【体の梅雨じたく】梅雨におきやすいむくみを予防するお茶3選
2023/06/03
梅雨じたくと聞くと部屋やクローゼットの除湿対策をイメージすることが多いと思います。
ですが、実は体のジメジメ対策も必要なんです。
梅雨はむくみやすく、体や心の重だるさを感じやすい時期。
今回は、看護師・薬膳師などの資格をもつ薬膳ナースけいこさんに、むくみを予防してくれる梅雨じたくを教えてもらいました。
ジメジメした梅雨も快適に過ごしましょう。
梅雨にむくみやすいのはなぜ?
梅雨にむくみやすい理由は多々あるのですが、代表的なものは以下の3つです。
1 皮膚から水分を出す力がダウンする
外部の湿度が高くなると皮膚表面の汗が蒸発しにくくなります。その結果、皮膚から余分な水分を体外に出せずむくみやすくなります。
2 自律神経の乱れ
梅雨になると気圧が下がる日が増えます。そうすると自律神経が乱れやすくなり血液、リンパ液を巡らせる力がダウンして体内に水分がたまるため、むくみやすくなります。
3 運動不足
雨天が続くと屋外に出る機会が減少して運動不足になりがちです。運動不足も血液やリンパ液を巡らせる力がダウンします。その結果体内の余分な水分や老廃物が体外に出にくくなりむくみやすくなります。
むくみを予防するお茶1:あずき茶
あずき茶は水分代謝を高める機能があり、体の中の余分な水分を尿として体外に出してくれます。
また、疲れるとむくむという方も多いと思いますが、あずき茶に含まれるビタミンB1には疲労回復効果があります。体の疲れで水分代謝が弱っている際にも効果的です。
あずきを煮だして自家製あずき茶を作っても良いですが、ペットボトルやティーバッグ、粉末状のものも市販されています。
むくみを予防するお茶2:とうもろこし茶
とうもろこし茶も利尿作用が高いお茶の代表格です。特に下半身のむくみや重だるさが気になる時にオススメです。
とうもろこしの中でも特に利尿作用の高い部位が「ヒゲ」です。漢方薬の原料になるほど効果が高いんですよ。
とうもろこしのヒゲを乾燥させて茶色くなるまで炒れば自家製のお茶が作れますが、ペットボトルやティーバッグも市販されています。
とうもろこしの香りと甘みが味わえて美味しいですよ。
むくみを予防するお茶3:ハトムギ茶
誰でも1度は飲んだことがあるのではないかと思うほどお馴染みのお茶ハトムギ茶。
ハトムギ茶も利尿作用の高いお茶です。
さらに嬉しいのはターンオーバーを促してシミ、そばかすを予防する点です。
日差しが気になる季節に向けて、むくみケアと美肌ケアが同時にできます。
お茶でむくみ予防をする際の注意点
水分を出す力が弱っている時に、いつもより多く水分を摂ると、むくみがひどくなってしまいます。
いつものお茶に追加して飲むのではなく、いつも飲んでいるお茶を気に入ったむくみ予防のお茶に替えたり、水分補給の際に何度かむくみ予防のお茶を取り入れるなどして、飲み過ぎにならないようにしましょう。
また、体の冷えもむくみの原因になるので、温かい温度または常温で飲むのがオススメです。
ジメジメした梅雨の季節、お茶の選び方をひと工夫して、むくみの不快なく快適に過ごしましょう。
■執筆/薬膳ナースけいこ…薬膳師/看護師/経絡ヨガ指導者/薬膳茶エバンジェリスト。知って活用、暮らしに溶け込む健康づくりをテーマに情報を発信中。
編集/サンキュ!編集部
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