冬になると「胃腸が弱る」「便秘ぎみになる」「甘いものが止まらない」「朝のだるさが抜けない」こんな悩みを感じていませんか?
実はそれ、寒さで消化力が落ちたり、体の巡りも弱くなっているサイン。特に40〜50代の女性は、ホルモンバランスの変化も重なり、冬の不調が表れやすいんです。
そんなとき、薬膳的にぜひ味方につけたいのが「りんご」。
りんごは「冬の養生フルーツ」とも言われるほど、胃腸ケア・疲労回復・乾燥対策に優れた食材です。生でも加熱でも使いやすく、誰でも気軽に取り入れられる万能アイテムなんですよ。
今回は、りんごの底力を、看護師で薬膳師の薬膳ナースけいこが薬膳の視点からわかりやすく解説します。
冬の不調にりんごが効く3つの理由
胃腸を整え、疲れにくい体へ
薬膳では、りんごの自然な甘味は消化力を補う働きがあると考えます。冬は冷えで胃腸が弱りやすく、食後の眠気、胃の重さ、そして疲れやすさにつながりがち。
りんごは優しく消化の働きを助けてくれるので、食べすぎ・飲みすぎの回復にも役立ちます。
潤いを補い、喉・腸のトラブル予防
乾燥する冬は、肺や大腸のトラブルが増える季節。りんごには潤いを補う力があり、喉のイガイガや空咳、便秘を和らげる効果が期待できます。
また、りんごに含まれている食物繊維が腸内環境も整え、肌荒れ対策にもなるんですよ。
血糖値が乱れにくい自然な甘み
40代以降は、ちょっとした甘いもので血糖値が乱れやすく、眠気やだるさにつながることも。
その点、りんごは糖質の吸収が穏やかで、間食としても優秀です。「甘いものを減らしたいけど、我慢は嫌」という人の味方になります。
健康効果がUPする食べ合わせは?
りんご とシナモン
体を内側から温め、血糖値の急上昇を抑える組み合わせです。焼きりんごにひと振りするだけで、冬の冷え対策にもなりますよ。
りんごと生姜
胃腸の動きを高め、冷えと胃もたれを同時にケアできます。 紅茶にすりおろしたりんごと生姜を加えたホットジンジャーアップルティーは、寒い朝にぴったり。
りんごとくるみ
りんごの潤い補給と、噛むことで満足感がアップできるくるみの組み合わせは、間食にもおすすめです。脳疲労にもよいとされ、午後のエネルギー補給、パフォーマンスアップにぴったりです。
パンケーキのトッピングにすると合わせやすいですよ。
りんごとヨーグルト
腸ケアの王道コンビ。便秘や乾燥肌が気になるときにおすすめです。冷えがある人は加熱したりんごやシナモンパウダーを混ぜることで体が冷えにくくなります。
気をつけたいポイント
生のりんごはやや体を冷やす性質があります。冷えが強い人は、生のりんごを大量に食べるとさらに体を冷やすことがあるので、たくさん食べたい時は加熱しましょう。
また、市販のりんごジュースは砂糖などが加えられていることもあり、血糖値が急上昇することもあります。果物そのものを食べるのがおすすめです。
りんごは「冬の不調」をケアできる優秀な薬膳果物。 生のシャキッと感、焼きりんごの甘み、どちらの味わいも魅力的ですよね。
さらに、シナモン・生姜・くるみなどを組み合わせることで、冷え、便秘、疲れ、血糖値の乱れに一段と効果的です。ぜひ日々の習慣に取り入れてみてくださいね。
■執筆/薬膳ナースけいこ
大人女子が疲れにくい体と心で生きていくために東洋医学、西洋医学、脳と心の仕組みを使った暮らしに溶け込む健康習慣を発信。看護師、薬膳師として25年以上の実践経験を持ち令和元年生まれの息子を子育て中のママでもある。
Instagramは「@keiko89zen」。
編集/サンキュ!編集部