夏に首、デコルテのシワが増える人の老け習慣
2024/06/24
女性の年齢は首に出るといわれることがあるほど、首、デコルテの肌質の変化は「老け感」を感じさせますよね。シワやたるみ、キメの粗いカサカサの肌にならないように予防、ケアしたいところですが、日差しの強い季節は首、デコルテが老けやすくなる要注意シーズンでもあります。
今回は、首、デコルテを若々しく保つ生活習慣のコツを、看護師・薬膳師としての知識を活かした記事を得意とするライターの薬膳ナースけいこさんに教えてもらいました。
ブヨブヨ首たるみ習慣
首がたるんでシワが余計に目立つ…という状況、見たことありませんか?
実は首の皮膚は顔の皮膚よりも薄く、たるみやすい性質があります。さらに、首の筋肉は重い頭を支えている割には細く、年齢を重ねて衰えると首の皮膚をピンと張る力が弱ってきます。また、水の巡りが悪くなって、首や顔がむくみやすくなることも、たるんだ印象の原因のひとつです。暑い季節は適切に水分をとることが大切ですが、ついつい飲み過ぎてしまいがちですよね。
首のたるみを防ぐために、
・顔を斜め上に向けて大きく「イ」の口をする
・首を傾けてストレッチをする
・過剰に水分をとらない
などを心がけましょう。
シワくっきり習慣
首に横シワができたり、シワが深くなる理由は、長時間または、頻繁にうつむく姿勢でいることです。首、デコルテの皮膚が圧迫されてシワができやすく、深くなりやすい状況になります。
睡眠時に使う枕が高いと、シワの原因になることはよく知られています。普段使っている枕は注意していたとしても、出先ではどうでしょう。旅行先、出張先の枕が高くて、外泊した時に撮った写真は首、デコルテのシワが深いといったことはありませんか?夏は旅行やレジャーを楽しむ機会が多い時季です。出先の枕が高ければ、バスタオルなどを代用品として使って高さを調節してみましょう。
また、パソコン、スマホなどのディスプレイを見る時や読書中の姿勢も、首やデコルテのシワの原因になります。顎を引いた前傾姿勢はできるだけ避けましょう。
キメの粗いカサカサ習慣
首、デコルテの肌の質感も老けた印象の大きな要素です。日差しの強い時期のスキンケアと言えば「紫外線対策」です。首、デコルテは紫外線にさらされることの多い部分。ですが、顔に塗った日焼け止めの残りを、首に塗っているということはありませんか?
首の皮膚はデリケートなため、顔と同様の手厚いケアが必要です。化粧水やクリームで潤いを与える必要がありますし、日焼け止めも首の後ろ側も忘れずにたっぷり塗るようにしましょう。
日差しの強い季節、首やデコルテのケアを強化して、年齢を感じさせない肌でいたいですね。
■執筆/薬膳ナースけいこ…薬膳師/看護師/経絡ヨガ指導者/薬膳茶エバンジェリスト。知って活用、暮らしに溶け込む健康づくりをテーマに情報を発信中。Instagramは@keiko89zen。
編集/サンキュ!編集部