【家事編】サンキュ!的2017年トレンド振り返り&2018年トレンド予測

2017/12/29

2017年、主婦の間で流行っていたこと、編集部で話題になったことと、その背景を、サンキュ!編集長が振り返ってまとめてみました。家事編です!

2017年のキーワードは「やめる家事」「働きママ」「定番化」

「家事」はここ数年で最も変化が激しい分野だと感じます。「やめる」とか「やらない」と、堂々と言うなんて、5年前には考えられなかったこと。 実はそれが、今やトレンドなのです。忙しい主婦が増えて、もう一度「本当に家事にそこまで手間をかける必要があるのだろうか?」「手間をかけることが家族への愛情なのだろうか?」と立ち返る人が出てきたのだと思います。必要なことを効率よくこなして、空いた時間を家族と過ごしたり、自分の趣味に充てるなど有意義に使おうとする主婦が増えています。

働くママが増えて、家事はどう変わったか?

働くママが増えて、忙しい人が増えたから家事が効率化された…というのは事実ですが、これにはもう一面大きな効用がありました。最近、取材先で主婦の方が「日用品の減価償却」「家事のPDCA」と言ったビジネス用語で家事を語る場面に出会うのです。職場で日々「仕事の効率化」や「優先順位の確認」を必要とされているママたちが家に帰って、ふと家事を見渡したときに、同じことができるのではないか?と考えたことから、一気に効率化が進んだのではないかとも思われます。家族と分担する際にも、話が進みやすいのかもしれません。

日用品を定番化すると、効率がいい

小さな日用品(タオルとか、布巾とか、スポンジとか、菜箸とか…)のお気に入りを決めてリピートする人が増えています。安売りのものを適当に買って間に合わせるのではなく、使いやすさや見た目まで吟味して、納得のいく商品を多少高くても買う傾向があります。日々のルーティーンだからこそ好きなものを使ってモチベーションを上げたいというのと、そこで徹底的にこだわって「買い物」をすることで自分の物欲を効率よく満足させているという面があるように思えます。必ず使うものにこだわって「ちょっといいもの買っちゃった」という満足感を得る。家事上手は買い物上手でもあります。

2018年はメリハリ家事の時代に!?

効率化が進んでシンプルになった後は、その中でも好きな家事を丁寧に楽しむという流れが現れると思います。平日は片付けしかしないけれど、休日には床を磨いてみるとか、料理に凝ってみるなど。そぎ落とした結果、やっぱりここだけは手間をかけたいというところが見えてくるのではないでしょうか? 手間をかけたい場所は人それぞれで変わり、家事もメリハリと多様化の時代に入るのかもしれません。

ここ数年、変化の大きい「家事」ですが、大きな流れとしては「ラクに、楽しく、効率よく」です。これは嬉しい動きですよね。サンキュ!ではこれからも「ラクに、楽しく、効率よく」するための情報をどんどん提供していきたいと思います。

記事を書いたのは・・・

飯塚真希(サンキュ!編集長)

生活情報雑誌歴約20年。読者宅取材実績200件以上。元祖「冷蔵庫をあければその家の食費がわかる」編集者でもある。得意ジャンルは、インテリアとライフスタイル提案


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