クリスマス 薬膳

薬膳師がおすすめ!クリスマスチキンで温活&骨を使った滋養満点スープ

2025/12/12

イルミネーションがきれいな季節。「手足が冷える」「翌朝だるい」「食べすぎて胃が重い」そんな声を、よく聞くようになります。
実はこの時期は、寒さ・忙しさ・ごちそうの重さが同時に押し寄せ、体力や体を温める力が不足しやすくなるんです。

そこで今年のクリスマスにおすすめしたいのが、薬膳の知恵を応用してチキンを活用する健康術。 食べ方を少し変えるだけで、冷えにくく、胃が軽く、翌朝すっきり過ごせるようになる…そんな方法を看護師で薬膳師の薬膳ナースけいこがお伝えします。

サンキュ!STYLEライター。大人女子が疲れにくい体と心で生きていくために東洋医学、西洋医学、脳と心の仕組み...

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クリスマスにチキンを食べるメリットはたくさん!

クリスマス 薬膳
出典:写真AC

冬は気温が低く、冷えやすいだけでなく、 仕事・家事・年末の予定で疲れが溜まり、体力が落ちます。
さらにクリスマスは、スイーツやクリーム系の料理、揚げ物 など、冷やす・重い・油が多い食事が増えるため、胃腸の働きが鈍り、翌朝のだるさやむくみにつながるんです。

実は、チキンは薬膳で「エネルギーを補う(補気)」、さらに「体を温める力を補う(補陽)」食材として高く評価されています。牛肉・豚肉より消化の負担が少なく、 疲れていても受け入れやすいのが特徴です。

特におすすめなのが 骨付きチキン。 骨の周りにはアミノ酸やコラーゲンが豊富で、 胃腸をケアし、冷えにくい体作りを助けてくれます。

クリスマスにチキンを食べるのは、実は冬の体にとても合った食習慣と言えるのです。

骨付きチキンで「温めスープ」捨てずに二度おいしい

クリスマス 薬膳
出典:写真AC

ローストチキンを楽しんだあとの「骨」は実は宝物。 捨ててしまうのはもったいないんです。鍋に水と骨を入れてコトコト煮るだけで、胃腸に優しい温めスープが完成します。

ここに
・生姜(体を温め、巡りを良くする)
・ネギ(冷えに効く)
・ナツメ(血と気を補い、疲労回復が期待できる)
など好きな具材を加えるだけで、参鶏湯(サムゲタン)風の薬膳スープに変わります。

忙しくなる年末こそ、 体をいたわりながら美味しく食べられる一品。ぜひ試してみてくださいね。

胃もたれしない!クリスマスの薬膳つけ合わせ3つ

クリスマス 薬膳
出典:写真AC

チキン自体は重くありませんが、クリスマスは「こってり料理」が集まりやすい日。
消化を助けるつけ合わせをプラスするだけで翌日の体調が変わりますよ。

1.生姜×レモンのキャロットラペ

さわやかなレモンの香りが巡りを良くし、こってりな油をスッキリ分解してくれます。

2.リンゴ×セロリのサラダ

暖房などでこもった体内の余分な熱と、翌日のだるさや胃もたれの原因となる湿気をとり、胃腸の働きを助けてくれます。

3.ブロッコリーのにんにく蒸し

エネルギーを補い、巡りも良くするので、消化に使う体力を補います。年末のお疲れにもおすすめです。
「食べすぎる日こそ、つけ合わせで調整する」が薬膳の基本なんですよ。

年に一度の特別な日。
「こってり料理を我慢する」より、「どう食べると体が楽か」を知ることも健康的な過ごし方です。

ぜひ今年のクリスマスは、 体が喜ぶ食べ方を取り入れてみてくださいね。

■執筆/薬膳ナースけいこ
大人女子が疲れにくい体と心で生きていくために東洋医学、西洋医学、脳と心の仕組みを使った暮らしに溶け込む健康習慣を発信。看護師、薬膳師として25年以上の実践経験を持ち令和元年生まれの息子を子育て中のママでもある。
Instagramは@keiko89zen

編集/サンキュ!編集部

 
 

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