロッコ伝統の円錐形状により、食材のうま味や栄養たっぷりな料理を作れます。
ニトリでの取り扱いはありませんが、キッチン用品を扱っているお店ならタジン鍋を見つけることは難しくありません。このたびご紹介したタジン鍋も参考にしつつ、ご家庭で使いやすいタジン鍋を見つけてくださいね!